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公開番号2024168218
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023084703
出願日2023-05-23
発明の名称放射線撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類G01T 7/00 20060101AFI20241128BHJP(測定;試験)
要約【課題】
放射線撮像装置を被検体の下に挿入する際の挿入性を良好に保ち、かつ撮像時における被検体の負担を軽減するのに有利な放射線撮像装置を提供すること。
【解決手段】
被検体を通過した放射線を検出するための放射線検出パネルと、前記放射線検出パネルを内包する筐体と、前記筐体の剛性を変更するための第一部材とを有し、前記第一部材が操作されることにより前記筐体の剛性が変更される。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
被検体を通過した放射線を検出するための放射線検出パネルと、前記放射線検出パネルを内包する筐体と、前記筐体の剛性を変更するための第一部材と、を有する放射線撮像装置であって、
前記第一部材が操作されることにより前記筐体の剛性が変更されることを特徴とする放射線撮像装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記筐体は、前記被検体を通過した放射線が入射する入射面と、前記入射面の反対側の背面と、前記入射面の縁部と前記背面の縁部との間の側面と、を有し、
前記第一部材は棒状部材であり、少なくとも前記側面と前記放射線検出パネルとの間に前記棒状部材が前記側面に沿って配置されていることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
【請求項3】
前記棒状部材は、棒の長軸と直交する互いに異なる2方向について剛性が異なる部分を有する請求項2に記載の放射線撮像装置。
【請求項4】
前記棒状部材は、棒の長軸と直交する断面において異なる断面2次モーメントを有することを特徴とする請求項3に記載の放射線撮像装置。
【請求項5】
前記棒状部材は、剛性の異なる少なくとも2つの部材を含むことを特徴とする請求項3に記載の放射線撮像装置。
【請求項6】
前記棒状部材は、棒の長軸と直交する断面において長辺と短辺とを有することを特徴とする請求項3に記載の放射線撮像装置。
【請求項7】
前記放射線撮像装置は前記第一部材を操作するための操作部を有し、前記第一部材は前記操作部により回転させられることを特徴とする請求項3に記載の放射線撮像装置。
【請求項8】
前記操作部がアクチュエータを含むことを特徴とする請求項7に記載の放射線撮像装置。
【請求項9】
前記筐体は、前記被検体を通過した放射線が入射する入射面と、前記入射面の反対側の背面と、前記入射面の縁部と前記背面の縁部との間の側面と、を有し、
前記第一部材は棒状部材であり、少なくとも前記背面と前記放射線検出パネルとの間に前記棒状部材が複数配置されたことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
【請求項10】
前記棒状部材は、棒の長軸と直交する互いに異なる2方向について剛性が異なる部分を有する請求項9に記載の放射線撮像装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、放射線撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
半導体センサを使用した放射線撮像装置がある。放射線撮像装置は主に、被検体を通過した放射線を検出し、電気信号へ変換する放射線検出パネルと、前記放射線検出パネルを内包する筐体とで構成されている。
【0003】
放射線検出パネルを内包する筐体には、筐体の撓みを許容できるような設計がなされる場合がある(特許文献1、2、4)。また放射線検出パネルの筐体により放射線検出パネルの撓みの影響を抑制するような設計がなされていたものもある(特許文献3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-217769
特開2016-142635
特開2019-184262
CN109887941
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
放射線撮像をする場合に、患者の下に放射線撮像装置を挿入して撮像を行うことがある。このような撮像時において放射線撮像装置の挿入後から撮像を行い、放射線撮像装置を引き抜くまでの間、患者は放射線撮像装置の上に載っている状態になる。そのため、放射線撮像装置の剛性が高いと患者は身体的苦痛を感じることがある。このような撮像を行う場合に、放射線撮像装置に可撓性を持たせることで、患者の身体的苦痛軽減を図ることができ患者の負担を軽減しうる。しかし可撓性のある放射線撮像装置は患者の下への挿入性が良好ではないことがある。本発明は上記の課題を鑑みてなされたものであり、放射線撮像装置を被検体の下に挿入する際の挿入性を良好に保ち、かつ撮像時における被検体の負担を軽減するのに有利な放射線撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る放射線撮像装置は、被検体を通過した放射線を検出するための放射線検出パネルと、前記放射線検出パネルを内包する筐体と、前記筐体の剛性を変更するための第一部材と、を有し、前記第一部材が操作されることにより前記筐体の剛性が変更されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、放射線撮像装置を被検体の下に挿入する際の挿入性を良好に保ち、かつ撮像時における被検体の負担を軽減するのに有利な放射線撮像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
放射線撮像装置の構成を示す外観図。
放射線撮像装置の構成を示す断面図。
放射線撮像作業の手順を説明するフローチャート。
実施形態1に係る放射線撮像装置の構成例を示す図。
実施形態1に係る剛性を切り替えるための部材の構成例を示す図。
実施形態1に係る放射線撮像装置の構成例を示す図。
実施形態2に係る放射線撮像装置の構成例を示す図。
実施形態3に係る放射線撮像装置の構成例を示す図。
実施形態4に係る放射線撮像装置の構成例を示す図。
実施形態5に係る放射線撮像装置の構成例を示す図。
実施形態6に係る放射線撮像装置の構成例を示す図。
実施形態6に係る剛性を持つ部材の構成例を示す図。
実施形態6に係る剛性を持つ部材の構成例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
また、本明細書では、X線だけでなく、α線、β線、γ線、粒子線、宇宙線なども、放射線に含まれるものとする。
(【0011】以降は省略されています)

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