特許ウォッチ

公開番号2024172203
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023089762
出願日2023-05-31
発明の名称ドア駆動制御装置及びドア駆動システム
出願人株式会社ハイレックスコーポレーション
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類E05F 15/77 20150101AFI20241205BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】折れ曲がり動作を伴うバックドアの閉動作時に、バックドアが物体に接触することを簡易な制御で回避できるドア駆動制御装置を提供すること。
【解決手段】ドア駆動制御装置は、上側ドアと前記上側ドアと回動可能に連結されている下側ドアを有するドアの駆動を制御するドア駆動制御装置であって、前記ドアを閉動作モードに切り替える切り替え信号を検出する検出部と、前記切り替え信号が検出された場合に、前記上側ドアに対して前記下側ドアを所定の角度まで回動させて前記ドアを折り曲げた状態とし、その後、前記上側ドアの閉動作を開始する制御を行う制御部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
上側ドアと前記上側ドアと回動可能に連結されている下側ドアを有するドアの駆動を制御するドア駆動制御装置であって、
前記ドアを閉動作モードに切り替える切り替え信号を検出する検出部と、
前記切り替え信号が検出された場合に、前記上側ドアに対して前記下側ドアを所定の角度まで回動させて前記ドアを折り曲げた状態とし、その後、前記上側ドアの閉動作を開始する制御を行う制御部と、
を備えるドア駆動制御装置。
続きを表示（約 540 文字）【請求項２】
前記所定の角度は、前記ドアが開動作モードで動作した際の前記ドアの折れ曲がりの最大角度である請求項１に記載のドア駆動制御装置。
【請求項３】
前記所定の角度は、前記ドアの折り曲げ可能な最大角度であり、前記制御部は、前記上側ドアの開度が所定の開度よりも大きい場合、前記ドアの折れ曲がりの角度を前記最大角度に維持する制御を行う請求項１に記載のドア駆動制御装置。
【請求項４】
前記制御部は、前記上側ドアの開度が所定の開度よりも小さい場合、前記ドアの折れ曲がりの角度を最小角度にする制御を行う請求項１に記載のドア駆動制御装置。
【請求項５】
前記制御部は、前記ドアが前記閉動作モードで動作し、前記ドアの折れ曲がりの角度が、前記ドアの開度に応じて予め設定された前記ドアの折り曲げを許容する限界角度よりも大きくなった際に、前記上側ドアの閉動作を停止し、前記ドアの折れ曲がりの角度が前記限界角度よりも小さい所定の角度になるまで前記下側ドアを回動させる請求項１に記載のドア駆動制御装置。
【請求項６】
請求項１に記載のドア駆動制御装置と、
前記ドアを駆動する駆動部と、
を備えるドア駆動システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ドア駆動制御装置及びドア駆動システムに関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、上側ドアと、上側ドアに対して回動可能な下側ドアにより構成され、折れ曲がることが可能なバックドアを有する車両が開発されている。
【０００３】
たとえば、特許文献１には、バックドアの開動作時にバックドアの周囲に物体が存在する場合、バックドアを折り曲げるようバックドアの駆動部を制御して、バックドアがその物体を回避できるようにしたドア駆動制御装置が開示されている。
【０００４】
また、特許文献１には、バックドアの閉動作がバックドアの開動作と逆の動作となるようにドア駆動制御装置が制御を行うことも開示されている。
【０００５】
例えば、バックドアの閉動作が行われる場合、ドア駆動制御装置は、バックドアの開動作時にバックドアの折れ曲がりがなくなった位置でバックドアの折れ曲がりが始まり、バックドアの開動作時にバックドアの折れ曲がり動作を開始した位置でバックドアの折れ曲がりがなくなるように制御を行う。
【０００６】
これにより、バックドアの開動作時だけでなく、閉動作時にもバックドアが物体に接触することを回避することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００７】
特開２０２３－２０２９６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００８】
しかしながら、上述したようなバックドアの制御を精度よく行うことは難しい。例えば、下側ドアの自重のため、バックドアの閉動作時にバックドアが折れ曲がる位置、および、折れ曲がりがなくなる位置を、それぞれバックドアの開動作時におけるバックドアの折れ曲がりがなくなった位置、および、折れ曲がり動作が開始した位置に合わせることは難しい。
【０００９】
そのような位置だけでなく、バックドアの閉動作時にバックドアが折れ曲がる動作の速度、および、その折れ曲がりがなくなる動作の速度をバックドアの開動作時と合わせること、また、上側ドアの開閉動作に合わせて下側ドアが上側ドアに対して折れ曲がる動作のタイミングを合わせることにも高度な制御が必要となる。
【００１０】
このようなことから、折れ曲がり動作を伴うバックドアの閉動作時に、バックドアが物体に接触することを簡易な制御で回避できるようにすることが望まれている。
（【００１１】以降は省略されています）

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