TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024175140
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-17
出願番号2024167617,2023002346
出願日2024-09-26,2016-06-30
発明の名称基板処理装置
出願人株式会社荏原製作所
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類H01L 21/304 20060101AFI20241210BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】 スループットを向上させることができる基板処理装置を提供する。
【解決手段】 基板処理装置は、基板を研磨する研磨部と、研磨前の基板を前記研磨部へ搬送する搬送部と、研磨後の基板を洗浄する洗浄部と、を備える。洗浄部は、上下二段に配置された第1洗浄ユニットおよび第2洗浄ユニットを有している。第1洗浄ユニットおよび第2洗浄ユニットは、それぞれ、直列に配置された複数の洗浄モジュールを有している。搬送部は、第1洗浄ユニットと第2洗浄ユニットとの間に配置され、研磨前の基板を複数の洗浄モジュールの配列方向に沿って搬送するスライドステージを有している。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
基板を処理する方法において、
予備処理モジュールにて、ロード/アンロード部にてウェハカセットから取り出されてから研磨されることなく前記予備処理モジュールへと搬送された前記基板を予備洗浄し、前記予備洗浄モジュールは複数の洗浄モジュールを有する洗浄ユニット内に設けられており、平面視で、前記複数の洗浄モジュールと前記予備洗浄モジュールは直線状に並んで配置されており、かつ、前記予備洗浄モジュールは前記複数の洗浄モジュールに対して前記ウェハカセットとは逆側に配置されており、
前記予備洗浄後、前記基板を研磨ユニットに搬送して、前記基板を研磨する、基板処理方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記研磨後、前記基板を前記複数の洗浄モジュールのうちの第1洗浄モジュールに搬送して、前記基板を洗浄する、請求項1に記載の基板処理方法。
【請求項3】
前記第1洗浄モジュールでは、前記基板をロール状のスポンジにより洗浄し、
前記第1洗浄モジュールでの洗浄後、前記複数の洗浄モジュールのうちの第2洗浄モジュールに前記基板を移動させて、前記基板をロール状のスポンジまたはペンシル状のスポンジにより洗浄する、請求項2に記載の基板処理方法。
【請求項4】
前記第2洗浄モジュールでの洗浄は、ロール状のスポンジを用いて、前記基板の洗浄を行う、請求項3に記載の基板処理方法。
【請求項5】
前記第2洗浄モジュールでの洗浄後、前記複数の洗浄モジュールのうちの第3洗浄モジュールに前記基板を移動させて、前記基板をペンシル状のスポンジまたは二流体ジェット洗浄により洗浄する、請求項3または4に記載の基板処理方法。
【請求項6】
前記第3洗浄モジュールでの洗浄後、前記複数の洗浄モジュールのうちの第4洗浄モジュールに前記基板を移動させて、前記基板をIPA蒸気乾燥する、請求項5に記載の基板処
理方法。
【請求項7】
前記予備処理モジュールでは、ロール状のスポンジにより前記基板の表面および裏面を予備洗浄する、請求項1~6のいずれかに記載の基板処理方法。
【請求項8】
前記予備処理モジュールでは、バフパッドにより前記基板の表面を予備洗浄する、請求項1~6のいずれかに記載の基板処理方法。
【請求項9】
複数の洗浄モジュールを有する洗浄ユニットであって、前記洗浄ユニット内で、ロード/アンロード部にてウェハカセットから取り出されてから研磨されることなく予備処理モジュールへと搬送された前記基板を予備洗浄する予備洗浄モジュールが設けられており、平面視で、前記複数の洗浄モジュールと前記予備洗浄モジュールは直線状に並んで配置されており、かつ、前記予備洗浄モジュールは前記複数の洗浄モジュールに対して前記ウェハカセットとは逆側に配置されている、洗浄ユニットと、
前記予備洗浄後、前記基板を研磨ユニットに搬送する研磨部搬送機構と、
前記研磨部搬送機構により研磨ユニットに搬送された前記基板を研磨する研磨ユニットと、
を備えた基板処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、基板処理装置に関し、特に半導体ウェハなどの基板を平坦に研磨するために用いられる基板処理装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、半導体デバイスの高集積化が進むにつれて回路の配線が微細化し、配線間距離もより狭くなりつつある。半導体デバイスの製造では、シリコンウェハの上に多くの種類の材料が膜状に繰り返し形成され、積層構造が形成される。この積層構造を形成するためには、ウェハの表面を平坦にする技術が重要となっている。このようなウェハの表面を平坦化する一手段として、化学機械研磨(CMP)を行う研磨装置(化学的機械的研磨装置ともいう)が広く用いられている。
【0003】
この化学機械研磨(CMP)装置は、一般に、研磨パッドが取り付けられた研磨テーブルと、ウェハを保持するトップリングと、研磨液を研磨パッド上に供給するノズルとを備えている。ノズルから研磨液を研磨パッド上に供給しながら、トップリングによりウェハを研磨パッドに押し付け、さらにトップリングと研磨テーブルとを相対移動させることにより、ウェハを研磨してその表面を平坦にする。
【0004】
基板処理装置は、このようなCMP装置に加え、研磨後のウェハを洗浄し、さらに乾燥させる機能を有する装置である。このような基板処理装置においては、基板処理のスループットを向上することが求められている。基板処理装置は、研磨や洗浄などを行う様々な処理部を有しているため、各処理部での処理の遅延は、基板処理装置全体のスループットを低下させてしまう。例えば、特許文献1に記載の従来の基板処理装置では、研磨部が複数の研磨ユニットを有している場合であっても、洗浄部には一つの洗浄ラインのみが設けられていたため、複数の研磨されたウェハを同時に洗浄し、乾燥させることができなかった。
【0005】
また、従来の基板処理装置では、研磨部が第1研磨ユニットと第2研磨ユニットを有している場合、第1研磨ユニットにてウェハを研磨する際には、ロード/アンロード部から第1研磨ユニットへと直接ウェハが搬入されるが、第2研磨ユニットにて基板を研磨する際には、ロード/アンロード部から第1研磨ユニットを介して第2研磨ユニットへとウェハが搬入されていた。そのため、第1研磨ユニットおよび第2研磨ユニットの同一の搬入経路部分にて混雑が生じて、スループットを低下させていた。
【0006】
また、従来の基板処理装置では、ロード/アンロード部に配置された搬送ロボットが、研磨前のウェハをロード/アンロード部から研磨部へと直接搬入するとともに、洗浄後のウェハを洗浄部からロードアンロード部へと搬出していた。洗浄後のウェハを把持する搬送ロボットのハンドには高い清浄度が必要とされているが、研磨前のウェハを研磨部へと直接搬入する際に研磨環境に触れて汚染される懸念があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
国際公開第2007/099976号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、以上のような点を考慮してなされたものである。本発明の目的は、スループ
ットを向上させることができる基板処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明による基板処理装置は、
基板を研磨する研磨部と、
研磨前の基板を前記研磨部へ搬送する搬送部と、
研磨後の基板を洗浄する洗浄部と、
を備え、
前記洗浄部は、上下二段に配置された第1洗浄ユニットおよび第2洗浄ユニットを有し、
前記第1洗浄ユニットおよび前記第2洗浄ユニットは、それぞれ、直列に配置された複数の洗浄モジュールを有し、
前記搬送部は、前記第1洗浄ユニットと前記第2洗浄ユニットとの間に配置され、研磨前の基板を前記複数の洗浄モジュールの配列方向に沿って搬送するスライドステージを有する。
【0010】
本発明によれば、複数の基板が連続的に研磨部から洗浄部へと搬送されてくる場合であっても、第1洗浄ユニットおよび第2洗浄ユニットに基板を振り分けることにより、これら複数の基板を並行して洗浄することができる。したがって、プロセス全体のスループットを向上させることができる。また、研磨前の基板は搬送部のスライドステージにより研磨部へと搬送されるため、ロード/アンロード部に配置された搬送ロボットが研磨環境に触れて汚染されることを防止できる。また、第1洗浄ユニットおよび第2洗浄ユニットは上下二段に配置されており、スライドステージが第1洗浄ユニットと第2洗浄ユニットとの間に配置されているため、装置全体のフットプリントの増大を抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社荏原製作所
ポンプ
10日前
株式会社荏原製作所
研磨装置
21日前
株式会社荏原製作所
透明液充填方法
21日前
株式会社荏原製作所
キャンドモータポンプ
10日前
株式会社荏原製作所
研磨装置および研磨方法
21日前
株式会社荏原製作所
コンテナおよびポンプシステム
21日前
株式会社荏原製作所
発明支援システム及び発明支援方法
11日前
株式会社荏原製作所
金属接合体、金属接合体の製造方法
21日前
株式会社荏原製作所
基板処理システムおよび減圧構造体
21日前
株式会社荏原製作所
セパレータ兼サイレンサ及び真空ステーション
17日前
株式会社荏原製作所
基板保持装置、基板処理装置、基板処理方法、および記録媒体
18日前
株式会社荏原製作所
回転機械の運転音を評価する運転音評価方法および運転音評価装置
17日前
株式会社荏原製作所
半導体製造プロセスのための冷却システム、冷却方法、および半導体製造システム
11日前
個人
電波吸収体
24日前
個人
テーブルタップ
21日前
キヤノン株式会社
電子機器
21日前
三洋化成工業株式会社
軟磁性材料
11日前
株式会社ヨコオ
同軸コネクタ
17日前
古河電池株式会社
制御弁式鉛蓄電池
17日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
21日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
21日前
株式会社半導体エネルギー研究所
電池
10日前
株式会社ヨコオ
ソケット
4日前
個人
六角形パネル展開アレーアンテナ
21日前
株式会社ユーシン
スイッチ装置
21日前
株式会社ユーシン
スイッチ装置
21日前
日新電機株式会社
変圧器
5日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
11日前
TDK株式会社
コイル部品
17日前
ローム株式会社
半導体装置
21日前
イビデン株式会社
プリント配線板
24日前
三洲電線株式会社
撚線導体
11日前
住友電装株式会社
コネクタ
17日前
株式会社デンソー
半導体装置
21日前
三洋化成工業株式会社
リチウムイオン電池
11日前
富士電機株式会社
半導体装置
21日前
続きを見る