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公開番号2024165773
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023082260
出願日2023-05-18
発明の名称空気調和機
出願人ダイキン工業株式会社
代理人弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類F24F 11/88 20180101AFI20241121BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】空気調和機において、高周波信号の漏出を抑制する。
【解決手段】室内機12と、室外機11と、室内機12に設けられ、高周波信号を送信する送信回路24と、室外機11に設けられ、室内機12からの高周波信号を受信する受信回路44と、室外機11と室内機12とを接続し、室外機11から室内機12へ電力を供給する給電配線Wt2と、室外機11と室内機12とを接続し、給電配線Wt2の一部を構成する電力線L1を含み、送信回路24から受信回路44へ高周波信号を伝送させる通信配線Wt1と、送信回路24から送信された高周波信号を減衰させる減衰装置33と、減衰装置33による高周波信号の減衰量を制御する制御部23,43と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
室内機(12)と、
室外機(11)と、
前記室内機(12)に設けられ、高周波信号を送信する送信回路(24)と、
前記室外機(11)に設けられ、前記室内機(12)からの高周波信号を受信する受信回路(44)と、
前記室外機(11)と前記室内機(12)とを接続し、前記室外機(11)から前記室内機(12)へ電力を供給する給電配線(Wa2)と、
前記室外機(11)と前記室内機(12)とを接続し、前記給電配線(Wa2)の一部を構成する電力線(L1)を含み、前記送信回路(24)から前記受信回路(44)へ高周波信号を伝送させる通信配線(Wt1)と、
前記送信回路(24)から送信された高周波信号を減衰させる減衰装置(33)と、
前記減衰装置(33)による高周波信号の減衰量を制御する制御部(23,43)と、を備える、空気調和機。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記制御部(23,43)は、前記通信配線(Wt1)における高周波信号の減衰量に基づき、前記減衰装置(33)による減衰量を制御する、請求項1に記載の空気調和機。
【請求項3】
前記制御部(23,43)は、前記通信配線(Wt1)における高周波信号の減衰量を求め、この減衰量に基づいて前記減衰装置(33)による高周波信号の減衰量を決定する、請求項2に記載の空気調和機。
【請求項4】
前記制御部(23,43)は、前記通信配線(Wt1)の通信品質に関する情報を取得し、当該情報に基づいて前記通信配線(Wt1)における高周波信号の減衰量を求める、請求項3に記載の空気調和機。
【請求項5】
前記減衰装置(33)は、前記制御部(23,43)の制御により減衰量を調整可能な減衰器(63)を含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の空気調和機。
【請求項6】
前記減衰装置(33)は、所定の減衰量を有する複数の減衰器(61a、61b、61c、62d)を含み、
前記制御部(23,43)は、前記通信配線(Wt1)に接続する前記減衰器の数又は種類を変更することにより、前記減衰装置による減衰量を制御する、請求項1~4のいずれか1項に記載の空気調和機。
【請求項7】
前記通信配線(Wt1)とは異なる経路により前記送信回路(24)から他の機器(13)へ高周波信号を伝送させる第2通信配線(Wt2)を備えている、請求項1~4のいずれか1項に記載の空気調和機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、空気調和機に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、室外機と室内機とが通信可能に接続された空気調和機が開示されている。この空気調和機では、室外機が商用電源に接続され、室外機から室内機に給電配線を介して電力が供給される。この給電配線の一部を構成する電力線は、通信配線としても用いられ、室外機と室内機との間で伝送される通信用の高周波信号が重畳される。
【0003】
上記のように電力線が通信配線として用いられる場合、高周波信号が電力線を通じて商用電源側に漏れ出す恐れがある。そのため、特許文献1の室外機では、商用電源に接続される配線に高周波信号を低減させるローパスフィルタが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-185181号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、空気調和機において高周波信号の漏出を抑制するための新たな技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本開示の空気調和機は、室内機と、
室外機と、
前記室内機に設けられ、高周波信号を送信する送信回路と、
前記室外機に設けられ、前記室内機からの高周波信号を受信する受信回路と、
前記室外機と前記室内機とを接続し、前記室外機から前記室内機へ電力を供給する給電配線と、
前記室外機と前記室内機とを接続し、前記給電配線の一部を構成する電力線を含み、前記送信回路から前記受信回路へ高周波信号を伝送させる通信配線と、
前記送信回路から送信された高周波信号を減衰させる減衰装置と、
前記減衰装置による高周波信号の減衰量を制御する制御部と、を備える。
【0007】
上記構成を有する空気調和機は、減衰装置による高周波信号の減衰量を制御することにより、送信回路から受信回路への高周波信号の信号強度を低下させ、室外機から商用電源側への高周波信号の漏出を抑制することができる。
【0008】
(2)上記(1)の空気調和機において、好ましくは、前記制御部は、前記通信配線における高周波信号の減衰量に基づき、前記減衰装置による減衰量を制御する。
高周波信号は、通信配線において減衰し、その減衰量は通信配線の長さによって変動する。上記構成によれば、通信配線が短い場合には減衰装置による減衰量を大きくすることで、高周波信号の漏出を抑制するために必要な全体の減衰量を確保することができる。逆に、通信配線が長い場合には減衰装置による減衰量を小さくしても必要な全体の減衰量を確保することができる。
【0009】
(3)上記(2)の空気調和機において、好ましくは、前記制御部は、前記通信配線における高周波信号の減衰量を求め、この減衰量に基づいて前記減衰装置による高周波信号の減衰量を決定する。
このような構成によって、制御部による減衰量の制御を実現することができる。
【0010】
(4)上記(3)の空気調和機において、好ましくは、前記制御部は、前記通信配線の通信品質に関する情報を取得し、当該情報に基づいて前記通信配線における高周波信号の減衰量を求める。
通信配線の通信品質は、減衰量と同様に通信配線の長さにより変動する。したがって、通信配線の通信品質と減衰量との間には相関関係があり、通信品質に関する情報を用いて減衰量を求めることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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