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公開番号2024171453
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023088464
出願日2023-05-30
発明の名称測定装置
出願人株式会社アドヴィックス
代理人個人,個人
主分類G01B 11/06 20060101AFI20241205BHJP(測定;試験)
要約【課題】車両にキャリパブレーキ及び車輪が取り付けられた状態のままでブレーキパッドの厚さを測定できるようにすること。
【解決手段】測定装置は、板状をなす立体である本体32と、測定者100に把持される把持部70Aと、本体32と把持部70Aとを接続する接続部70Bとを備えている。本体32は、本体32よりも板厚方向Y1に位置する物体を含む画像を撮像する撮像部41を有している。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
車両に取り付けられている状態のキャリパブレーキが備えるブレーキパッドの画像に基づいて、当該ブレーキパッドの厚さを測定する測定装置であって、
板状をなす立体である本体と、
測定者に把持される把持部と、
前記本体と前記把持部とを接続する接続部と、を備え、
前記本体は、当該本体よりも板厚方向に位置する物体を含む画像を撮像する撮像部を有している、測定装置。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記接続部は、屈曲可能であるとともに、屈曲した状態を維持可能に構成されている、請求項1に記載の測定装置。
【請求項3】
前記本体は、当該本体よりも前記板厚方向を照明する照明部を有し、
前記撮像部は、前記キャリパブレーキの点検口を介して前記ブレーキパッドが前記照明部によって照明されている状態で当該ブレーキパッドを撮像できる位置に配置されている、請求項1又は請求項2に記載の測定装置。
【請求項4】
前記本体は、当該本体よりも前記板厚方向に位置する物体に光を照射することによって当該物体に光の像であるマーカーを表示させる光マーカー表示部を有し、
前記撮像部は、前記キャリパブレーキの点検口を介して前記ブレーキパッド及び当該ブレーキパッドに隣接する周辺物の少なくとも一方に前記マーカーが前記光マーカー表示部によって表示された状態で、前記マーカーと前記ブレーキパッドとを含む画像を撮像できる位置に配置されており、
前記照明部は、当該照明部から前記撮像部までの直線距離が、前記撮像部から前記光マーカー表示部までの直線距離よりも長くなる位置に配置されている、請求項3に記載の測定装置。
【請求項5】
前記本体のうち、前記板厚方向と直交する所定方向における第1端部に前記接続部が接続されており、
前記撮像部及び前記照明部は、前記本体のうちの前記所定方向における第2端部と前記照明部との間に前記撮像部が位置するようにそれぞれ配置されている、請求項3に記載の測定装置。
【請求項6】
前記本体は、当該本体よりも前記板厚方向に位置する物体に光を照射することによって当該物体に光りの像であるマーカーを表示させる光マーカー表示部を有し、
前記撮像部は、前記キャリパブレーキの点検口を介して前記ブレーキパッド及び当該ブレーキパッドに隣接する周辺物の少なくとも一方に前記マーカーが前記光マーカー表示部によって表示された状態で、前記マーカーと前記ブレーキパッドとを含む画像を撮像できる位置に配置されている、請求項1又は請求項2に記載の測定装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用のキャリパブレーキが備えるブレーキパッドの厚さを測定する測定装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、エレベータ用の電磁ブレーキが備えるブレーキライニングの厚さを測定する測定装置が開示されている。具体的には、当該測定装置は、撮像部によって撮像されたブレーキライニングを含む画像に基づいて、ブレーキライニングの厚さを測定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-56391号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記測定装置は、エレベータ用のブレーキライニングを測定対象とした装置であって、車両用のキャリパブレーキが備えるブレーキパッドを測定対象とする装置ではない。そのため、上記測定装置では、車両にキャリパブレーキ及び車輪が取り付けられた状態のままで当該キャリパブレーキのブレーキパッドを撮像部によって撮像することが困難である。本発明の課題は、車両のキャリパブレーキが備えるブレーキパッドの厚さの測定に適した測定装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための測定装置は、車両に取り付けられている状態のキャリパブレーキが備えるブレーキパッドの画像に基づいて、当該ブレーキパッドの厚さを測定する装置である。当該測定装置は、板状をなす立体である本体と、測定者に把持される把持部と、前記本体と前記把持部とを接続する接続部と、を備えている。前記本体は、当該本体よりも板厚方向に位置する物体を含む画像を撮像する撮像部を有している。
【発明の効果】
【0006】
上記構成によれば、車両にキャリパブレーキ及び車輪が取り付けられた状態のままでブレーキパッドの厚さを測定できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、車両の車体に取り付けられた状態の車輪の断面とキャリパブレーキの側面とを示す模式図である。
図2は、キャリパブレーキの一部分を模式的に示す平面図である。
図3は、実施形態の測定装置の概略構成を示す図である。
図4は、図3の測定装置が備える撮像モジュールを示す平面図である。
図5は、図4の撮像モジュールが備えるレーザ装置の構成を示す模式図である。
図6は、図3の撮像モジュールの機能と表示モジュールの機能とを示すブロック図である。
図7は、図3の測定装置が備える接続部を測定者が把持している様子を示す側面図である。
図8は、図7の8-8線における断面図である。
図9は、図6の表示モジュールの実行部が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
図10は、図6の表示モジュールの表示部に撮像画像が表示されている状態の表示モジュールの平面図である。
図11は、図6の表示モジュールの表示部に撮像画像及び測定結果が表示されている状態の表示モジュールの平面図である。
図12は、図3の測定装置が備える計算装置の実行部が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
図13は、図3の測定装置を用いてブレーキパッドの厚さを測定する測定方法を示すフローチャートである。
図14は、図6の撮像モジュールと表示モジュールとを用いて測定者が作業を行っている様子を示す模式図である。
図15は、タイヤホイールとキャリパブレーキとの間の隙間に図4の撮像モジュールが差し込まれた様子を示す作用図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本実施形態を図1から図15に従って説明する。
<車輪>
図1には、車両の車軸12に取り付けられた車輪13の一部分の断面が模式的に図示されている。車輪13は、車軸12に支持されているタイヤホイール14とタイヤ15とを備えている。タイヤホイール14は、車軸12にボルト締結されているディスク部141と、ディスク部141の周縁から車幅方向内側Xa1に延伸するリム部142とを有している。タイヤ15は、リム部142の外周面を覆うようにタイヤホイール14に装着されている。
【0009】
<キャリパブレーキ>
図1には、車両の車体11(図14参照)に取り付けられた状態のキャリパブレーキ20が模式的に図示されている。図2は、図1に示した白抜きの矢印A1で示す方向からキャリパブレーキ20を見た場合のキャリパブレーキ20の一部を模式的に示す平面図である。
【0010】
図1に示すように、キャリパブレーキ20は、キャリパ21と、2つのブレーキパッド22と、車軸12と一体に回転するディスクロータ26とを備えている。キャリパブレーキ20は、タイヤホイール14のリム部142とキャリパ21との間には隙間SPが介在するように車体11に取り付けられている。図2に示すように、ブレーキパッド22は、裏板23と、裏板23に支持されている摩擦材24とを含んでいる。2つのブレーキパッド22の間にディスクロータ26が介在している。2つの摩擦材24でディスクロータ26を挟み込むことにより、車輪13に制動力が付与される。
(【0011】以降は省略されています)

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