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公開番号2024174520
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-17
出願番号2023092382
出願日2023-06-05
発明の名称塗材、塗材の塗装方法及び塗膜構造
出願人菊水化学工業株式会社
代理人
主分類C09D 201/00 20060101AFI20241210BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】落砂が少なく、所望の仕上がりを得易く、汚れが付き難く、安全性のある仕上がりを得ることができる塗材を提供する。
【解決手段】合成樹脂と骨材成分を主成分とする塗材であって、前記骨材成分が、非真球で鋭角部がなく、粒子径が45μm~2000μmの範囲であり、嵩比重が1.0~2.0の範囲であることを特徴とする塗材であることにより、落砂が少なく、所望の仕上がりを得易く、汚れが付き難く、安全性のある仕上がり面を得ることができる。
【選択図】なし

特許請求の範囲【請求項1】
合成樹脂と骨材成分を主成分とする塗材であって、前記骨材成分が、非真球で鋭角部がなく、粒子径が45μm~2000μmの範囲であり、嵩比重が1.0~2.0の範囲であることを特徴とする塗材。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記骨材成分が透明なガラス粉砕物であり、この粉砕物より細かい着色成分を含む塗材。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の塗材により形成された塗膜の厚みが、0.05mm~3.0mmの範囲で、その厚みの範囲内で、凹凸状を形成する塗材の塗装方法。
【請求項4】
被塗布物に着色層を形成させた後に請求項1又は請求項2に記載の塗材を塗布する塗材の塗装方法。
【請求項5】
着色層、請求項1又は請求項2に記載の塗材により形成された塗材層が積層されている塗膜構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建物などの構造物の壁面などに用いられる骨材成分を含んだ塗材であり、その塗材を利用した塗装方法及び塗膜構造に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建物などの構造物の壁面などの表面化粧に用いられる塗材として種々のものが用いられている。例えば合成樹脂と有色骨材とからなる石材調塗材があり、得られる塗膜の多彩感などの質感から多く用いられる。
また、ガラスや陶磁器などの粉砕物や加工物を用いた塗材などもあり、これらの塗材を用いて、構造物への表面化粧を行うことで、質感の良好な仕上がりを得ることができるものである。
【0003】
このガラスや陶磁器の粉砕物では、主にリサイクルにより得られたものを単純に粉砕し、その粒度などを調整したものであり、ガラスや陶磁器などの加工物では、ビーズ状の球形のものを用いることが多い。これは、その製造方法により効率的に製造されるからである。
その代表的なものとして、特開2001-106979号公報に記載の塗材を挙げることができる。
【0004】
これには、ベース塗料に平均粒子径0.3~0.5mmと平均粒子径1.0~2.0mmのガラスビーズが配合され調整されている塗材であって、この塗材により、意匠性に優れた外観を呈するとともに簡易な塗布作業が可能で均一な厚みの塗膜を実現できることが記載されている。
これは、二種類のガラスビーズの内、平均粒子径の大きいガラスビーズは上塗り材をコテ塗りした際、コテの表面がガラスビーズの滑らかな表面に接触して容易に移動できるため、極めて滑りがよく、塗布作業を簡便にできる。
【0005】
ガラスビーズ間において均一な塗膜を形成させるスペーサ効果を発揮して厚みの均一な塗膜の形成に役立つ。
粒子径の小さいガラスビーズは大きいガラスビーズ間を充填してその凝集を防止し、大きいガラスビーズを分散し前記のスペーサ効果を支援する作用をもたらす。また大きいガラスビーズ間を充填して乾燥による塗膜の歩減りを防止するため塗膜の均一性の確保に効果的な作用をもたらすものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2001-106979号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、このような塗材を用いた仕上がりは良好なものにはなるが、ガラスビーズを用いることで、塗材のバインダー成分である合成樹脂がガラスビーズの周りに付きづらく、塗布作業中に壁面などの被塗布物に付かなかったガラスビーズが作業者の足元に落ちる落砂が多くなり、その落砂した球形のガラスビーズにより、滑ることがある。
【0008】
また、落砂が多くなることで、所望の意匠を得ることができないことや手間取ることもある。
これは、ガラスなどのビーズ形状の表面積が小さく、その形状からバインダー成分が表面に付き難いためである。
【0009】
また、ガラスや陶磁器を粉砕したものである場合では、ビーズ状のものに比べ、その表面が角ばっているものが多く、その形状により、バインダー成分がその表面に付き易く、落砂が少なくなり、所望の意匠を得ることが容易なものとなる。
しかし、その粉砕物の形状が部分的又は全体的に鋭角な箇所がある場合では、その塗布作業中に粉砕物が作業者に刺さったりすることがある。また、その塗材により仕上げられた塗布面の表面に粉砕物の鋭角の部分が露出してしまうこともある。
【0010】
その場合、仕上げ面に鋭角の部分が引っ掛かり易くなることで汚れが溜まり易くなることや触った時に、粉砕物が刺さることがある。
本開示では、落砂が少なく、所望の仕上がりを得易く、汚れが付き難く、安全性のある仕上がりを得ることができる塗材を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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