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公開番号2025019937
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-07
出願番号2023123855
出願日2023-07-28
発明の名称ネットワーク装置及びモデル学習方法
出願人富士通株式会社
代理人弁理士法人フィールズ国際特許事務所
主分類H04L 43/04 20220101AFI20250131BHJP(電気通信技術)
要約【課題】品質情報を精度良く推定することを可能とするネットワーク装置及びモデル学習方法を提供する。
【解決手段】ネットワークを介してアプリケーション装置から端末装置に対して送信されたパケットのキャプチャ装置における取得状況から、所定の関係を有する複数のパケットをそれぞれ含む複数のパケットグループごとの取得状況を示す第1グループ情報を算出するグループ算出部と、算出した第1グループ情報と、ネットワークにおけるパケットの通信状態を示す第1通信状態情報と、端末装置におけるパケットの出力に関する品質を示す第1品質情報とを含む教師データを学習することによって学習モデルを生成するモデル学習部と、を有する。
【選択図】図25
特許請求の範囲【請求項1】
ネットワークを介してアプリケーション装置から端末装置に対して送信されたパケットのキャプチャ装置における取得状況から、所定の関係を有する複数のパケットをそれぞれ含む複数のパケットグループごとの前記取得状況を示す第1グループ情報を算出するグループ算出部と、
算出した前記第1グループ情報と、前記ネットワークにおける前記パケットの通信状態を示す第1通信状態情報と、前記端末装置における前記パケットの出力に関する品質を示す第1品質情報とを含む教師データを学習することによって学習モデルを生成するモデル学習部と、を有する、
ことを特徴とするネットワーク装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記パケットは、前記アプリケーション装置から前記端末装置に対して配信されて前記端末装置において再生される動画データを構成するパケットであり、
前記第1品質情報は、前記端末装置における前記動画データについてのQoE(Quality of Experience)を示す情報である、
ことを特徴とするネットワーク装置。
【請求項3】
請求項2において、
前記所定の関係を有する前記複数のパケットのそれぞれは、同一の時間帯における前記動画データの再生に用いられる複数のパケットである、
ことを特徴とするネットワーク装置。
【請求項4】
請求項1において、
前記グループ算出部は、前記複数のパケットグループごとに、各パケットグループに含まれる前記複数のパケットのうち、最初に受信したパケットの受信タイミングと、各パケットグループに含まれる前記複数のパケットのうち、最後に受信したパケットの受信タイミングとの時間差を示す情報を、前記第1グループ情報のうちの少なくとも一つとして生成する、
ことを特徴とするネットワーク装置。
【請求項5】
請求項1において、
前記グループ算出部は、前記複数のパケットグループごとに、各パケットグループの直前に送信されたパケットグループに含まれる前記複数のパケットのうち、最後に受信したパケットの受信タイミングと、各パケットグループに含まれる前記複数のパケットのうち、最初に受信したパケットの受信タイミングとの時間差を示す情報を、前記第1グループ情報のうちの少なくとも一つとして生成する、
ことを特徴とするネットワーク装置。
【請求項6】
請求項1において、
前記グループ算出部は、前記複数のパケットグループごとに、各パケットグループの直前に送信されたパケットグループに含まれる前記複数のパケットのうち、最初に受信したパケットの受信タイミングと、各パケットグループに含まれる前記複数のパケットのうち、最初に受信したパケットの受信タイミングとの時間差を示す情報を、前記第1グループ情報のうちの少なくとも一つとして生成する、
ことを特徴とするネットワーク装置。
【請求項7】
請求項1において、
前記グループ算出部は、前記複数のパケットグループごとに、各パケットグループに含まれる前記複数のパケットのデータ量の合計を、前記第1グループ情報のうちの少なくとも一つとして生成する、
ことを特徴とするネットワーク装置。
【請求項8】
請求項1において、
前記グループ算出部は、前記ネットワークを介して前記アプリケーション装置から前記端末装置に対して送信された他のパケットの前記取得状況から、前記複数のパケットグループごとの前記取得状況を示す第2グループ情報を算出し、さらに、
算出した前記第2グループ情報と、前記ネットワークにおける前記他のパケットの通信状態を示す第2通信状態情報との入力に伴って、前記学習モデルから出力される第2品質情報を取得する情報推定部と、
取得した前記第2品質情報を出力する情報出力部と、を有する、
ことを特徴とするネットワーク装置。
【請求項9】
ネットワークを介してアプリケーション装置から端末装置に対して送信されたパケットのキャプチャ装置における取得状況から、所定の関係を有する複数のパケットをそれぞれ含む複数のパケットグループごとの前記取得状況を示す第1グループ情報を算出し、
算出した前記第1グループ情報と、前記ネットワークにおける前記パケットの通信状態を示す第1通信状態情報と、前記端末装置における前記パケットの出力に関する品質を示す第1品質情報とを含む教師データを学習することによって学習モデルを生成する、
ことを特徴とするモデル学習方法。
【請求項10】
請求項9において、さらに、
前記ネットワークを介して前記アプリケーション装置から前記端末装置に対して送信された他のパケットの前記取得状況から、前記複数のパケットグループごとの前記取得状況を示す第2グループ情報を算出し、
算出した前記第2グループ情報と、前記ネットワークにおける前記他のパケットの通信状態を示す第2通信状態情報との入力に伴って、前記学習モデルから出力される第2品質情報を取得し、
取得した前記第2品質情報を出力する、
ことを特徴とするモデル学習方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワーク装置及びモデル学習方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
ネットワークを介して端末装置に動画データを配信する動画配信システム(以下、単に動画配信システムまたは情報処理システムとも呼ぶ)では、例えば、ネットワークにおける遅延時間やパケットロス率等の通信状態を示す情報(以下、通信状態情報とも呼ぶ)と、端末装置における動画データの再生品質を示す情報(以下、品質情報とも呼ぶ)との相関から、品質情報に与える影響が大きいと判断可能な通信状態情報を特定する。そして、動画配信システムでは、例えば、特定した通信状態情報を説明変数として学習することによって、品質情報を推定可能な学習モデル(以下、単に学習モデルとも呼ぶ)を生成する(例えば、特許文献1及び2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-193832号公報
特開2018-137499号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上記のような動画配信システムでは、例えば、ネットワークにおいて通信状態情報の変化が発生するタイミングと、端末装置において品質情報の変化が発生するタイミングとの間における相関が十分に強くない場合がある。そのため、動画配信システムでは、例えば、上記のような学習モデルを用いる場合であっても、品質情報を精度良く推定することができない場合がある。
【0005】
そこで、一つの側面では、本発明は、品質情報を精度良く推定することを可能とするネットワーク装置及びモデル学習方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施の形態の一態様では、ネットワークを介してアプリケーション装置から端末装置に対して送信されたパケットのキャプチャ装置における取得状況から、所定の関係を有する複数のパケットをそれぞれ含む複数のパケットグループごとの前記取得状況を示す第1グループ情報を算出するグループ算出部と、算出した前記第1グループ情報と、前記ネットワークにおける前記パケットの通信状態を示す第1通信状態情報と、前記端末装置における前記パケットの出力に関する品質を示す第1品質情報とを含む教師データを学習することによって学習モデルを生成するモデル学習部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
一つの側面によれば、品質情報を精度良く推定することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、情報処理システム10の構成について説明する図である。
図2は、情報処理システム10の構成について説明する図である。
図3は、情報処理装置1のハードウエア構成を説明する図である。
図4は、第1の実施の形態における情報処理装置1の機能について説明する図である。
図5は、第1の実施の形態における情報処理装置1の機能について説明する図である。
図6は、第1の実施の形態における学習処理の概略を説明するフローチャート図である。
図7は、第1の実施の形態における学習処理の詳細について説明するフローチャート図である。
図8は、第1の実施の形態における学習処理の詳細について説明するフローチャート図である。
図9は、第1の実施の形態における学習処理の詳細について説明するフローチャート図である。
図10は、第1の実施の形態における学習処理の詳細について説明するフローチャート図である。
図11は、第1の実施の形態における学習処理の詳細について説明するフローチャート図である。
図12は、第1の実施の形態における学習処理の詳細について説明するフローチャート図である。
図13は、第1の実施の形態における学習処理の詳細について説明するフローチャート図である。
図14は、品質情報132の具体例について説明する図である。
図15は、通信状態情報133の具体例について説明する図である。
図16は、グループ通信情報134aの具体例について説明する図である。
図17は、グループ通信情報134aの具体例について説明する図である。
図18は、グループ通信情報134aの具体例について説明する図である。
図19は、グループ通信情報134aの具体例について説明する図である。
図20は、第1の実施の形態における学習処理の詳細について説明する図である。
図21は、グループ集計情報134bの具体例について説明する図である。
図22は、教師データDTの具体例について説明する図である。
図23は、第1の実施の形態における推定処理について説明するフローチャート図である。
図24は、第1の実施の形態における推定処理について説明する図である。
図25は、第1の実施の形態における推定処理について説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本開示の実施の形態について説明する。しかしながら、かかる説明は限定的な意味に解釈されるべきではなく、特許請求の範囲に記載の主題を限定するものではない。また、本開示の趣旨及び範囲から逸脱することがなく様々な変更や置換や改変をすることができる。また、異なる実施の形態を適宜組み合わせることができる。
【0010】
[第1の実施の形態における情報処理システムの構成]
初めに、情報処理システム10の構成について説明を行う。図1及び図2は、情報処理システム10の構成について説明する図である。
(【0011】以降は省略されています)

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