TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024165727
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023082154
出願日
2023-05-18
発明の名称
シミュレーションプログラム、シミュレーション装置、及びシミュレーション方法
出願人
富士通株式会社
代理人
インフォート弁理士法人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G06F
30/27 20200101AFI20241121BHJP(計算;計数)
要約
【課題】解析対象の剛性行列を生成しながら物理量を計算するシミュレーションの計算精度を向上させる。
【解決手段】コンピュータは、解析対象の剛性行列を生成する第1生成方法に基づく第1解析処理を繰り返す。第1解析処理は、解析対象の剛性行列を第1生成方法により生成する処理と、第1生成方法により生成された剛性行列を用いて、解析対象に関する物理量を計算する処理とを含む。コンピュータは、第1解析処理が繰り返された後に第1生成方法により生成される剛性行列の誤差に関する指標を計算し、誤差に関する指標に基づいて、第1生成方法を、第1生成方法よりも高い精度を有する第2生成方法に変更する。コンピュータは、第2生成方法に基づく第2解析処理を繰り返す。第2解析処理は、解析対象の剛性行列を第2生成方法により生成する処理と、第2生成方法により生成された剛性行列を用いて、解析対象に関する物理量を計算する処理とを含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
解析対象の剛性行列を生成する第1生成方法に基づく第1解析処理を繰り返し、
前記第1解析処理が繰り返された後に前記第1生成方法により生成される剛性行列の誤差に関する指標を計算し、
前記誤差に関する指標に基づいて、前記第1生成方法を、前記第1生成方法よりも高い精度を有する第2生成方法に変更し、
前記第2生成方法に基づく第2解析処理を繰り返す、
処理をコンピュータに実行させ、
前記第1解析処理は、
前記解析対象の剛性行列を前記第1生成方法により生成する処理と、
前記第1生成方法により生成された前記剛性行列を用いて、前記解析対象に関する物理量を計算する処理と、
を含み、
前記第2解析処理は、
前記解析対象の剛性行列を前記第2生成方法により生成する処理と、
前記第2生成方法により生成された前記剛性行列を用いて、前記解析対象に関する物理量を計算する処理と、
を含むことを特徴とするシミュレーションプログラム。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記誤差に関する指標を計算する処理は、
前記解析対象を表す複数の要素のうち何れかの要素を評価対象要素として用いて、前記評価対象要素の第1要素剛性行列を前記第1生成方法により生成する処理と、
前記評価対象要素の第2要素剛性行列を前記第2生成方法により生成する処理と、
前記第1要素剛性行列と前記第2要素剛性行列とを用いて、前記誤差に関する指標を計算する処理と、
を含むことを特徴とする請求項1記載のシミュレーションプログラム。
【請求項3】
前記第2解析処理を繰り返す処理は、前記第2解析処理を所定回数繰り返す処理を含み、
前記第2解析処理が前記所定回数繰り返された後に、前記第2生成方法を前記第1生成方法に変更して、前記第1生成方法に基づく第1解析処理を繰り返す処理を、前記コンピュータにさらに実行させることを特徴とする請求項1記載のシミュレーションプログラム。
【請求項4】
前記所定回数は、前記誤差に関する指標に基づいて決定されることを特徴とする請求項3記載のシミュレーションプログラム。
【請求項5】
前記第1生成方法は、機械学習モデルを用いる生成方法であり、前記第2生成方法は、有限要素法に基づく数値計算法であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のシミュレーションプログラム。
【請求項6】
解析対象の剛性行列を生成する第1生成方法に基づく第1解析処理を繰り返す第1解析部と、
前記第1解析処理が繰り返された後に前記第1生成方法により生成される剛性行列の誤差に関する指標を計算し、前記誤差に関する指標に基づいて、前記第1生成方法を、前記第1生成方法よりも高い精度を有する第2生成方法に変更する変更部と、
前記第1生成方法が前記第2生成方法に変更された後、前記第2生成方法に基づく第2解析処理を繰り返す第2解析部と、
を備え、
前記第1解析処理は、
前記解析対象の剛性行列を前記第1生成方法により生成する処理と、
前記第1生成方法により生成された前記剛性行列を用いて、前記解析対象に関する物理量を計算する処理と、
を含み、
前記第2解析処理は、
前記解析対象の剛性行列を前記第2生成方法により生成する処理と、
前記第2生成方法により生成された前記剛性行列を用いて、前記解析対象に関する物理量を計算する処理と、
を含むことを特徴とするシミュレーション装置。
【請求項7】
解析対象の剛性行列を生成する第1生成方法に基づく第1解析処理を繰り返し、
前記第1解析処理が繰り返された後に前記第1生成方法により生成される剛性行列の誤差に関する指標を計算し、
前記誤差に関する指標に基づいて、前記第1生成方法を、前記第1生成方法よりも高い精度を有する第2生成方法に変更し、
前記第2生成方法に基づく第2解析処理を繰り返す、
処理をコンピュータが実行し、
前記第1解析処理は、
前記解析対象の剛性行列を前記第1生成方法により生成する処理と、
前記第1生成方法により生成された前記剛性行列を用いて、前記解析対象に関する物理量を計算する処理と、
を含み、
前記第2解析処理は、
前記解析対象の剛性行列を前記第2生成方法により生成する処理と、
前記第2生成方法により生成された前記剛性行列を用いて、前記解析対象に関する物理量を計算する処理と、
を含むことを特徴とするシミュレーション方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シミュレーション技術に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
構造解析シミュレーションは、外力が加えられた物体に関する物理量の時間的変化及び空間的変化を計算するシミュレーションである。構造解析シミュレーションのためのシミュレーションプログラムは、例えば、有限要素法(Finite Element Method,FEM)により偏微分方程式を解くことで、変位、応力等の物理量を計算する。
【0003】
FEMに関して、有限要素の機械解析、熱機械解析、電気機械解析、及び/又は磁気機械解析のための計算ウィンドウ処理技法が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2を参照)。CAE(Computer-Aided Engineering)解析を用いて、物理領域の物理挙動の数値シミュレーションをコンピュータで実施する方法も知られている(例えば、特許文献3及び特許文献4を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許出願公開第2020/0226310号明細書
特表2022-517229号公報
米国特許出願公開第2014/0343899号明細書
特開2014-225257号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
物体の構造解析シミュレーションにおいて、FEMに基づく数値計算法の代わりに、機械学習により訓練されたニューラルネットワークを用いて剛性行列を生成する場合、時間ステップが進むにつれて解析精度が低下する。以下では、FEMに基づく数値計算法を、単にFEMと記載することがある。
【0006】
なお、かかる問題は、FEMの代わりにニューラルネットワークにより剛性行列を生成する場合に限らず、FEMよりも低い精度を有する様々な生成方法により剛性行列を生成する場合において生ずるものである。
【0007】
1つの側面において、本発明は、解析対象の剛性行列を生成しながら物理量を計算するシミュレーションの計算精度を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
1つの案では、シミュレーションプログラムは、以下の処理をコンピュータに実行させる。
【0009】
コンピュータは、解析対象の剛性行列を生成する第1生成方法に基づく第1解析処理を繰り返す。第1解析処理は、解析対象の剛性行列を第1生成方法により生成する処理と、第1生成方法により生成された剛性行列を用いて、解析対象に関する物理量を計算する処理とを含む。
【0010】
コンピュータは、第1解析処理が繰り返された後に第1生成方法により生成される剛性行列の誤差に関する指標を計算し、誤差に関する指標に基づいて、第1生成方法を、第1生成方法よりも高い精度を有する第2生成方法に変更する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
富士通株式会社
予測
12日前
富士通株式会社
プロセッサ
19日前
富士通株式会社
シーン検出
12日前
富士通株式会社
金融システム
1か月前
富士通株式会社
異常な挙動の検出
20日前
富士通株式会社
冷却部品、及び冷却装置
6日前
富士通株式会社
基地局装置及び通信方法
1か月前
富士通株式会社
キュービット・マッピング
1か月前
富士通株式会社
キュービット・ルーティング
1か月前
富士通株式会社
機械学習方法および情報処理装置
20日前
富士通株式会社
画像視角変化類型検出装置と方法
20日前
富士通株式会社
異常検知装置および異常検知方法
19日前
富士通株式会社
情報処理装置及びデータ転送制御方法
1か月前
富士通株式会社
連携装置、連携方法、連携プログラム
1か月前
富士通株式会社
疾患予測根拠表示方法及びプログラム
1か月前
富士通株式会社
能動学習プログラム、方法、及び装置
5日前
富士通株式会社
ネットワーク装置及びモデル学習方法
19日前
富士通株式会社
歪み補正係数算出方法およびプログラム
27日前
富士通株式会社
光伝送装置および送信光パワー制御方法
13日前
富士通株式会社
モジュール搭載装置、及び、情報処理装置
1か月前
富士通株式会社
サーバ監視システムおよびサーバ監視方法
5日前
富士通株式会社
データ連携方法及びデータ連携プログラム
27日前
富士通株式会社
支援プログラム、支援方法及び情報処理装置
19日前
富士通株式会社
推定プログラム、推定方法、及び情報処理装置
19日前
富士通株式会社
生成プログラム、生成方法および情報処理装置
12日前
富士通株式会社
評価プログラム、評価方法および情報処理装置
12日前
富士通株式会社
制御プログラム、制御方法および制御システム
26日前
富士通株式会社
データ処理装置、プログラム及びデータ処理方法
9日前
富士通株式会社
演算プログラム、演算方法、および情報処理装置
1か月前
富士通株式会社
プログラム、データ処理装置及びデータ処理方法
27日前
富士通株式会社
通信制御装置、通信装置、端末、及び通信システム
1か月前
富士通株式会社
移動目標検出のためのレーダ点群の処理方法及び装置
28日前
富士通株式会社
情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置
12日前
富士通株式会社
情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置
13日前
富士通株式会社
情報処理プログラム、情報処理方法、及び情報処理装置
1か月前
富士通株式会社
割当制御プログラム、割当制御方法および情報処理装置
26日前
続きを見る
他の特許を見る