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公開番号
2024175156
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-18
出願番号
2021183702
出願日
2021-11-10
発明の名称
光学積層シート、光学物品、レンズ、眼鏡、及び光学積層シートの製造方法
出願人
株式会社トクヤマ
代理人
主分類
G02B
5/23 20060101AFI20241211BHJP(光学)
要約
【課題】本発明の目的は、密着性及び外観性に優れた光学積層シート及びその製造方法と、この光学積層シートを含む光学物品、レンズ及び眼鏡とを提供することにある。
【解決手段】実施形態によると、光学積層シート1が提供される。光学積層シート1は、第1光学シート2及び第2光学シート3とフォトクロミック接着層4とを含む。第1及び第2光学シートは、ポリビニルアルコール樹脂を含む。フォトクロミック接着層4は、第1光学シート2及び第2光学シート3間に介在し、これらを接着させる。フォトクロミック接着層4は、フォトクロミック化合物、並びに、第2プレポリマー又は第1ポリマー及び第2プレポリマー若しくは第3プレポリマーを含む接着性組成物の硬化体を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリビニルアルコール樹脂を含む第1光学シート及び第2光学シートと、
前記第1光学シート及び前記第2光学シート間に介在し、これらを接着させるフォトクロミック接着層とを含み、
前記フォトクロミック接着層は、フォトクロミック化合物、並びに、第2プレポリマー、又は、第1ポリマー及び第2プレポリマー若しくは第3プレポリマーを含む接着性組成物の硬化体を含み、
前記第2プレポリマーは、第1プレポリマーと2以上の活性水素基を有する第2多官能活性水素化合物とを反応させて得られる2以上のイソ(チオ)シアネート基を有する化合物であり、前記第1プレポリマーは、2以上の活性水素基を有する第1多官能活性水素化合物と、2以上のイソ(チオ)シアネート基を有する第1イソ(チオ)シアネート化合物とを反応させて得られる2以上のイソ(チオ)シアネート基を有する化合物であり、
前記第1ポリマーは、前記第2プレポリマーと1つの活性水素基を有する単官能活性水素化合物とを反応させて得られる化合物であり、前記第3プレポリマーは、前記第1多官能活性水素化合物と前記第1イソ(チオ)シアネート化合物とを反応させて得られる2以上のイソ(チオ)シアネート基を有する化合物である、
光学積層シート。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記接着性組成物は、前記第2プレポリマーを含む請求項1に記載の光学積層シート。
【請求項3】
前記第1多官能活性水素化合物は、数平均分子量500以上3000以下のポリオール化合物を含む請求項1又は2に記載の光学積層シート。
【請求項4】
前記第1イソ(チオ)シアネート化合物は、モル質量100以上500以下のイソ(チオ)シアネートを含む請求項1乃至3の何れか1項に記載の光学積層シート。
【請求項5】
前記第2多官能活性水素化合物は、モル質量50以上500以下のポリアミンを含む請求項1乃至4の何れか1項に記載の光学積層シート。
【請求項6】
前記単官能活性水素化合物は、2,2,6,6-ペンタメチル-4-ピペリジル部位を有するアミンを含む請求項1乃至5の何れか1項に記載の光学積層シート。
【請求項7】
請求項1乃至6の何れか1項に記載の光学積層シートと、
前記第1光学シート及び前記第2光学シートの少なくとも一方の表面を被覆し、樹脂を含む光学素子基材と
を含む光学物品。
【請求項8】
前記光学素子基材は、前記第1光学シート及び前記第2光学シートの両方の表面を被覆する請求項7に記載の光学物品。
【請求項9】
請求項7又は8に記載の光学物品を含むレンズ。
【請求項10】
請求項9に記載のレンズを含む眼鏡。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学積層シート、光学物品、レンズ、眼鏡、及び光学積層シートの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
プラスチック眼鏡は、レンズにプラスチック製のレンズを用いた眼鏡である。プラスチックレンズは、例えば、半完成品であるセミフィニッシュドレンズに様々な加工を施すことにより製造される。セミフィニッシュドレンズの凸面である表面には、ハードコート層や反射防止膜等の機能層が設けられる。また、セミフィニッシュドレンズの凹面である裏面には、切削及び研磨加工が施される。
【0003】
近年、紫外線の量により色調が変化するフォトクロミック性を有する調光レンズが注目を集めている。調光レンズは、フォトクロミック化合物をプラスチックレンズに付与することにより得られる。フォトクロミック化合物は、光の作用により、互いに異なる光吸収スペクトルを有する2以上の異性体を可逆的に生成可能な化合物である。
【0004】
フォトクロミックレンズの製造方法としては、従来、セミフィニッシュドレンズのマトリックスにフォトクロミック化合物を分散させる練り込み法、及び、セミフィニッシュドレンズの表面にフォトクロミック化合物を含む層を設ける積層法等が用いられてきた。
【0005】
バインダーシート法は、フォトクロミック化合物を含む樹脂層を2枚の光学シートで挟んだバインダーシートをレンズ基材と一体化させてセミフィニッシュドレンズを製造する方法である。バインダーシート法によると、フォトクロミック化合物を含む自立した物品を用いてセミフィニッシュドレンズを製造できるため、練り込み法及び積層法と比較して、生産効率が高まり、大量生産が容易となる傾向にある。
【0006】
フォトクロミック化合物を含む樹脂層のマトリックスとして、ポリウレタン樹脂又はポリウレタウレア樹脂を用いることが検討されている。また、光学シートとして、ポリビニルアルコール樹脂を用いることが検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2013-033131号公報
国際公開第2019/163728号
国際公開第2019/194281号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、密着性及び外観性に優れた光学積層シート及びその製造方法と、この光学積層シートを含む光学物品、レンズ及び眼鏡とを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
実施形態によると、光学積層シートが提供される。光学積層シートは、第1光学シート及び第2光学シートとフォトクロミック接着層とを含む。第1及び第2光学シートは、ポリビニルアルコール樹脂を含む。フォトクロミック接着層は、第1光学シート及び第2光学シート間に介在し、これらを接着させる。フォトクロミック接着層は、フォトクロミック化合物、並びに、第2プレポリマー又は第1ポリマー及び第2プレポリマー若しくは第3プレポリマーを含む接着性組成物の硬化体を含む。第2プレポリマーは、第1プレポリマーと第2多官能活性水素化合物とを反応させて得られる。第2プレポリマーは、2以上のイソ(チオ)シアネート基を有する化合物である。第2多官能活性水素化合物は、2以上の活性水素基を有する。第1プレポリマーは、第1多官能活性水素化合物と、第1イソ(チオ)シアネート化合物とを反応させて得られる。第1プレポリマーは、2以上のイソ(チオ)シアネート基を有する化合物である。第1多官能活性水素化合物は、2以上の活性水素基を有する。第1イソ(チオ)シアネート化合物は、2以上のイソ(チオ)シアネート基を有する。第1ポリマーは、第2プレポリマーと単官能活性水素化合物とを反応させて得られる化合物である。単官能活性水素化合物は、1つの活性水素基を有する。第3プレポリマーは、第1多官能活性水素化合物と第1イソ(チオ)シアネート化合物とを反応させて得られる。第3プレポリマーは、2以上のイソ(チオ)シアネート基を有する。
【0010】
実施形態によると、光学物品が提供される。光学物品は、実施形態に係る光学積層シートと、光学素子基材とを含む。光学素子基材は、第1光学シート及び第2光学シートの少なくとも一方の表面を被覆し、樹脂を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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