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公開番号2024171715
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023088873
出願日2023-05-30
発明の名称情報処理装置及び情報処理方法
出願人日産自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G06V 10/22 20220101AFI20241205BHJP(計算;計数)
要約【課題】車両内に変化があったか否かを判断する際に、画像処理にかかる時間を短縮する。
【解決手段】情報処理装置20の取得部211は、車両100内の映像データを取得する。検出部213は、映像データを画像処理することにより、車両100に乗車している乗客の手の位置を検出する。領域設定部214は、映像データ内に、検出部213が乗客の手の位置を検出した範囲を含む第1画像処理領域を設定する。判断部215は、車両100が目的地に到着した後の映像データである第1映像データにおける第1画像処理領域内の画像に基づいて、車両100内に変化があったか否かを判断する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
車両内の映像データを取得する取得部と、
前記映像データを画像処理することにより、前記車両に乗車している乗客の手の位置を検出する検出部と、
前記映像データ内に、前記検出部が前記乗客の手の位置を検出した範囲を含む第1画像処理領域を設定する領域設定部と、
前記車両が目的地に到着した後の前記映像データである第1映像データにおける前記第1画像処理領域内の画像に基づいて、前記車両内に変化があったか否かを判断する判断部と、
を備える
情報処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記判断部は、前記第1映像データにおける前記第1画像処理領域内で物体を検出した場合に、前記車両内に変化があったと判断する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記判断部は、前記第1映像データにおける前記第1画像処理領域内の画像と、前記乗客が乗車する前の前記映像データである第2映像データにおける前記第1画像処理領域内の画像とを比較して、前記車両内に変化があったか否かを判断する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記検出部は、前記映像データを画像処理することにより、前記乗客が手に物体を持っているか否かを検出し、
前記領域設定部は、前記検出部が、前記乗客が手に物体を持っていることを検出した場合の前記第1画像処理領域の範囲を、前記検出部が、前記乗客が手に物体を持っていることを検出しない場合の第1画像処理領域の範囲より大きく設定する
請求項1~3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記領域設定部は、前記検出部が前記乗客の手の位置を検出した範囲が前記車両の座面より高い位置に位置する場合には、前記乗客の手の位置を検出した範囲の下方に位置する前記座面上の範囲を更に含むように前記第1画像処理領域を設定する
請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記判断部は、前記第1画像処理領域の画像処理を、前記第1画像処理領域以外の領域の画像処理より高い精度で行う
請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記判断部は、前記第1映像データにおける前記第1画像処理領域のみに画像処理を行う
請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記判断部は、前記第1画像処理領域以外の領域の前記第1映像データの画像ピクセルに情報が無いものとして画像処理を行う
請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記判断部は、前記第1映像データにおける前記第1画像処理領域以外の領域の画像データを圧縮して画像処理を行う
請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記判断部は、前記第1画像処理領域のうち、前記車両内の部材に近接する範囲の画像処理を、前記第1画像処理領域以外の領域より高い精度で行う
請求項1又は2に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置及び情報処理方法に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、第1の時刻における自動車内の第1映像データと、第1の時刻より後の第2の時刻における自動車内の第2映像データとに基づいて、第1の時刻と第2の時刻との間で、自動車内に変化があったか否かを判断する情報処理装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2019/180985号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された技術によれば、情報処理装置は、第1及び第2の時刻における2つの映像データに映し出されている全範囲を画像処理して比較することにより、自動車内に変化があったか否かを判断している。しかしながら、映像データには光や影などのノイズが含まれているため、精度よく自動車内の変化を検出するためには、高精度な画像処理が必要となる。このため、処理を完了するまでに時間がかかってしまうという問題がある。
【0005】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものである。その目的とするところは、車両内に変化があったか否かを判断する際に、画像処理にかかる時間を短縮することができる情報処理方法及び情報処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係わる情報処理装置及び情報処理方法は、車両内の映像データを画像処理することにより、車両に乗車している乗客の手の位置を検出し、乗客の手の位置を検出した範囲を含む第1画像処理領域を設定し、車両が目的地に到着した後の映像データである第1映像データにおける第1画像処理領域内の画像に基づいて、車両内に変化があったか否かを判断する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、車両内に変化があったか否かを判断する際に、画像処理にかかる時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態に係る情報処理装置と周辺装置とを含む車両の構成例を示すブロック図である。
図2は、検出部が車両に乗車している乗客の手の位置を検出した範囲を模式的に示す図である。
図3は、図2において検出された範囲に基づいて設定される第1画像処理領域を模式的に示す図である。
図4は、第1画像処理領域の一例を示す図である。
図5は、第1画像処理領域の他の例を示す図である。
図6は、一実施形態に係る情報処理装置の処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図面を参照して、実施形態を説明する。図面の記載において同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0010】
[情報処理装置の構成]
図1を参照して一実施形態に係る情報処理装置20の構成例を説明する。情報処理装置20は、図1に示すように、車両100に搭載される。情報処理装置20は、車両100に搭載された車内カメラ11、ドアセンサ12、シートベルトセンサ13、ナビゲーション装置14、車内用モニタ15、車外用モニタ16、車外スピーカ17と接続される。
(【0011】以降は省略されています)

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