TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024175122
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-17
出願番号
2024164725,2023019483
出願日
2024-09-24,2019-08-02
発明の名称
献立支援システム、献立支援具、献立支援プログラム、献立指導方法、食品提供方法、及び、食品製造方法
出願人
カゴメ株式会社
,
国立大学法人東北大学
代理人
主分類
G16H
10/00 20180101AFI20241210BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約
【課題】食事指導し易くし、或いは、献立し易くする献立支援システムを用いた献立指導方法を提供する。
【解決手段】本願発明者が鋭意検討して見出したのは、ナトリウム含量軸及びカリウム含量軸を採用することで、各食品のナトリウム含量及びカリウム含量又は/並びにNa‐K比を視覚的に把握し易くすることである。この観点によれば、献立支援具100を構成するのは、少なくとも、食品分布図110である。食品分布図110が有するのは、ナトリウム含量軸110a及びカリウム含量軸110bである。食品分布図110に配置されるのは、食品110c及びNa‐K比識別子110dである。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
献立支援システムを用いた献立指導方法であって、
前記献立指導方法を構成する工程は、少なくとも、食品提示、及び、指導であり、
食品提示:
前記献立支援システムによって被指導者に提示されるのは、食品分布図であり、
前記食品分布図が有するのは、ナトリウム含量軸及びカリウム含量軸であり、
そこに配置されるのは、二以上の食品、及び、Na‐K比識別子であり、かつ、
前記Na‐K比識別子で示されるのは、配置された各食品のNa‐K比又はNa‐K比の等級であり、及び、
前記食品分布図を用いて被指導者に選択されるのは、少なくとも1以上の食品であり、
指導:
前記献立支援システムによって被指導者が指導されるのは、食品の組合せ方であり、
その際に、被指導者に参照されるのは、選択された食品のNa‐K比又はNa‐K比の等級である。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
献立支援システムを用いた食品提供方法であって、
前記食品提供方法を構成する工程は、少なくとも、食品選択、及び、提供であり、
食品選択:
前記献立支援システムによって提供者又は被提供者に提示されるのは、食品分布図であり、
前記食品分布図が有するのは、ナトリウム含量軸及びカリウム含量軸であり、
そこに配置されるのは、二以上の食品、及び、Na‐K比識別子であり、かつ、
前記Na‐K比識別子で示されるのは、配置された各食品のNa‐K比又はNa‐K比の等級であり、及び、
前記食品分布図を用いて提供者又は被提供者に選択されるのは、少なくとも1以上の食品であり、
提供:
前記献立支援システムによって提供者が提供するのは、前記食品選択された食品の組合せであり、
当該組合せにおいて、選択された食品うちの一方のNa‐K比又はNa‐K比の等級が相対的に高ければ、選択された食品うちの他方の食品のNa‐K比又はNa‐K比の等級は相対的に低く、選択された食品うちの一方のNa‐K比又はNa‐K比の等級が相対的に低ければ、選択された食品うちの他方のNa‐K比又はNa‐K比の等級は相対的に高い。
【請求項3】
献立支援システムを用いた食品製造方法であって、
前記食品製造方法を構成する工程は、少なくとも、食品選択、及び、容器詰めであり、
食品選択:
前記献立支援システムによって製造者に提示されるのは、食品分布図であり、
前記食品分布図が有するのは、ナトリウム含量軸及びカリウム含量軸であり、
そこに配置されるのは、二以上の食品、及び、Na‐K比識別子であり、かつ、
前記Na‐K比識別子で示されるのは、配置された各食品のNa‐K比又はNa‐K比の等級であり、及び、
前記食品分布図を用いて製造者に選択されるのは、少なくとも1以上の食品であり、
容器詰め:
前記献立支援システムによって製造者が容器詰めするのは、前記食品選択された食品の組合せであり、
当該容器詰めにおいて、人又は装置によって容器詰めされるのは、選択された食品の組合せであり、
当該組合せにおいて、選択された食品うちの一方のNa‐K比又はNa‐K比の等級が相対的に高ければ、選択された食品うちの他方の食品のNa‐K比又はNa‐K比の等級は相対的に低く、選択された食品うちの一方のNa‐K比又はNa‐K比の等級が相対的に低ければ、選択された食品うちの他方のNa‐K比又はNa‐K比の等級は相対的に高い。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明に関係するのは、献立支援システム、献立支援具、献立支援プログラム、献立指導方法、食品提供方法、及び、食品製造方法である。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
高血圧の予防及び改善の重要性は、広く認識されている。なぜなら、高血圧者の有病率は、高いからである。例示すると、高血圧は、脳卒中及び循環器疾患の危険因子の一つである。
【0003】
高血圧の予防及び改善で採用する代表的な方法は、食塩摂取量の制限(以下、「減塩」ということもある。)である。減塩を具現化する方法は、様々であり、例示すると、減塩食品や減塩指導などである。
【0004】
ところが、食塩の推奨摂取量及び日本人の食塩摂取量を比較すると、両者は未だに大きく乖離している。日本高血圧学会で推奨する1日当たり食塩摂取量は、6.0g未満である。これに対して、過去10年間で、日本人の1日当たりの食塩摂取量は、減少しているものの、9.2g(女性)から11.0g(男性)である。減塩が進まない要因は、様々であるが、例えば、味が薄くて、美味しさが感じられないため、満足感が得られない等の不満が生じるなどである。
【0005】
そこで、高血圧の予防及び改善で着目するのは、食塩(ナトリウム)摂取量に加えて、カリウム摂取量である。なぜなら、カリウムを摂取すると、ナトリウムを排出するからである。非特許文献1及び2で報告されているのは、尿中におけるカリウムに対するナトリウムの比(以下、「Na‐K比」という。)と収縮期血圧とが有意に相関する点である。ここで、尿中のNa‐K比に反映されるのは、食事のNa‐K比である。
【0006】
高血圧の予防に必要なのは、尿中のNa‐K比を改善(K優位)することである。前述のとおり、カリウムを摂取すると、ナトリウムが排出される。カリウムを多く含んでいるのは、主に野菜及び果物である。非特許文献3で示唆するのは、野菜又は果物の摂取量を減塩下で増やすと、尿中のNa‐K比が改善する点である。
【0007】
Na‐K比計測器の使用を考慮に入れて、本願発明者らが開発しているのは、より効果的な行動変容手法である。非特許文献4に開示されているのは、食事指導の一例である。この食事指導で用いるのは、Na‐K比計測器及びナックカウント表である。具体的には、被指導者に対して食事指導する際に、食事指導前における被指導者の尿中のNa‐K比を測定する。次に、ナックカウント表を参照して、Na‐K比の低い食品を選択すること、或いは、食品の組合せを意識することを指導する。そのような指導の下で食生活を続けた後、被指導者の尿中のNa‐K比を再度測定する。つまり、測定、食事指導及び再測定を通じて、食事指導の効果を実感させるものである。
【0008】
非特許文献4に示されるのは、ナックカウント表の一例である。この表の縦軸に示すのは、Na‐K比である。他方、横軸に示すのは、カリウム含有量である。ナックカウント表に配置されるのは、一又は複数の食品である。このナックカウント表で示されるのは、各食品のNa‐K比及びカリウム含有量である。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0009】
Park J et al., The Effect of the Sodium to Potassium Ratio on Hypertension Prevalence: A Propensity Score Matching Approach. Nutrients. 2016 8(8): 482.
Tabara Y et al., Descriptive epidemiology of spot urine sodium-to-potassium ratio clarified close relationship with blood pressure level: the Nagahama study. J Hypertens. 2015 33(12):2407-13.
森桂子ら著「ナトカリ計を用いた食習慣改善の取り組み」(心身科学第10巻第1号,35-43頁,2019年)
桑原和代ら著「職域におけるナトカリ計を用いた効果的な保健指導手法の開発」(立石科学技術振興財団女性研究成果集第26号,1-5頁,2017年)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明が解決しようとする課題は、食事指導し易くし、或いは、献立(食品を組み合わせること)をし易くすることである。前述のナックカウント表の欠点は、食事指導し難い点である。具体的には、次のとおりである。
(【0011】以降は省略されています)
特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
カゴメ株式会社
インフルエンザを治療及び/又は予防するための組成物、飲食品、飼料
2か月前
カゴメ株式会社
リコピンの異性化方法、シス異性体リコピン含有組成物及びその製造方法
1か月前
カゴメ株式会社
献立支援システム、献立支援具、献立支援プログラム、献立指導方法、食品提供方法、及び、食品製造方法
17日前
個人
抗体パスポート
3か月前
個人
N式トータルシステム
1か月前
株式会社リンク
心理分析システム
4か月前
個人
自動車乗員の健康管理システム
3か月前
株式会社Y4.com
情報処理装置
2か月前
富士通株式会社
リスクと診断
2か月前
株式会社I.W.G
医療支援システム
3か月前
株式会社M-INT
情報処理システム
1か月前
株式会社タカゾノ
作業時間計測システム
1か月前
住友化学株式会社
組成提案システム
3か月前
株式会社日立製作所
情報システム
23日前
富士通株式会社
介入方法及び介入プログラム
4か月前
株式会社Smart119
情報処理システム
2か月前
個人
弾塑性有限要素法におけるデータ同化の演算方法
1か月前
株式会社BiPSEE
情報処理装置及びプログラム
4か月前
富士通株式会社
機器特定方法及び機器特定プログラム
4か月前
公益財団法人がん研究会
画像診断報告書作成システム
1か月前
ロゴスサイエンス株式会社
ヘルスケアシステムおよびその方法
3か月前
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置
17日前
三幸電子株式会社
医薬品販売管理システム
4か月前
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置
17日前
ロゴスサイエンス株式会社
ヘルスケアシステムおよびその方法
15日前
株式会社ミラボ
スケジュール案内装置、及びプログラム
4か月前
株式会社バシラックス
零売サービス提供システム
1か月前
日清食品ホールディングス株式会社
シニアの健康状態の改善方法
3か月前
株式会社AIVICK
食品提供装置及びプログラム
1か月前
個人
プログラムおよび情報処理装置
1か月前
TIS株式会社
処方箋管理システム
3か月前
ダイキン工業株式会社
睡眠評価方法及び情報処理装置
2か月前
KDDI株式会社
摂食監視装置、方法及びプログラム
2か月前
株式会社100
サービス提供サーバおよびサービス提供方法
4か月前
KDDI株式会社
情報処理装置、方法及びプログラム
2か月前
KDDI株式会社
食事管理装置、方法及びプログラム
3か月前
続きを見る
他の特許を見る