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公開番号2024166969
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-29
出願番号2023083419
出願日2023-05-19
発明の名称積載重量の計量機能付き特装車
出願人極東開発工業株式会社
代理人弁理士法人はなぶさ特許商標事務所,弁理士法人落合特許事務所
主分類G01G 19/12 20060101AFI20241122BHJP(測定;試験)
要約【課題】シャシフレーム上に搭載されるサブフレームに連結され且つ架装体の重量を受け止め可能な複数のロードセルとを備えた、積載重量の計量機能付き特装車において、サブフレームの縦フレームに特設した湾曲部の凹状空間をロードセル配置空間として利用可能として、架装体の搭載高さを抑制可能とする。
【解決手段】特装車のサブフレーム10は、シャシフレーム1の左右の縦杆1L,1R上に支持されて縦杆1L,1Rに沿って延びる左右の縦フレーム11,12を含み、縦フレーム11,12は、平面視で車幅方向内方側又は外方側に凹んだ湾曲部11m,12mを有していて、その湾曲部11m,12mの凹状空間Oに少なくとも一部のロードセルL1,L2が配置される。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
積載物を積載可能な架装体(2)と、その架装体(2)の下方に配置されてシャシフレーム(1)上に搭載されるサブフレーム(10)と、そのサブフレーム(10)に連結され且つ前記架装体(2)の重量を受け止め可能な複数のロードセル(L1~L4)とを備えた、積載重量の計量機能付き特装車において、
前記サブフレーム(10)は、前記シャシフレーム(1)の左右の縦杆(1L,1R)上に支持されて該縦杆(1L,1R)に沿って延びる左右の縦フレーム(11,12)を含み、前記縦フレーム(11,12)は、平面視で車幅方向内方側又は外方側に凹んだ湾曲部(11m,12m)を有していて、その湾曲部(11m,12m)の凹状空間(O)に少なくとも一部の前記ロードセル(L1,L2)が配置されることを特徴とする積載重量の計量機能付き特装車。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記縦フレーム(11,12)は、前記湾曲部(11m,12m)とは別々に製造され且つ該湾曲部(11m,12m)の前後少なくとも一端部に連結されて直線状に延びる直線部(11f,11r;12f,12r)を有することを特徴とする、請求項1に記載の積載重量の積載重量の計量機能付き特装車。
【請求項3】
左右少なくとも一方の前記湾曲部(12m)と、該湾曲部(12m)の前記一端部に連結される前記直線部(12r)との相互の隣接端部(12me,12re)は、その何れか一方の隣接端部(12me)の内周部に他方の隣接端部(12re)の外周部が嵌合されると共に、その嵌合部(12K)の前後で前記湾曲部(12m)及び前記直線部(12r)は、上面が略同一高さの中間部(12ma,12ra)を有しており、前記他方の隣接端部(12re)の外周部上面と、該他方の隣接端部(12re)に連なる前記中間部(12ra)の上面との間が、前記嵌合部(12K)から遠ざかるにつれて高位となる上り傾斜部(12rs)を介して接続されることを特徴とする、請求項2に記載の積載重量の積載重量の計量機能付き特装車。
【請求項4】
左右少なくとも一方の前記湾曲部(11m)と、該湾曲部(11m)の前記一端部に連結される前記直線部(11r)との相互の隣接端部(11me,11re)は、その何れか一方の隣接端部(11me)の内周部に他方の隣接端部(11re)の外周部が嵌合されると共に、その嵌合部(11K)の前後で前記湾曲部(11m)及び前記直線部(11r)は、上面が略同一高さの中間部(11ma,11ra)を有しており、前記他方の隣接端部(11re)の外周部上面と、該他方の隣接端部(11re)に連なる前記中間部(11ra)の上面との間が、前記嵌合部(11K)から遠ざかるにつれて低位となる下り傾斜部(11rs1)と、その下り傾斜部(11rs1)の下端に一端が連なり且つ略水平に延びる水平部(11rh)と、その水平部(11rh)の他端に連なり且つ前記嵌合部(11K)から遠ざかるにつれて高位となる上り傾斜部(11rs2)とを介して接続されることを特徴とする、請求項2に記載の積載重量の計量機能付き特装車。
【請求項5】
前記湾曲部(11m,12m)には、前記凹状空間(O)を上方又は下方より覆う補強板(19)が一体に形成されるか或いは後付けで結合されることを特徴とする、請求項1に記載の積載重量の計量機能付き特装車。
【請求項6】
前記凹状空間(O)に配置される前記ロードセル(L1,L2)は、前記補強板(19)を介して前記縦フレーム(11,12)に連結されることを特徴とする請求項5に記載の積載重量の計量機能付き特装車。
【請求項7】
前記補強板(19)には、前記凹状空間(O)の左右方向開放面に沿うようにして前後方向に延びる折曲げ部(19a)が形成されることを特徴とする、請求項5又は6に記載の積載重量の計量機能付き特装車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、特装車、特に積載物を積載可能な架装体と、その架装体の下方に配置されてシャシフレーム上に搭載されるサブフレームと、そのサブフレームに連結され且つ架装体の重量を受け止め可能な複数のロードセルとを備えた、架装体の積載重量を計量可能な計量機能付き特装車に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
上記した積載重量の計量機能付き特装車は、例えば下記の特許文献1に開示されるように従来公知である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-224502号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の積載重量の計量機能付き特装車では、シャシフレーム2上に固定したベース板8(サブフレーム)の上面にロードセル6を介して荷箱3(架装体)側のフレーム5を支持している。そのため、シャシフレーム上のベース板8と、ロードセル6と、荷箱側フレーム5とが上下に積み重なる配置となっていて、荷箱(架装体)の搭載高さが高くなってしまう不都合がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑み提案されたもので、従来構造の課題を解決可能とした、積載重量の計量機能付き特装車を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明は、積載物を積載可能な架装体と、その架装体の下方に配置されてシャシフレーム上に搭載されるサブフレームと、そのサブフレームに連結され且つ前記架装体の重量を受け止め可能な複数のロードセルとを備えた、積載重量の計量機能付き特装車において、前記サブフレームは、前記シャシフレームの左右の縦杆上に支持されて該縦杆に沿って延びる左右の縦フレームを含み、前記縦フレームは、平面視で車幅方向内方側又は外方側に凹んだ湾曲部を有していて、その湾曲部の凹状空間に少なくとも一部の前記ロードセルが配置されることを第1の特徴とする。
【0007】
また本発明は、第1の特徴に加えて、前記縦フレームは、前記湾曲部とは別々に製造され且つ該湾曲部の前後少なくとも一端部に連結されて直線状に延びる直線部を有することを第2の特徴とする。
【0008】
また本発明は、第2の特徴に加えて、少なくとも一方の前記湾曲部と、該湾曲部の前記一端部に連結される前記直線部との相互の隣接端部は、その何れか一方の隣接端部の内周部に他方の隣接端部の外周部が嵌合されると共に、その嵌合部の前後で前記湾曲部及び前記直線部は、上面が略同一高さの中間部を有しており、前記他方の隣接端部の外周部上面と、該他方の隣接端部に連なる前記中間部の上面との間が、前記嵌合部から遠ざかるにつれて高位となる上り傾斜部を介して接続されることを第3の特徴とする。
【0009】
また本発明は、第2の特徴に加えて、左右少なくとも一方の前記湾曲部と、該湾曲部の前記一端部に連結される前記直線部との相互の隣接端部は、その何れか一方の隣接端部の内周部に他方の隣接端部の外周部が嵌合されると共に、その嵌合部の前後で前記湾曲部及び前記直線部は、上面が略同一高さの中間部を有しており、前記他方の隣接端部の外周部上面と、該他方の隣接端部に連なる前記中間部の上面との間が、前記嵌合部から遠ざかるにつれて低位となる下り傾斜部と、その下り傾斜部の下端に一端が連なり且つ略水平に延びる水平部と、その水平部の他端に連なり且つ前記嵌合部から遠ざかるにつれて高位となる上り傾斜部とを介して接続されることを第4の特徴とする。
【0010】
また本発明は、第1の特徴に加えて、前記湾曲部には、前記凹状空間を上方又は下方より覆う補強板が一体に形成されるか或いは後付けで結合されることを第5の特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)

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