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公開番号2024174519
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-17
出願番号2023092380
出願日2023-06-05
発明の名称モータ駆動装置、モータシステム、および車両
出願人ローム株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類H02P 27/06 20060101AFI20241210BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電源リレーおよびモータリレーのオンオフ制御を効率的な構成により行うことができるモータ駆動装置を提供する。
【解決手段】モータ駆動装置(1)は、モータリレー(71,72,73)のゲートにゲート信号(Gr1,Gr2,Gr3)を出力するように構成される制御部(90)を備え、電源リレー(6)のゲートに出力電圧(Vcph)を印加させるか否かを切り替えるように構成される電源リレー制御部(9)に前記ゲート信号を入力させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
電源電圧の印加端とグランド電位の印加端との間で直列に接続されるハイサイドトランジスタとローサイドトランジスタを有し、前記ハイサイドトランジスタと前記ローサイドトランジスタが接続されるノードにモータを接続可能に構成される少なくとも1つのハーフブリッジと、
前記電源電圧の印加端と前記ハイサイドトランジスタとの間に接続され、1つ以上のNチャネルMOSFETを有する電源リレーと、
前記ノードと前記モータとの間に接続され、1つ以上のNチャネルMOSFETを有するモータリレーと、
前記電源電圧を昇圧して出力電圧を生成するように構成される昇圧回路と、
を備えるモータシステムにおいて用いられるモータ駆動装置であって、
前記モータリレーのゲートにゲート信号を出力するように構成される制御部を備え、
前記電源リレーのゲートに前記出力電圧を印加させるか否かを切り替えるように構成される電源リレー制御部に前記ゲート信号を入力させる、モータ駆動装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記電源リレー制御部は、前記出力電圧の印加端と前記電源リレーのゲートとの間に接続される1つ以上のゲート遮断リレーを有し、
前記ゲート遮断リレーのゲートには、前記ゲート信号が印加可能である、請求項1に記載のモータ駆動装置。
【請求項3】
前記電源リレー制御部は、並列接続される2つ以上の前記ゲート遮断リレーを有する、請求項2に記載のモータ駆動装置。
【請求項4】
前記出力電圧を出力するように構成される外部端子としての出力端子を備え、
前記出力端子と前記電源電圧の印加端との間にキャパシタが接続され、
前記ゲート遮断リレーは、前記出力端子に外部接続される、請求項2に記載のモータ駆動装置。
【請求項5】
前記昇圧回路は、チャージポンプである、請求項4に記載のモータ駆動装置。
【請求項6】
外部端子としての出力端子を備え、
前記電源リレー制御部は、当該モータ駆動装置に内蔵され、
前記ゲート遮断リレーは、前記昇圧回路の出力端と前記出力端子との間に接続される、請求項2に記載のモータ駆動装置。
【請求項7】
前記出力電圧を出力するように構成される外部端子としての出力端子を備え、
前記昇圧回路は、チャージポンプであり、
前記昇圧回路は、前記出力端子と前記電源電圧の印加端との間に接続される第1トランジスタおよび第2トランジスタと、前記第1トランジスタまたは前記第2トランジスタの逆並列ダイオードと逆方向に接続されるダイオードを含む第3トランジスタと、を有し、
前記電源リレー制御部は、前記出力端子をグランド電位にプルダウンするためのプルダウンスイッチを有し、
前記電源リレー制御部は、前記ゲート信号に応じて第1モードと第2モードとを切り替えられるように構成され、
前記第1モードは、前記プルダウンスイッチをオフ状態とし、かつ、制御信号の切り替えに応じて前記第1トランジスタ、前記第2トランジスタ、および前記第3トランジスタのオンオフを切り替えるモードであり、
前記第2モードは、前記プルダウンスイッチをオン状態とし、かつ、前記制御信号に依らずに前記前記第1トランジスタ、前記第2トランジスタ、および前記第3トランジスタをオフ状態とするモードである、請求項1に記載のモータ駆動装置。
【請求項8】
前記第1トランジスタは、PチャネルMOSFETにより構成され、
前記第2トランジスタは、NチャネルMOSFETにより構成され、
前記第3トランジスタは、NチャネルMOSFETにより構成され、
前記第2トランジスタと前記第3トランジスタのソースまたはドレインが同一ノードにおいて接続される、請求項7に記載のモータ駆動装置。
【請求項9】
前記第1トランジスタは、PチャネルMOSFETにより構成され、
前記第2トランジスタは、NチャネルMOSFETにより構成され、
前記第3トランジスタは、PチャネルMOSFETにより構成され、
前記第1トランジスタと前記第3トランジスタのソースまたはドレインが同一ノードにおいて接続される、請求項7に記載のモータ駆動装置。
【請求項10】
前記モータリレーは、2つ以上設けられ、
少なくともいずれかの前記ゲート信号がハイレベルの場合、前記電源リレー制御部は、前記第1モードとなり、すべての前記ゲート信号がローレベルの場合、前記電源リレー制御部は、前記第2モードとなる、請求項7に記載のモータ駆動装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、モータ駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、各種モータを駆動するためのモータ駆動装置が知られている。例えば、ブラシレスDCモータ等を駆動するモータ駆動装置は、ハーフブリッジと呼ばれる回路を用いてモータを駆動する。ハーフブリッジは、電源電圧の印加端とグランド電位の印加端との間で直列に接続されるハイサイドトランジスタおよびローサイドトランジスタを有する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記のようなモータ駆動装置を用いたシステムにおいては、例えば機能安全が重要となる車載分野などにおいて、ハーフブリッジへの電源供給のオンオフを切り替える電源リレーと、ハーフブリッジの出力端とモータとの間に接続されるモータリレーと、を設ける場合がある。
【0004】
本開示は、電源リレーおよびモータリレーのオンオフ制御を効率的な構成により行うことができるモータ駆動装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様に係るモータ駆動装置は、
電源電圧の印加端とグランド電位の印加端との間で直列に接続されるハイサイドトランジスタとローサイドトランジスタを有し、前記ハイサイドトランジスタと前記ローサイドトランジスタが接続されるノードにモータを接続可能に構成される少なくとも1つのハーフブリッジと、
前記電源電圧の印加端と前記ハイサイドトランジスタとの間に接続され、1つ以上のNチャネルMOSFETを有する電源リレーと、
前記ノードと前記モータとの間に接続され、1つ以上のNチャネルMOSFETを有するモータリレーと、
前記電源電圧を昇圧して出力電圧を生成するように構成される昇圧回路と、
を備えるモータシステムにおいて用いられるモータ駆動装置であって、
前記モータリレーのゲートにゲート信号を出力するように構成される制御部を備え、
前記電源リレーのゲートに前記出力電圧を印加させるか否かを切り替えるように構成される電源リレー制御部に前記ゲート信号を入力させる構成としている。
【発明の効果】
【0006】
本開示に係るモータ駆動装置によれば、電源リレーおよびモータリレーのオンオフ制御を効率的な構成により行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、比較例に係るモータシステムの構成を示す図である。
図2は、比較例に係るチャージポンプの構成を示す図である。
図3は、第1実施形態に係るモータシステムにおける一部構成を示す図である。
図4は、第2実施形態に係るモータシステムにおける一部構成を示す図である。
図5は、第3実施形態に係るモータシステムにおける一部構成を示す図である。
図6は、第4実施形態に係るモータシステムにおける一部構成を示す図である。
図7は、第5実施形態に係るモータシステムにおける一部構成を示す図である。
図8は、モータシステムを搭載した車両の一構成例を示す外観図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に本開示の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。
【0009】
<1.比較例>
まず、本開示の実施形態について説明する前に、対比のための比較例について説明する。比較例を説明することで、課題がより明らかとなる。
【0010】
<<モータシステム>>
図1は、比較例に係るモータシステム10の構成を示す図である。モータシステム10は、モータ駆動装置1と、ハーフブリッジHB1,HB2,HB3と、電源リレー6と、モータリレー71,72,73と、モータ8と、を備える。モータ駆動装置1は、ハーフブリッジHB1,HB2,HB3を用いてモータ8を駆動する。モータ8は、ブラシレスDCモータの3相モータである。なお、駆動対象のモータは、ブラシレスDCモータに限らず、ステッピングモータまたはブラシ付きDCモータなど、ハーフブリッジを用いて駆動できるモータであればよい。
(【0011】以降は省略されています)

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