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公開番号2024173308
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023091645
出願日2023-06-02
発明の名称飲料注出装置及び開閉機構
出願人キリンホールディングス株式会社
代理人個人,個人
主分類B67D 1/12 20060101AFI20241205BHJP(びん,広口びんまたは類似の容器の開封または密封;液体の取扱い)
要約【課題】飲料の注出を停止する位置の範囲がより広い飲料注出装置を提供する。
【解決手段】飲料容器11から飲料を注出する飲料注出装置100は、飲料が流れる注出管121と、ユーザが注出停止位置P10と注出位置P11との間で移動させるレバー本体142と、レバー本体の移動に連動して注出管の内部流路を開閉するように移動し、レバー本体が位置する側から注出管に当接する第1当接部175を有する開閉部材171と、レバー本体を付勢し、第1当接部と注出管を挟むように注出管に当接する第2当接部184を有する付勢部材181とを備え、第2当接部は、注出管に沿う方向ADに延びる平坦面184A、又は第1当接部の移動の軌跡BDに沿った形状を有する凹面284Aを有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
飲料容器から飲料を注出する飲料注出装置であって、
前記飲料が流れる注出管と、
ユーザが注出停止位置と注出位置との間で移動させるレバー本体と、
前記レバー本体の移動に連動して前記注出管の内部流路を開閉するように移動し、前記レバー本体が位置する側から前記注出管に当接する第1当接部を有する開閉部材と、
前記レバー本体を付勢し、前記第1当接部と前記注出管を挟むように前記注出管に当接する第2当接部を有する付勢部材とを備え、
前記第2当接部は、前記注出管に沿う方向に延びる平坦面、又は前記第1当接部の移動の軌跡に沿った形状を有する凹面を有する、飲料注出装置。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記平坦面は、前記レバー本体が前記注出停止位置にある状態で前記注出管に沿う方向に延びている、請求項1に記載の飲料注出装置。
【請求項3】
前記凹面は、前記レバー本体が前記注出位置から前記注出停止位置へ移動する場合の前記第1当接部の前記軌跡に沿った形状を有する、請求項1に記載の飲料注出装置。
【請求項4】
前記開閉部材は、前記注出管に当接する少なくとも一つのリブを有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の飲料注出装置。
【請求項5】
前記第1当接部は、前記第1当接部が延びる方向と交差する方向に延びる少なくとも一つのスリットを有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の飲料注出装置。
【請求項6】
前記レバー本体は、オリフィス形成部と、前記開閉部材を受け入れる摺動溝とを有し、
前記オリフィス形成部と前記摺動溝との間に、少なくとも一つの突起が形成されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の飲料注出装置。
【請求項7】
飲料容器から飲料を注出する飲料注出装置において、前記飲料が流れる注出管を開閉する開閉機構であって、
ユーザが注出停止位置と注出位置との間で移動させるレバー本体と、
前記レバー本体の移動に連動して前記注出管の内部流路を開閉するように移動し、前記レバー本体が位置する側から前記注出管に当接する第1当接部を有する開閉部材と、
前記レバー本体を付勢し、前記第1当接部と前記注出管を挟むように前記注出管に当接する第2当接部を有する付勢部材とを備え、
前記第2当接部は、前記注出管に沿う方向に延びる平坦面、又は前記第1当接部の移動の軌跡に沿った形状を有する凹面を有する、開閉機構。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ビール等を含む飲料を注出する飲料注出装置とその開閉機構に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、飲料容器から飲料を注出する飲料注出装置が記載されている。この飲料注出装置は、飲料が流れる可撓性の注出管と、注出停止位置と注出位置との間で移動可能なレバー本体とを備えている。また、飲料注出装置は、ユーザによるレバー本体の移動に連動して、注出管内の流路を開閉するように移動する開閉部材と、この開閉部材の移動を案内する案内部とを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-128221号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の飲料注出装置において、レバー本体が飲料の注出を停止する位置にある状態では、ユーザによるレバー本体の位置変更によって開閉部材の上側当接部と付勢部材の下側当接部とに注出管が挟まれる。これにより、挟まれた注出管が押し潰されて、注出管内の流路が閉鎖される。このとき、当該上側当接部と当該下型当接部の位置は当該レバー本体の位置に従って変位する。そのため、ユーザのレバー操作の勢いが過剰または過少な場合を繰り返すと、流路の閉鎖が不完全となることがあった。そこで、発明者らが鋭意、流路の閉鎖の確実さを高める手段を検討したところ、当該レバー本体の注出停止位置と注出管の相対的位置の安定性をさらに高めることが有効なことを見出した。詳細には、飲料の注出を停止可能にするレバー本体の位置の範囲がより広い飲料注出装置にするとともに、注出管の位置がユーザの様々な操作に対しより変位しにくい飲料注出装置にする機構を見出した。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一態様に係る飲料注出装置は、飲料容器から飲料を注出する飲料注出装置であって、前記飲料が流れる注出管と、ユーザが注出停止位置と注出位置との間で移動させるレバー本体と、前記レバー本体の移動に連動して前記注出管の内部流路を開閉するように移動し、前記レバー本体が位置する側から前記注出管に当接する第1当接部を有する開閉部材と、前記レバー本体を付勢し、前記第1当接部と前記注出管を挟むように前記注出管に当接する第2当接部を有する付勢部材とを備え、前記第2当接部は、前記注出管に沿う方向に延びる平坦面、又は前記第1当接部の移動の軌跡に沿った形状を有する凹面を有する。
【0006】
また、他の一態様に係る開閉機構は、飲料容器から飲料を注出する飲料注出装置において、前記飲料が流れる注出管を開閉する開閉機構であって、ユーザが注出停止位置と注出位置との間で移動させるレバー本体と、前記レバー本体の移動に連動して前記注出管の内部流路を開閉するように移動し、前記レバー本体が位置する側から前記注出管に当接する第1当接部を有する開閉部材と、前記レバー本体を付勢し、前記第1当接部と前記注出管を挟むように前記注出管に当接する第2当接部を有する付勢部材とを備え、前記第2当接部は、前記注出管に沿う方向に延びる平坦面、又は前記第1当接部の移動の軌跡に沿った形状を有する凹面を有する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
飲料注出装置の概略斜視図。
注出停止時の注出機構の概略断面図。
レバー本体の下端部分の概略斜視図。
開閉部材の概略斜視図。
付勢部材の下端部分の概略斜視図。
ベースの内面を示す概略図。
注出時の注出機構の概略断面図。
比較例として注出停止時のケースの幅方向における中央部を通る断面を示す概略断面図。
比較例として注出時のケースの幅方向における中央部を通る断面を示す概略断面図。
比較例として泡注出時のケースの幅方向における中央部を通る断面を示す概略断面図。
第2実施形態に係る下側当接部の概略側面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を実施するための例示的な実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下の実施形態において説明する寸法、材料、形状及び構成要素の相対的な位置は任意に設定でき、本発明が適用される装置又は方法の構成又は様々な条件に応じて変更できる。また、特別な記載がない限り、本発明の範囲は、以下に具体的に記載された実施形態に限定されない。なお、本明細書においては、後述するレバー本体142が位置する側を上側とした場合、その反対側が下側に対応する。また、後述するボトル11が位置する側を上流側とした場合、後述するノズル131が位置する側が下流側に対応する。
【0009】
[第1実施形態]
図1を参照して、飲料容器から飲料を注出する飲料注出装置の一例である飲料サーバ100について説明する。なお、飲料注出装置には飲料注出用のガスの供給装置12を備える。
【0010】
飲料サーバ100は、飲料が流れる注出管の一例としてチューブ121を備えている。そして、飲料サーバ100は、飲料容器の一例としてのボトル11と組み合わされることにより、ボトル11から飲料を注出する用途に供される。ボトル11は、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂製である。代替的に、ボトル11は、他の樹脂、金属、又はガラスから形成されていてもよい。また、ボトル11には、任意の飲料が充填されており、一例としてビール等の発泡性飲料がボトル11に充填されている。
(【0011】以降は省略されています)

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