TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024168510
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023085250
出願日
2023-05-24
発明の名称
飛行体補助装置の昇降システム
出願人
株式会社安藤・間
,
光洋機械産業株式会社
代理人
弁理士法人山田特許事務所
主分類
B64U
70/97 20230101AFI20241128BHJP(航空機;飛行;宇宙工学)
要約
【課題】複数の階層を有する構造物において飛行体を飛行させる際、飛行体補助装置を好適に使用し得る飛行体補助装置の昇降システムを提供する。
【解決手段】複数の階層F1~F3を有する構造物100に設置され、階層F1~F3間を移動可能に構成された昇降体32を備えた昇降装置3と、無人で飛行する飛行体1と、飛行体1を離着可能に構成され、飛行体1の運用に関する機能を備えた飛行体補助装置2とを備え、飛行体補助装置2を昇降体32に積載して階層F1~F3間を移動させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の階層を有する構造物に設置され、階層間を移動可能に構成された昇降体を備えた昇降装置と、
無人で飛行する飛行体と、
前記飛行体を離着可能に構成され、前記飛行体の運用に関する機能を備えた飛行体補助装置とを備え、
前記飛行体補助装置を前記昇降体に積載して階層間を移動させるよう構成されたこと
を特徴とする飛行体補助装置の昇降システム。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
前記飛行体補助装置は、前記飛行体との通信または前記飛行体の充電の少なくとも一方を実行し得るよう構成されていること
を特徴とする請求項1に記載の飛行体補助装置の昇降システム。
【請求項3】
前記昇降装置の動作を遠隔で実行し得るよう構成されていること
を特徴とする請求項1に記載の飛行体補助装置の昇降システム。
【請求項4】
1台以上の前記飛行体補助装置と、複数台の前記飛行体が備えられていること
を特徴とする請求項1に記載の飛行体補助装置の昇降システム。
【請求項5】
前記構造物は建設中または解体中の建築物であり、前記昇降装置は、前記構造物の床に設けられた開口を通すように設置されること
を特徴とする請求項1に記載の飛行体補助装置の昇降システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、無人式の飛行体の運用において、該飛行体の各種補助を行う装置を昇降させつつ使用するシステムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、ドローンと称される無人式の飛行体に関する技術の開発が様々な分野で進められている。有人式の飛行装置と比較して小型で軽量であり、操作性にも優れ、人が搭乗しないため費用も安価で運用上の安全性も高いドローンは、画像の撮影や物資の運搬、薬剤の散布など、多岐にわたる用途に使用されている。
【0003】
尚、航空法では、重量が200g以上で、遠隔操作または自動操縦により無人で飛行する装置がドローンと定義されるが、慣習上は200g未満の同様の装置もドローン、あるいはトイドローン等と呼ばれる場合がある。本明細書では、これらの「遠隔操作または自動操縦により無人で飛行する装置」をまとめて「ドローン」あるいは「飛行体」と称することとする。
【0004】
ドローン技術に関し、最近では、ドローンの運用に伴い補助的に使用される装置として、ドローンドックやドローンポート、ドローンステーション等と称される装置が一般に実用化されている。こうした装置は、ドローンを離着させる基地として機能し、着床させたドローンをそのまま格納したり、格納したドローンの電源装置を充電するなど、ドローンの運用における各種の補助を行うようになっている(以下、本明細書では、ドローンを離着可能に構成され、ドローンの格納、充電、ドローン本体の遠隔操作または自動操縦のための通信、ドローンに搭載された装置の操作のための通信、ドローン本体またはドローンに搭載された装置との間における各種のデータの送受信、といったドローンの運用に関する補助を行う装置を「補助装置」または「飛行体補助装置」と称する。すなわち、ドローンの運用に伴って使用される装置であって、少なくともドローンを離着機能を備えるほか、上に挙げた各種の機能またはそれ以外のドローンの運用に関する機能のうち、一個以上を備えた装置を「補助装置」または「飛行体補助装置」と称するものとする)。
【0005】
こうしたドローンの補助装置に関する技術を記載した先行技術文献としては、例えば、下記特許文献1~3等がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2022-82189号公報
特開2021-30756号公報
特許第7050375号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、上述の如き補助装置をドローンと共に使用する際、周囲の状況や、補助装置とドローンとの間の距離によっては、ドローンの操作が困難であったり、補助装置によるドローンの補助機能を十全に発揮できないといった場合が想定できる。例えば、複数の階層を有する建物内でドローンを飛行させる際、ある階に補助装置を設置し、該補助装置から離床させたドローンを別の階まで飛行させることを考えると、階の移動に伴い飛行経路が複雑になる分、遠隔操作の場合は経路に応じた操作入力の難度が高まるし、自動操縦を行う場合は飛行経路の設定が煩雑になる。また、飛行経路が複雑になれば、ドローンと補助装置との間の無線通信が障害物によって妨げられることで、遠隔操作や自動操縦に必要な電波状況の確保がしにくくなることも考えられる。
【0008】
また、充電式の電源装置をドローンに搭載し、補助装置によって充電を行う場合、ドローンは補助装置を離床した後、電力の持続時間内に補助装置に着床させる必要がある。ドローンの飛行経路が複雑であれば、それだけ飛行に時間がかかるため、補助装置からの飛行可能な距離が制限されたり、あるいは電力の持続時間内にドローンが補助装置へ帰着できないといった事態が発生する懸念がある。
【0009】
つまり、ドローンと共に補助装置を使用する場合、原則として、補助装置とドローンとの間はなるべく近く、また、その飛行経路上あるいはその近辺には障害物が少ないことが望ましく、したがって、複数の階層を有する建物等の構造物においてドローンを使用する際には、ドローンを飛行させる階と同じ階に補助装置を設置することが好適であると言える。しかしながら、階を移動する度にドローンと共に補助装置を行き来させるという手順は煩雑である。例えば、工事現場の定期的な巡回等にドローンを使用する場合、巡回の度に(例えば、毎日朝夕の二回)巡回作業員がドローンと共に補助装置を持って各階を移動し、補助装置を設置してはドローンを飛行させる、という手間が生じ、非常に面倒である。
【0010】
本発明は、斯かる実情に鑑み、複数の階層を有する構造物において飛行体を飛行させる際、飛行体補助装置を好適に使用し得る飛行体補助装置の昇降システムを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社安藤・間
移動式架台
11日前
株式会社安藤・間
複合構造梁
1か月前
株式会社安藤・間
柱梁接合構造
1日前
株式会社安藤・間
柱梁接合構造
1か月前
株式会社安藤・間
構造物の免震装置
1か月前
株式会社安藤・間
飛行体補助装置の昇降システム
1か月前
株式会社安藤・間
進入検知装置、及び進入検知方法
23日前
太平洋マテリアル株式会社
床形成方法
1日前
株式会社安藤・間
初期応力算出プログラム、及び初期応力算出方法
1か月前
株式会社安藤・間
木質パネルの接合部材及び同部材を用いた接合部構造
1か月前
株式会社安藤・間
セメント硬化体の圧縮強度の推定方法およびバイオマス焼却灰の選定方法
1か月前
太平洋マテリアル株式会社
下地材及び自己平滑性モルタルの連続施工方法
1日前
株式会社安藤・間
二酸化炭素の固定化方法、二酸化炭素固定化セメント硬化体及びその製造方法
1か月前
株式会社安藤・間
ベルトコンベア鋼車、及び掘削ズリ搬送方法
1か月前
個人
飛行体
9か月前
個人
空港用貨物搬送車
7か月前
株式会社三圓
浮上装置
4か月前
個人
ドローンの計測操作方法3
4か月前
個人
飛行艇
6か月前
個人
ドローンの計測操作方法2
4か月前
キヤノン電子株式会社
磁気トルカ
5か月前
個人
人工衛星推進材循環エンジン
8か月前
個人
自由落下運航システム
9か月前
個人
マルチコプター型電気飛行機
9か月前
個人
ドローン消音装置
2か月前
個人
空中移動システム
1か月前
合同会社アドエア
飛行体落下補助装置
11か月前
株式会社中北製作所
羽ばたき装置
8か月前
株式会社SUBARU
電動航空機
8か月前
合同会社アドエア
飛行体の落下補助装置
25日前
株式会社中北製作所
羽ばたき装置
7か月前
個人
飛行体
12か月前
株式会社セネック
ドローンポート
7か月前
株式会社セネック
ドローンポート
7か月前
株式会社SUBARU
移動体
1か月前
国立大学法人九州大学
飛行体
10か月前
続きを見る
他の特許を見る