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公開番号2024177500
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2024176062,2023085132
出願日2024-10-07,2023-05-24
発明の名称イチゴの水耕栽培における花芽誘導方法
出願人株式会社エコタイプ次世代植物工場,株式会社いちご研究室
代理人弁理士法人いしい特許事務所
主分類A01G 22/05 20180101AFI20241212BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】イチゴの水耕栽培において花芽形成を効果的に誘導する花芽誘導方法を提供する。
【解決手段】少なくとも子葉が展葉して以降のイチゴ苗に対して、400~500nmの波長域にピーク波長を有する青色光および300~400nmの波長域にピーク波長を有する近紫外光の照射と水道水の供給とを行って、前記イチゴ苗内に活性酸素を発生させて酸化ストレスを加えることによって、前記イチゴ苗を栄養成長から生殖成長に傾けて花芽形成を誘導する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも子葉が展葉して以降のイチゴ苗に対して、400~500nmの波長域にピーク波長を有する青色光および300~400nmの波長域にピーク波長を有する近紫外光の照射と水道水の供給とを行って、前記イチゴ苗内に活性酸素を発生させて酸化ストレスを加えることによって、前記イチゴ苗を栄養成長から生殖成長に傾けて花芽形成を誘導する、
イチゴの水耕栽培における花芽誘導方法。
続きを表示(約 89 文字)【請求項2】
前記青色光および前記近紫外光は、前記イチゴ苗に対して2~4日連続して照射される、
請求項1に記載したイチゴの水耕栽培における花芽誘導方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、イチゴの水耕栽培において花芽形成を誘導する方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、人工光を利用して植物の成長を調節(制御あるいは促進)する技術が取り入れられた植物栽培が行われている。例えば、下記特許文献1には、生育中の植物に対して特定の出力波長と特定の光量子束密度を有する青色光からなる人工光を照射する植物栽培方法が記載されており、この方法によって植物の花芽形成を促進することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-258389号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、例えばイチゴやランのように、温度、光、養分等の影響を受けやすく生育が難しい植物に対して上記のような従来技術を用いた場合、植物に人工光を長時間照射する必要があった。すなわち、花芽形成を誘導させる処理に必要な時間が長く、人工光等に必要な電力量も膨大であった。その上、成った花実は小さく、実の糖度も低い場合が多い傾向にあった。
【0005】
より付加価値の高い植物の栽培が求められている現状において、花芽形成を促進して花実数を増やし、かつ、品質の良い植物を生育することは、生産者の収量や利益が向上するだけでなく、消費者に対して時期を問わずに高品質な植物(花実)を提供できるというメリットがある。
【0006】
本発明は、上記のような現状を検討して改善を施した植物栽培方法を提供することを技術的課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るイチゴの水耕栽培における花芽誘導方法は、少なくとも子葉が展葉して以降のイチゴ苗に対して、400~500nmの波長域にピーク波長を有する青色光および300~400nmの波長域にピーク波長を有する近紫外光の照射と水道水の供給とを行って、前記イチゴ苗内に活性酸素を発生させて酸化ストレスを加えることによって、前記イチゴ苗を栄養成長から生殖成長に傾けて花芽形成を誘導するというものである。
【0008】
本発明に係るイチゴの水耕栽培における花芽誘導方法は、前記青色光および前記近紫外光は、前記イチゴ苗に対して2~4日連続して照射されるものであってもよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によると、様々な植物の花芽形成を直接的に促進する栽培が可能である。すなわち、少なくとも子葉が展葉して以降のイチゴ苗に対して、特定波長の青色光および近紫外光を照射し且つ水道水を供給すると、イチゴ苗内で活性酸素が発生して酸化によるストレスが加わる。その結果、複数日程度で花芽形成が誘導される。このため、花芽形成を誘導するのに必要な作業の時間を大幅に短縮できる。また、花実が大きかったり、実の糖度が高かったり、高品質な植物(花実)を生育することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施例に係る酸化ストレス処理を施す日数によるイチゴの花芽誘導効果(試験1の結果)を示す表である。
第1実施例に係る酸化ストレス処理の養液および光源の違いによるイチゴの花芽誘導効果(試験2の結果)を示す表である。
第1実施例に係る酸化ストレス処理の光強度の違いによるイチゴの花芽誘導効果(試験3の結果)を示す表である。
第2実施例に係る近紫外光を加えた酸化ストレス処理を施す日数によるイチゴの花芽誘導効果(試験4の結果)を示す表である。
第2実施例に係る近紫外光を加えた酸化ストレス処理の養液および光源の違いによるイチゴの花芽誘導効果(試験5の結果)を示す表である。
第2実施例に係る近紫外光を加えた酸化ストレス処理の光強度の違いによるイチゴの花芽誘導効果(試験6の結果)を示す表である。
第3実施例に係る酸化ストレス処理を施す日数によるコチョウランの花芽誘導効果(試験7の結果)を示す表である。
第3実施例に係る酸化ストレス処理の養液および光源の違いによるコチョウランの花芽誘導効果(試験8の結果)を示す表である。
第3実施例に係る酸化ストレス処理の光強度の違いによるコチョウランの花芽誘導効果(試験9の結果)を示す表である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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