TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024174768
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-17
出願番号
2023092784
出願日
2023-06-05
発明の名称
表皮材
出願人
共和ライフテクノ株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
D06N
3/14 20060101AFI20241210BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】バイオマス粉体を含み、優れた意匠性及び耐剥離性を有する表皮材を提供する。
【解決手段】基布と、中引層と、接着層と、表皮層とをこの順に有し、中引層がバイオマス粉体を含有する表皮材である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基布と、中引層と、接着層と、表皮層とをこの順に有し、前記中引層がバイオマス粉体を含有する表皮材。
続きを表示(約 380 文字)
【請求項2】
前記バイオマス粉体の含有量が、表皮材の全量に対して、8質量%以上である請求項1に記載の表皮材。
【請求項3】
前記バイオマス粉体の平均粒子径が、60μm以下である請求項1又は請求項2に記載の表皮材。
【請求項4】
前記バイオマス粉体が、りんご粉体、竹粉体、及びヒノキ粉体の群から選ばれる少なくとも1種を含む請求項1又は請求項2に記載の表皮材。
【請求項5】
前記基布が、合成繊維、及び再生繊維の少なくとも一方を含む請求項1又は請求項2に記載の表皮材。
【請求項6】
前記表皮材のバイオマス比率が、20質量%以上である請求項1又は請求項2に記載の表皮材。
【請求項7】
前記表皮層と前記接着層との間に、さらに中間層を有する請求項1又は請求項2に記載の表皮材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、表皮材に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
合成皮革等の表皮材は、耐久性に優れるため、インストルメントパネル、ドアトリム、座席、天井などの自動車内装部品、トリム、座席、天井などの鉄道車輌及び航空機内装部品、家具、靴、履物、鞄、建装用内外装部材、衣類表装材及び裏地、壁装材等に多く用いられている。
【0003】
一方で、合成皮革等の表皮材の原料は、ポリ塩化ビニル樹脂及びポリウレタン樹脂等のプラスチック素材であり、脱炭素化社会やカーボンニュートラルの実現に向け使用量を抑制する必要がある。そこで近年、バイオマス由来のプラスチック及びバイオマスをプラスチック素材に混合したものを用いる取組みが積極的に行われている。
【0004】
例えば、特許文献1には、ポリ乳酸繊維を主体とする繊度が1~30dtex、目付が50~1000g/m
2
である表皮材と、天然繊維にバインダとしてポリ乳酸系樹脂が混在した見かけ密度が0.4~1.5g/cm
3
である基材と、ポリ乳酸繊維を主体とする目付150~1500g/m
2
の範囲である吸音材とを積層した三層構造を少なくとも有することを特徴とする自動車内装用部材が記載されている。
【0005】
例えば、特許文献2には、木粉と塩基性物質とを混合させる混合工程と、木粉と塩基性物質との混合物と、樹脂とを混練機に投入し、樹脂が熱溶融した状態で混練を行なう混練工程と、混練工程により得られた植物繊維強化樹脂を使用して内装品を成形する成形工程と、を有する内装品の製造方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2006-264436号公報
特開2018-95708号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載の自動車用部材には、植物から抽出したデンプンを原料としたポリ乳酸繊維が用いられているが、バイオマスを粉体にしたもの(以下、「バイオマス粉体」という。)を表皮材に用いることについて、何ら検討されていない。
【0008】
また、特許文献2に記載の内装品の製造方法では、バイオマス粉体として木粉が用いられているが、バイオマス粉体を用い製造された内装品の耐久性及び意匠性について、何ら検討されていない。
【0009】
本開示は、上記課題に鑑みなされたものであり、本開示の一実施形態が解決しようとする課題は、バイオマス粉体を含み、優れた意匠性及び耐剥離性を有する表皮材を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示は、以下の態様が含まれる。
<1> 基布と、中引層と、接着層と、表皮層とをこの順に有し、中引層がバイオマス粉体を含有する表皮材である。
<2> バイオマス粉体の含有量が、表皮材の全量に対して、8質量%以上である<1>に記載の表皮材である。
<3> バイオマス粉体の平均粒子径が、60μm以下である<1>又は<2>に記載の表皮材である。
<4> バイオマス粉体が、りんご粉体、竹粉体、及びヒノキ粉体の群から選ばれる少なくとも1種を含む<1>~<3>のいずれか1つに記載の表皮材である。
<5> 基布が、合成繊維、及び再生繊維の少なくとも一方を含む<1>~<4>のいずれか1つに記載の表皮材である。
<6> 表皮材のバイオマス比率が、20質量%以上である<1>~<5>のいずれか1つに記載の表皮材である。
<7> 表皮層と、接着層との間に、さらに中間層を有する<1>~<6>のいずれか1つに記載の表皮材である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
アキレス株式会社
合成皮革
8日前
アキレス株式会社
合成皮革
8日前
アキレス株式会社
加飾シート
8日前
澤田株式会社
製糸方法
1か月前
スリーエイ株式会社
壁紙
1日前
個人
クッション体
1か月前
個人
ハンガータイプの洗濯バサミ
5日前
セーレン株式会社
合成皮革
5日前
株式会社フードリボン
果肉除去装置
2か月前
リンナイ株式会社
衣類乾燥機
1か月前
リンナイ株式会社
衣類乾燥機
1か月前
株式会社カネカ
異常検出システム
1か月前
リンナイ株式会社
衣類乾燥機
1か月前
花王株式会社
繊維製品処理剤組成物
5日前
リンナイ株式会社
衣類乾燥機
1か月前
シャープ株式会社
洗濯機
2か月前
シャープ株式会社
洗濯機
1日前
シャープ株式会社
洗濯機
1日前
シャープ株式会社
洗濯機
1か月前
シャープ株式会社
洗濯機
1か月前
シャープ株式会社
洗濯機
1か月前
シャープ株式会社
洗濯機
1か月前
シャープ株式会社
洗濯機
2か月前
日清紡テキスタイル株式会社
繊維構造物の染色方法
1か月前
シャープ株式会社
洗濯機
2か月前
株式会社ARTS
吊支具
2か月前
セイコーエプソン株式会社
洗濯機
8日前
東ソー株式会社
合成皮革用ペースト塩化ビニル系樹脂
5日前
シャープ株式会社
洗濯乾燥機
1か月前
東芝ライフスタイル株式会社
洗濯機
1か月前
旭化成株式会社
表皮材
5日前
オリオン株式会社
涼感体及びその製造方法
1か月前
株式会社ザック
機能性セルロースナノファイバー
2か月前
東芝ライフスタイル株式会社
洗濯機
1か月前
リンナイ株式会社
設備機器
1か月前
株式会社三幸社
塵埃の掃除機能付き衣服立体乾燥機
1日前
続きを見る
他の特許を見る