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公開番号
2024166879
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-29
出願番号
2023083275
出願日
2023-05-19
発明の名称
ロータリ圧縮機及び冷凍サイクル装置
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類
F04C
18/32 20060101AFI20241122BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】圧縮機構の損傷が抑制されやすい信頼性の高いロータリ圧縮機、及び、これを備えた冷凍サイクル装置を提供する。
【解決手段】ロータリ圧縮機は、ピストン70と、シリンダと、フロントヘッドと、リアヘッドと、クランク軸と、を備える。ピストンでは、円筒状のローラ72と、ローラ72の外周面72aから第1端部74aへと延びるブレード74と、が一体化されている。シリンダは、内部にピストンを収容する。シリンダには、ローラが揺動するローラ空間と、ローラの揺動に応じてブレードが出入りするブレード空間と、が形成されている。シリンダは、上下の端部が開口している。フロントヘッドは、シリンダの上側の端部を閉塞する。リアヘッドは、シリンダの下側の端部を閉塞する。クランク軸は、偏心部を有する。クランク軸は、偏心部においてローラと連結される。ピストンは、ブレードの表面のみに化成処理層90を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
円筒状のローラ(72)と、前記ローラの外周面(72a)から第1端部(74a)へと延びるブレード(74)と、が一体化されたピストン(70,170a,170b)と、
前記ローラが揺動する第1空間(62)と、前記ローラの揺動に応じて前記ブレードが出入りする第2空間(64)と、が形成されており、上下の端部が開口している、内部に前記ピストンを収容するシリンダ(60,160a,160b)と、
前記シリンダの上側の前記端部を閉塞する第1部材(52,152,156)と、
前記シリンダの下側の前記端部を閉塞する第2部材(54,156,154)と、
偏心部(42)において前記ローラと連結されるクランク軸(40)と、
を備え、
前記ピストンのうち、前記ブレードの表面のみに化成処理層(90)を有する、
ロータリ圧縮機(100,200)。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記ブレードの少なくとも下面(76b)に、前記化成処理層を有する、
請求項1に記載のロータリ圧縮機。
【請求項3】
前記ブレードは、前記ローラの揺動に応じて前記第1空間に出入りする第1部分(75a)と、前記ローラが揺動しても前記第1空間には出入りしない第2部分(75b)と、を含み、
前記第2部分のみが、前記化成処理層を有する、
請求項1又は2に記載のロータリ圧縮機。
【請求項4】
所定時間のなじみ運転後の前記ロータリ圧縮機では、前記ブレードの前記第1端部の前記クランク軸の軸方向における厚み(T1)が、前記ブレードの前記ローラとの連結部(74b)の前記軸方向における厚み(T2)より小さい、
請求項1又は2に記載のロータリ圧縮機。
【請求項5】
前記化成処理層は、リューブライト処理層である、
請求項1又は2に記載のロータリ圧縮機。
【請求項6】
請求項1又は2に記載のロータリ圧縮機を備えた、
冷凍サイクル装置(1000)。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
ロータリ圧縮機及びロータリ圧縮機を備えた冷凍サイクル装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
ローラとブレードとが一体化されたピストンを備えたロータリ圧縮機では、偏心部においてローラと接続されているクランク軸の運転中の傾きや、偏心部の外周面とピストン内周面の加工公差の影響等で、ピストンが運転中に傾く場合がある。
【0003】
このようなピストンの傾きが生じると、ピストンのブレードの先端部が上下に動き、シリンダの上下を覆う部材に片当たりして、ブレードとヘッドとの焼き付き等の不具合が生じる可能性がある。
【0004】
これに対し、特許文献1(特開2017-2734号公報)には、ブレードの先端部にローラに向かって延びる2つの溝を設け、ブレードの先端部がヘッドに片当たりした際に、ブレードの、ヘッドとの接触部を弾性変形させるようにすることで、ブレードとヘッドとの焼き付き等の不具合の発生を抑制したロータリ圧縮機が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、ロータリ圧縮機には、ブレードとヘッドとの焼き付きや、ブレード及びヘッドの損傷の抑制に関し、更なる信頼性の向上が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1観点に係るロータリ圧縮機は、ピストンと、シリンダと、第1部材と、第2部材と、クランク軸と、を備える。ピストンでは、円筒状のローラと、ローラの外周面から第1端部へと延びるブレードと、が一体化されている。シリンダは、内部にピストンを収容する。シリンダには、ローラが揺動する第1空間と、ローラの揺動に応じてブレードが出入りする第2空間と、が形成されている。シリンダは、上下の端部が開口している。第1部材は、シリンダの上側の端部を閉塞する。第2部材は、シリンダの下側の端部を閉塞する。クランク軸は、偏心部を有する。クランク軸は、偏心部においてローラと連結される。ピストンは、ブレードの表面のみに化成処理層を有する。
【0007】
第1観点のロータリ圧縮機では、ブレードの表面に化成処理層を設けることで、ブレードの潤滑性を改善することができる。そのため、第1観点のロータリ圧縮機では、ブレードが第1部材又は第2部材に接触しても、ブレードと第1部材又は第2部材との焼き付きの発生等が抑制されやすい。
【0008】
第2観点に係るロータリ圧縮機は、第1観点に係るロータリ圧縮機であって、ブレードの少なくとも下面に、化成処理層を有する。
【0009】
第2観点のロータリ圧縮機では、重力の影響で特に第2部材と接触しやすいブレードの下面に化成処理層が少なくとも設けられるので、ブレードと第1部材又は第2部材との焼き付きの発生等が抑制されやすい。
【0010】
第3観点に係るロータリ圧縮機は、第1観点又は第2観点に係るロータリ圧縮機であって、ブレードは、第1部分と、第2部分と、を含む。ブレードの第1部分は、ローラの揺動に応じて第1空間に出入りする。ブレードの第2部分は、ローラが揺動しても第1空間には出入りしない。ブレードでは、第2部分のみが、化成処理層を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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