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公開番号2025018717
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023122692
出願日2023-07-27
発明の名称磁性ポリマー粒子の製造方法
出願人株式会社トクヤマ
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類C08J 3/16 20060101AFI20250130BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】様々な粒子径の磁性ポリマー粒子を、室温及び短時間で製造可能である、磁性ポリマー粒子の製造方法の実現
【解決手段】本開示は、磁性ポリマー粒子の製造方法に関する。当該製造方法は、ポリマー粒子を膨潤させ、膨潤させたポリマー粒子に磁性体を導入する導入工程と、磁性体が導入されたポリマー粒子を収縮させる収縮工程と、含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ポリマー粒子を膨潤させ、膨潤させたポリマー粒子に磁性体を導入する導入工程と、
前記磁性体が導入された前記ポリマー粒子を収縮させる収縮工程と、含む、
磁性ポリマー粒子の製造方法。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記磁性体を非プロトン性溶媒に分散させて磁性体分散液を調製する、磁性体分散液調製工程と、
前記ポリマー粒子をプロトン性溶媒に分散させてポリマー粒子分散液を調製する、ポリマー粒子分散液工程と、をさらに含み、
前記導入工程は、前記磁性体分散液と前記ポリマー粒子分散液とを接触させることによって、前記ポリマー粒子を膨潤させ、膨潤させた当該ポリマー粒子に前記磁性体を導入する工程である、請求項1に記載の磁性ポリマー粒子の製造方法。
【請求項3】
前記非プロトン性溶媒が疎水性溶媒である、請求項2に記載の磁性ポリマー粒子の製造方法。
【請求項4】
前記プロトン性溶媒が、水系溶媒、アルコール系溶媒又は水系溶媒とアルコール溶媒との混合溶媒である、請求項2に記載の磁性ポリマー粒子の製造方法。
【請求項5】
前記収縮工程において、前記磁性体が導入された前記ポリマー粒子を水系溶媒又は水系溶媒とアルコール溶媒との混合溶媒に接触させる、請求項1又は2に記載の磁性ポリマー粒子の製造方法。
【請求項6】
前記プロトン性溶媒が界面活性剤を含む、請求項2に記載の磁性ポリマー粒子の製造方法。
【請求項7】
前記磁性体が、長鎖脂肪酸で被覆された磁性体である、請求項1又は2に記載の磁性ポリマー粒子の製造方法。
【請求項8】
前記ポリマー粒子が、芳香族ビニル化合物に由来する構造単位を含むポリマー粒子である、請求項1又は2に記載の磁性ポリマー粒子の製造方法。
【請求項9】
前記磁性ポリマー粒子の平均粒子径が0.1μm以上5.0μm以下である、請求項1又は2に記載の磁性ポリマー粒子の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、磁性ポリマー粒子の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
磁性ポリマー粒子は、DNA若しくはウイルス等の回収若しくは検出等のライフサイエンスの分野、又は、化学発光免疫法等を使用した臨床検査の分野で広く使用されており、磁性ポリマー粒子自体の研究開発が活発に行われている。
【0003】
例えば、特許文献1には、乳化重合によって、磁性ポリマー粒子を製造する方法が開示されている。特許文献2には、ミニエマルション重合によって、磁性ポリマー粒子を製造する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2008/081917号
国際公開第2017/204209号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述の先行技術文献に開示されている磁性ポリマー粒子を製造する方法は、製造できる磁性ポリマー粒子の粒子径に制限がある。また、磁性ポリマー粒子の製造時に加熱撹拌する必要があり、製造に長時間要する。
【0006】
本発明の一態様は、様々な粒子径の磁性ポリマー粒子を、室温及び短時間で製造可能である、磁性ポリマー粒子の製造方法の実現を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは鋭意検討した結果、膨潤させたポリマー粒子に磁性体を導入することによって、様々な粒子径の磁性ポリマー粒子を短時間で製造可能であることを見出した。さらに、磁性ポリマー粒子を室温でも製造することができることを見出して、本発明を完成するに至った。
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る磁性ポリマー粒子の製造方法は、ポリマー粒子を膨潤させ、膨潤させたポリマー粒子に磁性体を導入する導入工程と、上記磁性体が導入された上記ポリマー粒子を収縮させる収縮工程と、を含む、磁性ポリマー粒子の製造方法である。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一態様によれば、様々な粒子径の磁性ポリマー粒子を、室温及び短時間で製造可能である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1で得られた磁性ポリマー粒子の電子線マイクロアナライザーによる観察結果を示す。
実施例1で得られた磁性ポリマー粒子の元素分析結果を示す。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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