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公開番号2024166254
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2024153263,2024022911
出願日2024-09-05,2024-02-19
発明の名称樹脂組成物、樹脂組成物の製造方法、ペレット、成形品及び積層体
出願人ダイキン工業株式会社
代理人弁理士法人WisePlus
主分類C08L 101/12 20060101AFI20241121BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】衝撃強度に優れた成形品を製造できる樹脂組成物を提供する。
【解決手段】スーパーエンプラに属する非晶性樹脂(A)と、含フッ素共重合体(B)とを含み、前記非晶性樹脂(A)又は前記含フッ素共重合体(B)の平均分散粒子径r1と、ASTM D1238に従って、380℃又は樹脂組成物が溶融する温度以上で、5000g荷重下及び5分予熱にてメルトフローレートを測定した後の前記非晶性樹脂(A)又は前記含フッ素共重合体(B)の平均分散粒子径r2との比r2/r1が1.70未満である樹脂組成物。(ただし、r1及びr2は同じ樹脂又は同じ共重合体について測定したものである。)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
スーパーエンプラに属する非晶性樹脂(A)と、含フッ素共重合体(B)とを含み、
前記非晶性樹脂(A)又は前記含フッ素共重合体(B)の平均分散粒子径r1と、ASTM D1238に従って、380℃又は樹脂組成物が溶融する温度以上で、5000g荷重下及び5分予熱にてメルトフローレートを測定した後の前記非晶性樹脂(A)又は前記含フッ素共重合体(B)の平均分散粒子径r2との比r2/r1が1.70未満である樹脂組成物。
(ただし、r1及びr2は同じ樹脂又は同じ共重合体について測定したものである。)
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記非晶性樹脂(A)のガラス転移温度が190℃~290℃である請求項1記載の樹脂組成物。
【請求項3】
前記非晶性樹脂(A)の連続使用温度が140℃以上である請求項1又は2記載の樹脂組成物。
【請求項4】
前記非晶性樹脂(A)がイミド構造を有する請求項1又は2記載の樹脂組成物。
【請求項5】
前記非晶性樹脂(A)がアミド構造及びイミド構造を有する請求項4記載の樹脂組成物。
【請求項6】
前記非晶性樹脂(A)が熱可塑性ポリイミドである請求項4記載の樹脂組成物。
【請求項7】
前記非晶性樹脂(A)がポリエーテルイミドである請求項4記載の樹脂組成物。
【請求項8】
前記含フッ素共重合体(B)の融点が200~323℃である請求項1又は2記載の樹脂組成物。
【請求項9】
前記含フッ素共重合体(B)が、テトラフルオロエチレン及び下記一般式(1):
CF

=CF-Rf

(1)
(式中、Rf

は、-CF

または-ORf

を表す。Rf

は、炭素数1~5のパーフルオロアルキル基を表す。)で表されるパーフルオロエチレン性不飽和化合物の共重合体である請求項1又は2記載の樹脂組成物。
【請求項10】
前記パーフルオロエチレン性不飽和化合物がヘキサフルオロプロピレン及びパーフルオロ(アルキルビニルエーテル)からなる群より選択される少なくとも1種である請求項9記載の樹脂組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、樹脂組成物、樹脂組成物の製造方法、ペレット、成形品及び積層体に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
スーパーエンジニアリングプラスチック(スーパーエンプラ)に属する非晶性樹脂は、強度、耐熱性等の特性に優れていることから、種々の製品に利用されている。また、含フッ素共重合体も、摺動性、耐熱性、耐薬品性、耐溶剤性、耐候性、柔軟性、電気的性質等の特性に優れていることから、種々の製品に利用されている。
【0003】
特許文献1では、それぞれ特定の物性を有する非晶性ポリマー(非晶性樹脂)及び含フッ素ポリマー(含フッ素共重合体)を含む含フッ素樹脂組成物を使用することで、表面剥離性が小さく、且つ均一性に富んだ強度の大きい射出成型品が得られることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-72882号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、衝撃強度に優れた成形品を製造できる樹脂組成物を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示(1)は、スーパーエンプラに属する非晶性樹脂(A)と、含フッ素共重合体(B)とを含み、前記非晶性樹脂(A)又は前記含フッ素共重合体(B)の平均分散粒子径r1と、ASTM D1238に従って、380℃又は樹脂組成物が溶融する温度以上で、5000g荷重下及び5分予熱にてメルトフローレートを測定した後の前記非晶性樹脂(A)又は前記含フッ素共重合体(B)の平均分散粒子径r2との比r2/r1が1.70未満である樹脂組成物である。
(ただし、r1及びr2は同じ樹脂又は同じ共重合体について測定したものである。)
【0007】
本開示(2)は、前記非晶性樹脂(A)のガラス転移温度が190℃~290℃である本開示(1)記載の樹脂組成物である。
【0008】
本開示(3)は、前記非晶性樹脂(A)の連続使用温度が140℃以上である本開示(1)又は(2)記載の樹脂組成物である。
【0009】
本開示(4)は、前記非晶性樹脂(A)がイミド構造を有する本開示(1)~(3)のいずれかに記載の樹脂組成物である。
【0010】
本開示(5)は、前記非晶性樹脂(A)がアミド構造及びイミド構造を有する本開示(4)記載の樹脂組成物である。
(【0011】以降は省略されています)

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