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公開番号
2024176650
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023095374
出願日
2023-06-09
発明の名称
液体移送装置
出願人
株式会社荏原製作所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F04D
29/70 20060101AFI20241212BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】ガスの、ポンプへの吸い込みを防止することができる液体移送装置が提供される。
【解決手段】液化ガスを移送する液体移送装置1は、液化ガスから発生した気泡を、気泡がポンプ11に吸い込まれる前に回収する気体混入防止装置20を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
下方から液化ガスを吸込んで上方に移送するポンプと、
前記ポンプを内部に配置する垂直配管と、
前記垂直配管における前記ポンプの下方の位置に液化ガスを供給する水平配管と、
前記垂直配管から隔離して前記ポンプに支持され、かつ前記液化ガスから発生した気泡を、前記気泡が前記ポンプに吸い込まれる前に回収する気体混入防止装置と、を備えている、液体移送装置。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記気体混入防止装置は、前記ポンプの、前記垂直配管の側面に対向する側から、前記側面に沿って下方に延びる板状部材を備えており、
前記板状部材の先端部は、前記水平配管に向かって延びている、請求項1に記載の液体移送装置。
【請求項3】
前記板状部材は、前記垂直配管と前記板状部材との間に前記気泡が流れる気泡流路を形成する、請求項2に記載の液体移送装置。
【請求項4】
前記板状部材は、前記板状部材の途中で前記水平配管の上流側に折れ曲がった屈曲部を有している、請求項2に記載の液体移送装置。
【請求項5】
前記気体混入防止装置は、前記ポンプの吸込口から吊り下げられた、前記気泡を回収する漏斗状部材を備えている、請求項1に記載の液体移送装置。
【請求項6】
前記漏斗状部材は、前記吸込口の直径よりも大きな直径を有している、請求項5に記載の液体移送装置。
【請求項7】
前記気体混入防止装置は、前記漏斗状部材に接続されたガス排出管を備えている、請求項5に記載の液体移送装置。
【請求項8】
前記気体混入防止装置は、前記水平配管に配置されたガイド部材を備えており、
前記ガイド部材は、前記水平配管を流れる前記液化ガスの流れを絞ることにより、前記液化ガスの旋回流を発生させる、請求項5に記載の液体移送装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体移送装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
低温の液化ガスを移送するポンプとして、液化ガス槽から延びる配管に接続されたポット型ポンプが知られている。このようなポット型ポンプは、その運転により、液化ガス槽内の液化ガスを移送するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-240986号公報
特開2014-134142号公報
特開2011-247575号公報
特開2018-199116号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
液化ガスは、非常に低い沸点を有している。したがって、液化ガスの一部は、外部入熱などの原因により、気化してしまうおそれがある。気化したガス(言い換えれば、気泡)は、ボイルオフガス(BOG)と呼ばれる。液化ガスの流れ方向において、ポンプの吸込口の上流側でガスが発生すると、ガスが液化ガスとともにポンプの吸込口に吸い込まれるおそれがある。ポンプの吸込口に吸い込まれたガスは、ポンプの性能低下を引き起こす可能性がある。
【0005】
液化ガスは、非常に低い沸点を有している。したがって、液化ガスの一部は、外部入熱などの原因により、気化してしまうおそれがある。特許文献2(すなわち、特開2014-134142号公報)のように、ポンプが空気(ガス)を吸い込むのを防止するために外部の常温域と接する追加構成(例えば、渦防止部材)を備えると、液体移送装置に外部入熱が増えてしまい、気化したガスがより多く発生してしまう。ガスが多く発生すると、ポンプがガスを吸い込む可能性が高くなり、ポンプの性能低下を引き起こす可能性が高くなる。
【0006】
そこで、本発明は、ガスの、ポンプへの吸い込みを防止する液体移送装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一態様では、下方から液化ガスを吸込んで上方に移送するポンプと、前記ポンプを内部に配置する垂直配管と、前記垂直配管における前記ポンプの下方の位置に液化ガスを供給する水平配管と、前記垂直配管から隔離して前記ポンプに支持され、かつ前記液化ガスから発生した気泡を、前記気泡が前記ポンプに吸い込まれる前に回収する気体混入防止装置と、を備えている、液体移送装置が提供される。
【0008】
一態様では、前記気体混入防止装置は、前記ポンプの、前記垂直配管の側面に対向する側から、前記側面に沿って下方に延びる板状部材を備えており、前記板状部材の先端部は、前記水平配管に向かって延びている。
一態様では、前記板状部材は、前記垂直配管と前記板状部材との間に前記気泡が流れる気泡流路を形成する。
一態様では、前記板状部材は、前記板状部材の途中で前記水平配管の上流側に折れ曲がった屈曲部を有している。
【0009】
一態様では、前記気体混入防止装置は、前記ポンプの吸込口から吊り下げられた、前記気泡を回収する漏斗状部材を備えている。
一態様では、前記漏斗状部材は、前記吸込口の直径よりも大きな直径を有している。
一態様では、前記気体混入防止装置は、前記漏斗状部材に接続されたガス排出管を備えている。
一態様では、前記気体混入防止装置は、前記水平配管に配置されたガイド部材を備えており、前記ガイド部材は、前記水平配管を流れる前記液化ガスの流れを絞ることにより、前記液化ガスの旋回流を発生させる。
【発明の効果】
【0010】
ポンプの運転中、液化ガス槽からポンプの吸込口まで運ばれる液化ガスの一部は、気化して気泡を形成する可能性がある。気体混入防止装置は、液化ガスから発生した気泡がポンプに吸い込まれる前に、気泡を垂直配管内で回収することで、ポンプによる気泡の吸い込みを防止することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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