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公開番号2024178721
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-25
出願番号2023097089
出願日2023-06-13
発明の名称表示装置
出願人株式会社ジャパンディスプレイ
代理人弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類G02B 27/02 20060101AFI20241218BHJP(光学)
要約【課題】表示品位の低下を抑制できる表示装置を提供する。
【解決手段】一実施形態によれば、表示装置は、直線偏光の表示光を出射するように構成された表示素子と、前記表示素子に重なる第1位相差板と、前記表示素子及び前記第1位相差板に重なり、レンズ作用を有する光学素子と、前記光学素子に重なる第2位相差板と、前記第2位相差板に対して空気層を介して重なり、前記第2位相差板に対して相対回転可能な反射型偏光板と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
直線偏光の表示光を出射するように構成された表示素子と、
前記表示素子に重なる第1位相差板と、
前記表示素子及び前記第1位相差板に重なり、レンズ作用を有する光学素子と、
前記光学素子に重なる第2位相差板と、
前記第2位相差板に対して空気層を介して重なり、前記第2位相差板に対して相対回転可能な反射型偏光板と、
を備える、表示装置。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記第1位相差板及び前記第2位相差板は、1/4波長板であり、
前記反射型偏光板は、第1直線偏光を反射し、前記第1直線偏光と異なる第2直線偏光を透過するように構成されている、請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記表示素子は、照明装置と、前記照明装置と前記第1位相差板との間に配置された液晶パネルと、前記照明装置と前記液晶パネルとの間に配置された第1偏光板と、前記液晶パネルと前記第1位相差板との間に配置された第2偏光板と、を備える、請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
前記光学素子は、ホログラフィック光学素子であり、前記反射型偏光板で反射された光を前記反射型偏光板に向けて反射するように構成されている、請求項1に記載の表示装置。
【請求項5】
前記光学素子は、前記第2位相差板と向かい合う側が凹状に形成された半透過層であり、前記反射型偏光板で反射された光を前記反射型偏光板に向けて反射するように構成されている、請求項1に記載の表示装置。
【請求項6】
さらに、前記光学素子及び第2位相差板が配置される第1透明支持体と、
前記反射型偏光板が配置される第2透明支持体と、を備える、請求項1に記載の表示装置。
【請求項7】
前記第1位相差板、前記第2位相差板、及び、前記反射型偏光板は、それぞれ反射防止層で覆われている、請求項1に記載の表示装置。
【請求項8】
さらに、前記第1透明支持体または前記第2透明支持体の回転角度を調整する調整機構を備える、請求項6に記載の表示装置。
【請求項9】
前記第1透明支持体または前記第2透明支持体は、円形に形成され、
前記調整機構は、前記第1透明支持体または前記第2透明支持体の中心を回転軸として回転させるように構成されている、請求項8に記載の表示装置。
【請求項10】
前記調整機構は、前記第1透明支持体または前記第2透明支持体の外縁に接する固定点を回転軸として回転させるように構成されている、請求項8に記載の表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、表示装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年では、ユーザの頭部に装着されるヘッドマウントディスプレイを用いて、例えば仮想現実(VR:VirtualReality)を提供する技術が注目されている。ヘッドマウントディスプレイは、ユーザの眼前に設けられたディスプレイに画像が表示されるように構成されている。これにより、ヘッドマウントディスプレイを装着したユーザは、臨場感のある仮想現実空間を体験することができる。
このような表示装置において、表示品位を改善する観点で、不所望な反射光に起因した迷光の低減が要望されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-148655号公報
特開2013-167779号公報
特開2009-54305号公報
特開平9-105928号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
実施形態の目的は、表示品位の低下を抑制できる表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施形態によれば、表示装置は、
直線偏光の表示光を出射するように構成された表示素子と、前記表示素子に重なる第1位相差板と、前記表示素子及び前記第1位相差板に重なり、レンズ作用を有する光学素子と、前記光学素子に重なる第2位相差板と、前記第2位相差板に対して空気層を介して重なり、前記第2位相差板に対して相対回転可能な反射型偏光板と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、本実施形態の表示装置DSPを適用したメガネ1の外観の一例を示す斜視図である。
図2は、図1に示した表示装置DSPの一構成例を示す図である。
図3は、図2に示した表示装置DSPに適用可能な表示素子DEの一構成例を示す図である。
図4は、図2に示した表示装置DSPの光学作用を説明するための図である。
図5は、第1軸角度θ1及び第2軸角度θ2を説明するための図である。
図6は、第2透明支持体BS2の回転角度を調整する調整機構3の一構成例を示す図である。
図7は、第2透明支持体BS2の回転角度を調整する調整機構3の他の構成例を示す図である。
図8は、図2に示した表示装置DSPに含まれる界面での反射光を説明するための図である。
図9は、比較例としての表示装置DSPに含まれる界面での反射光を説明するための図である。
図10は、図1に示した表示装置DSPの他の構成例を示す図である。
図11は、図1に示した表示装置DSPの他の構成例を示す図である。
図12は、シミュレーション結果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、開示はあくまで一例に過ぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同一又は類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する詳細な説明を適宜省略することがある。
【0008】
なお、図面には、必要に応じて理解を容易にするために、互いに直交するX軸、Y軸、及び、Z軸を記載する。X軸に沿った方向を第1方向Xと称し、Y軸に沿った方向を第2方向Yと称し、Z軸に沿った方向を第3方向Zと称する。X軸、Y軸、及び、Z軸は、90°以外の角度で交差していてもよい。X軸及びY軸によって規定される面をX-Y平面と称し、X-Y平面を見ることを平面視という。
【0009】
図1は、本実施形態の表示装置DSPを適用したメガネ1の外観の一例を示す斜視図である。
メガネ1は、例えば、右眼用の表示装置DSPRと、左眼用の表示装置DSPLと、を備えている。表示装置DSPR、DSPLは、第2方向Yに並んでいる。このようなメガネ1は、例えば、仮想現実を提供する用途、拡張現実を提供する用途などに利用することができる。
表示装置DSPR、DSPLは、実質的に同一構成であり、以下、単に表示装置DSPとして説明する。
【0010】
図2は、図1に示した表示装置DSPの一構成例を示す図である。
(【0011】以降は省略されています)

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