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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024178736
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-25
出願番号
2023097107
出願日
2023-06-13
発明の名称
薬剤監査支援システム及び薬剤監査支援装置
出願人
沖電気工業株式会社
代理人
個人
主分類
A61J
3/00 20060101AFI20241218BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】監査結果に対する信頼性を高め得るようにする。
【解決手段】薬剤監査支援装置1は、監査処理の後の監査結果表示処理において、監査結果画面SC5の分包袋情報欄FB5に各分包袋110に関する情報を表示する。このとき薬剤監査支援装置1は、各分包袋110の監査状態及び分包袋画像PBに加えて、該分包袋画像PBから切り出した各薬剤画像PMを種類毎に分けて表示し、それぞれの種類別薬剤数と、これらを合計した薬剤総数とを合わせて表示することにより、これらをユーザに視認させることができる。これにより薬剤監査支援装置1は、ユーザに対し、鑑別状態に加えて当該鑑別状態を決定する過程で利用された種々の情報についても視覚的に確認させ、当該鑑別状態の妥当性を容易に認識させると共に、追加的に行う作業に要する時間や労力を十分に抑えることができる。
【選択図】図22
特許請求の範囲
【請求項1】
1種類又は複数種類の薬剤が1個又は複数個収納された分包袋を複数撮影し、前記分包袋ごとに分包袋画像を生成する撮影部と、
前記分包袋画像から個別の前記薬剤を表す部分である薬剤画像をそれぞれ切り出し、当該薬剤画像それぞれについて前記種類を判定し、前記分包袋画像毎に、当該分包袋画像に含まれる前記薬剤画像の総数である薬剤総数と前記種類毎の前記薬剤画像の数である種類別薬剤数とをそれぞれ集計する解析処理部と、
複数の前記分包袋から基準となる基準分包袋を設定すると共に、該基準分包袋以外の前記分包袋を比較対象分包袋に設定する監査処理部と、
前記薬剤画像を表示部に表示するよう制御する表示処理部と
を具え、
前記表示処理部は、前記基準分包袋の前記分包袋画像に含まれる前記薬剤画像と、前記比較対象分包袋の前記分包袋画像に含まれる前記薬剤画像とを、前記種類毎に対応付けて前記表示部に表示すると共に、前記基準分包袋及び前記比較対象分包袋の各々について、前記薬剤総数と前記種類別薬剤数とを、前記表示部に表示する
ことを特徴とする薬剤監査支援システム。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記表示処理部は、前記基準分包袋とそれぞれの前記比較対象分包袋との間で、前記薬剤総数及び前記種類別薬剤数を比較し、一致しなかった前記比較対象分包袋における当該薬剤総数及び当該種類別薬剤数を、一致した場合と異なる手法により表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の薬剤監査支援システム。
【請求項3】
前記表示処理部は、前記基準分包袋及びそれぞれの前記比較対象分包袋について、前記薬剤画像と対応付けて前記分包袋画像を前記表示部に表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の薬剤監査支援システム。
【請求項4】
ユーザの操作を受け付ける操作部
をさらに具え、
前記監査処理部は、前記ユーザから前記操作部を介して選択された前記分包袋を前記基準分包袋として設定する
ことを特徴とする請求項1に記載の薬剤監査支援システム。
【請求項5】
前記監査処理部は、前記比較対象分包袋に関し、前記基準分包袋との間で前記薬剤総数及び各前記種類別薬剤数の比較結果を基に監査状態を決定し、
前記表示処理部は、前記比較対象分包袋の前記薬剤画像と対応付けて前記監査状態を表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の薬剤監査支援システム。
【請求項6】
ユーザの操作を受け付ける操作部
をさらに具え、
前記監査処理部は、前記基準分包袋との間で前記薬剤総数及び各前記種類別薬剤数のうち少なくとも1個が一致しなかった前記比較対象分包袋の前記監査状態を、前記ユーザによる確認を必要とする要確認状態に決定し、
前記表示処理部は、前記監査状態が前記要確認状態である前記比較対象分包袋について、前記ユーザから前記操作部を介して当該監査状態を前記要確認状態から他の状態に変更する操作を受け付ける
ことを特徴とする請求項5に記載の薬剤監査支援システム。
【請求項7】
前記表示処理部により前記表示部に前記薬剤画像、前記薬剤総数及び前記種類別薬剤数が表示された状態において、前記監査処理部は、前記ユーザから前記操作部を介して当該監査状態を前記要確認状態から他の状態に変更する操作を受け付ける
ことを特徴とする請求項6に記載の薬剤監査支援システム。
【請求項8】
前記解析処理部は、前記薬剤画像に基づいた、大きさ及び/又は形状に関する判定結果を基に、当該薬剤画像の前記種類を判定する
ことを特徴とする請求項1に記載の薬剤監査支援システム。
【請求項9】
前記監査処理部は、前記基準分包袋とそれぞれの前記比較対象分包袋との間で、前記薬剤総数及び各前記種類別薬剤数を比較し、前記薬剤総数及び前記種類別薬剤数の少なくとも1個が一致しなかった前記比較対象分包袋を要確認分包袋とし、
前記表示処理部は、前記基準分包袋及び前記要確認分包袋について、前記薬剤画像、前記薬剤総数及び前記種類別薬剤数を、前記表示部に表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の薬剤監査支援システム。
【請求項10】
前記分包袋は、複数が相互に連続的に接続されることにより分包袋連続体を構成し、
前記撮影部は、前記分包袋連続体を構成するそれぞれの前記分包袋をそれぞれ撮影し、それぞれの前記分包袋画像を生成する
ことを特徴とする請求項1に記載の薬剤監査支援システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は薬剤監査支援システム及び薬剤監査支援装置に関し、例えば複数個の薬剤が収納され一包化された分包袋の監査を支援する場合に適用して好適なものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、1回の服用機会に複数種類の薬剤を服用する患者のために、予め当該薬剤を1個の分包袋に収納しておく一包化を行うことにより、当該患者が服用時に処方箋に記載された薬剤の種類や数量に基づき服用する薬剤を準備する負担の軽減が図られている。
【0003】
この一包化を行う場合、患者に薬剤を提供する薬剤師等は、医師の処方に従って薬剤を調剤すると共に、各分包袋に薬剤が適切に収納されていることを確認してから、当該分包袋を患者に渡す必要がある。しかし、各分包袋に収納されている多種多様な薬剤を薬剤師等が確認するには、多大な労力を要する。
【0004】
そこで、薬剤監査支援装置として、分包袋を搬送しながら該分包袋を撮影して画像を生成し、当該画像の解析結果に基づいた表示等を行う薬剤監査支援装置が提案されている。このような薬剤監査支援装置では、撮影された画像から各薬剤の画像を抽出し、当該抽出した画像が処方箋に記載された薬剤と一致するか否かを判定し、画面等により判定結果を通知するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-18230号公報(図3等)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、かかる構成の薬剤監査支援装置では、各分包袋の判定結果として、例えば「正しい」、「正しくない」、「不足」、或いは「余分」といった情報が通知されるものの、このような判定結果が得られた理由や過程についてまでは通知されない。
【0007】
また、画像を基に薬剤の判定処理を行う場合には、各分包袋における各薬剤の状態の影響を受けることや、解析処理の精度が必ずしも十分でないことがあるため、正しい判定結果が得られず、判定結果が誤判定である恐れがある。このため、上述した薬剤監査支援装置を使用する薬剤師等は、通知された判定結果を必ずしも信頼することができず、また通知された判定結果から誤判定の理由を判断することが困難であるため、分包袋を目視確認する等の手間を要する、という問題があった。
【0008】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、監査結果に対する信頼性を高め得る薬剤監査支援システム及び薬剤監査支援装置を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
かかる課題を解決するため本発明の薬剤監査支援システムにおいては、1種類又は複数種類の薬剤が1個又は複数個収納された分包袋を複数撮影し、分包袋ごとに分包袋画像を生成する撮影部と、分包袋画像から個別の薬剤を表す部分である薬剤画像をそれぞれ切り出し、当該薬剤画像それぞれについて種類を判定し、分包袋画像毎に、当該分包袋画像に含まれる薬剤画像の総数である薬剤総数と種類毎の薬剤画像の数である種類別薬剤数とをそれぞれ集計する解析処理部と、複数の分包袋から基準となる基準分包袋を設定すると共に、該基準分包袋以外の分包袋を比較対象分包袋に設定する監査処理部と、薬剤画像を表示部に表示するよう制御する表示処理部とを設け、表示処理部は、基準分包袋の分包袋画像に含まれる薬剤画像と、比較対象分包袋の分包袋画像に含まれる薬剤画像とを、種類毎に対応付けて表示部に表示すると共に、基準分包袋及び比較対象分包袋の各々について、薬剤総数と種類別薬剤数とを、表示部に表示するようにした。
【0010】
また本発明の薬剤監査支援装置においては、1種類又は複数種類の薬剤が1個又は複数個収納された分包袋を複数撮影し、分包袋ごとに分包袋画像を生成する撮影部と、分包袋画像から個別の薬剤を表す部分である薬剤画像をそれぞれ切り出し、当該薬剤画像それぞれについて種類を判定し、分包袋画像毎に、当該分包袋画像に含まれる薬剤画像の総数である薬剤総数と種類毎の薬剤画像の数である種類別薬剤数とをそれぞれ集計する解析処理部と、複数の分包袋から基準となる基準分包袋を設定すると共に、該基準分包袋以外の分包袋を比較対象分包袋に設定する監査処理部と、情報を表示する表示部と、薬剤画像を表示部に表示するよう制御する表示処理部とを設け、表示処理部は、基準分包袋の分包袋画像に含まれる薬剤画像と、比較対象分包袋の分包袋画像に含まれる薬剤画像とを、種類毎に対応付けて表示部に表示すると共に、基準分包袋及び比較対象分包袋の各々について、薬剤総数と種類別薬剤数とを、表示部に表示するようにした。
(【0011】以降は省略されています)
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