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公開番号
2024166899
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-29
出願番号
2023083315
出願日
2023-05-19
発明の名称
シャフト一体型ボンド磁石およびシャフト一体型ボンド磁石の製造方法
出願人
株式会社プロテリアル
代理人
個人
,
個人
主分類
H02K
1/2726 20220101AFI20241122BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】シャフトと、ボンド磁石との接合強度が高いシャフト一体型ボンド磁石を提供すること。
【解決手段】円筒状のボンド磁石3と、前記ボンド磁石3を同軸に貫通し、前記ボンド磁石から突出する円柱状のシャフト2とが一体に構成されたシャフト一体型ボンド磁石1において、前記シャフト2は複数の溝13を周面に有し、それぞれの前記溝13は、両端が先細りで、内面がなだらかであり、前記ボンド磁石3は、前記溝13を全長にわたって覆う。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
円筒状のボンド磁石と、前記ボンド磁石を同軸に貫通し、前記ボンド磁石から突出する円柱状のシャフトとが一体に構成されたシャフト一体型ボンド磁石において、
前記シャフトは複数の溝を周面に有し、
それぞれの前記溝は、両端が先細りで、内面がなだらかであり、
前記ボンド磁石は、前記溝を全長にわたって覆う
シャフト一体型ボンド磁石。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
前記溝は、前記シャフトの軸方向に対して平行である
請求項1に記載のシャフト一体型ボンド磁石。
【請求項3】
前記溝は、第1の方向に平行に配置された複数の第1溝と、前記第1の方向と交差する第2の方向に平行に配置された複数の第2溝とを含む
請求項1に記載のシャフト一体型ボンド磁石。
【請求項4】
前記溝は、一様な横断面形状を有する中央部と、前記中央部の両端にそれぞれ連続しており、前記中央部から離れるほど幅が狭く、かつ、浅くなる先細部とを有する
請求項1から請求項3のいずれか一つに記載のシャフト一体型ボンド磁石。
【請求項5】
。
前記溝は、前記中央部が互いに平行になるように配置されている
請求項4に記載のシャフト一体型ボンド磁石。
【請求項6】
前記中央部の横断面形状は、
円弧状の底部と、
前記底部の両側からそれぞれ前記シャフトの周面に向かう側部とを有する
請求項4に記載のシャフト一体型ボンド磁石。
【請求項7】
前記中央部の横断面形状は、
両側の側部に対する垂線同士の成す角度が130度以上180度以下である
請求項6に記載のシャフト一体型ボンド磁石。
【請求項8】
前記垂線は、前記溝の底と前記シャフトの周面との距離を、前記底に近い側から3:1に分けた深さに足を有する
請求項7に記載のシャフト一体型ボンド磁石。
【請求項9】
円柱形の棒材の側面にホブ盤を用いて複数の溝を形成し、
磁石粉末と樹脂とを混錬した材料を、前記溝を全長にわたって覆い、前記棒材の端部を端面から露出させる円筒状に成形する
シャフト一体型ボンド磁石の製造方法。
【請求項10】
前記溝は、前記棒材の軸方向に対して平行である
請求項9に記載のシャフト一体型ボンド磁石の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シャフト一体型ボンド磁石およびシャフト一体型ボンド磁石の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
円筒状のボンド磁石に円柱状のシャフトを挿入させて一体化したシャフト一体化ボンド磁石が提案されている(特許文献1)。シャフト一体型ボンド磁石は、各種モータの回転子等に利用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-140235号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
シャフト一体型ボンド磁石を搭載するモータの寸法、回転速度、回転トルクおよび使用環境等の仕様は様々である。したがって、モータの仕様に合わせた様々な仕様のシャフト一体型ボンド磁石が提供されている。
【0005】
しかしながら一般論として、寿命が長く、信頼性の高いモータを実現するためには、シャフトと、ボンド磁石との接合強度が高いシャフト一体型ボンド磁石が提供されることが望ましい。
【0006】
一つの側面では、シャフトと、ボンド磁石との接合強度が高いシャフト一体型ボンド磁石の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
円筒状のボンド磁石と、前記ボンド磁石を同軸に貫通し、前記ボンド磁石から突出する円柱状のシャフトとが一体に構成されたシャフト一体型ボンド磁石において、前記シャフトは複数の溝を周面に有し、それぞれの前記溝は、両端が先細りで、内面がなだらかであり、前記ボンド磁石は、前記溝を全長にわたって覆う。
【発明の効果】
【0008】
一つの側面では、シャフトと、ボンド磁石との接合強度が高いシャフト一体型ボンド磁石を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
シャフト一体型ボンド磁石の斜視図である。
シャフトの斜視図である。
シャフト一体型ボンド磁石の縦断面図である。
図3におけるIV部拡大図である。
シャフトの拡大側面図である。
中央部におけるシャフトの横断面図である。
図6におけるVII部拡大図である。
シャフト一体型ボンド磁石の製造工程を説明する説明図である。
シャフト一体型ボンド磁石の製造工程を説明する説明図である。
シャフト一体型ボンド磁石の製造工程を説明する説明図である。
変形例1のシャフトの拡大断面図である。
変形例2のシャフトの拡大断面図である。
実施の形態2のシャフトの模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[実施の形態1]
図1は、シャフト一体型ボンド磁石1の斜視図である。シャフト一体型ボンド磁石1は、シャフト2と、ボンド磁石3とを備える。ボンド磁石3は、略円筒状である。シャフト2は、ボンド磁石3を同軸に貫通する略円柱状である。シャフト2とボンド磁石3とは一体に構成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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