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公開番号2024171713
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023088869
出願日2023-05-30
発明の名称壁下地の施工方法及び下地構成部材
出願人株式会社大林組
代理人個人,個人
主分類E04B 2/76 20060101AFI20241205BHJP(建築物)
要約【課題】壁下地を効率的に形成するための壁下地の施工方法及び下地構成部材を提供する。
【解決手段】壁下地10を構成する下地構成部材20は、長方形枠形状に形成されているフレーム部F1を備え、このフレーム部F1の角部の外形が45度に形成されている。壁下地10の施工においては、上層部分16の下地構成部材20の幅に応じた隙間をおいて、壁下地10の下層部分15を構成する複数の下地構成部材20を、床11に配置する。そして、下層部分15の下地構成部材20の間の上方に、上層部分16の下地構成部材20を配置する。この場合、隣接する下層部分15の下地構成部材20の上端部が、上層部分16の下地構成部材20の下端部で繋がるように、下地構成部材20を配置する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
壁下地を形成するための施工方法であって、
前記壁下地の上層部分を構成する第1下地構成部材の幅に応じた間隔を空けて、前記壁下地の下層部分を構成する複数の第2下地構成部材を配置し、
隣接する前記第2下地構成部材の上端部が前記第1下地構成部材の下端部で繋がるように、前記第1下地構成部材及び前記第2下地構成部材を配置することを特徴とする壁下地の施工方法。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記第2下地構成部材を設置する設置面には、前記第2下地構成部材が並んで配置される方向に、前記第2下地構成部材の配置に対応する位置に複数のマーカが形成され、
前記マーカに応じた位置に、前記第2下地構成部材を配置し、
前記第2下地構成部材の下端部を、前記設置面に固定することを特徴とする請求項1に記載の壁下地の施工方法。
【請求項3】
壁下地に用いられる下地構成部材であって、
長方形枠形状に形成されているフレーム部を備え、
前記フレーム部の角部の外形が45度に形成されていることを特徴とする下地構成部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、軽量鉄骨下地のような鋼材等で構成される下地構成部材を用いて、壁下地を施工する壁下地の施工方法及びそれに用いられる下地構成部材に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建設現場における人手不足解消のために、ロボットを用いる場合がある。例えば、コンクリート2次製品用型枠を、ロボットを用いて形成する技術が検討されている(例えば、特許文献1参照。)。この文献に記載の技術においては、組立てロボットが基準側壁パネルをベースパネル上の所定の組付け位置に位置決めした後、組立てロボットが通常側壁パネルをベースパネル上の所定の組付け位置に位置決めする。そして、2台のナット締めロボットによりナットで締結することで、基準側壁パネルと通常側壁パネルとをベースパネルに連結するとともに、基準側壁パネルと通常側壁パネルとを連結する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平08-309721号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、建築物に用いられる壁下地は、下地材料を現地で切断することにより下地構成部材を形成した後、これらを組み立てることにより構成していた。この場合、壁下地の上下の水平方向に延在するランナーを設置後に、垂直方向に延在するスタッドを回転させながら押し込む等の細かい動作が必要であった。特に、このような細かい動作は、回転運動又は直線運動を基本とするロボットにおいては難しかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する壁下地の施工方法は、壁下地を形成するための施工方法であって、前記壁下地の上層部分を構成する第1下地構成部材の幅に応じた間隔を空けて、前記壁下地の下層部分を構成する複数の第2下地構成部材を配置し、隣接する前記第2下地構成部材の上端部が前記第1下地構成部材の下端部で繋がるように、前記第1下地構成部材及び前記第2下地構成部材を配置する。
【0006】
また、上記課題を解決するための下地構成部材は、壁下地に用いられる下地構成部材であって、長方形枠形状に形成されているフレーム部を備え、前記フレーム部の角部の外形が45度に形成されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、壁下地を効率的に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態における壁下地を説明する正面図である。
実施形態における壁下地を構成する下地構成部材の正面図である。
実施形態において壁下地の下層部分の施工を説明する説明図である。
実施形態において壁下地の下層部分の下地構成部材を固定するときの把持部の要部の斜視図である。
実施形態において壁下地の下層部分の下地構成部材を固定するときの把持部の要部の斜視図である。
実施形態において壁下地の上層部分の施工を説明する説明図である。
実施形態において壁下地の上層部分と下層部分との接合を説明する説明図である。
変更例において壁下地の上層部分と下層部分との接合部にマーカを形成した状態を説明する説明図である。
変更例において壁下地を構成する下地構成部材の斜視図である。
変更例における壁下地を説明する正面図である。
変更例において上層部分の下地構成部材を固定するときの把持部の要部の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図1~図5を用いて、壁下地の施工方法及び下地構成部材を具体化した一実施形態を説明する。本実施形態では、複数の長方形枠(四角枠)形状の下地構成部材を組み立てることにより、建物の壁を構成するための壁下地を形成する。なお、この壁下地は、石膏ボード壁の内側にある下地材であって、石膏ボード壁を固定するとともに補強するために設置される。
【0010】
図1に示すように、本実施形態における壁下地10は、側端部材13,14及び複数の下地構成部材20で構成される。本実施形態の壁下地10では、側端部材13,14の間に複数の下地構成部材20が配置される。更に、側端部材13,14及び複数の下地構成部材20は、床11及び天井12に固定される。
(【0011】以降は省略されています)

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