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公開番号2025089035
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-12
出願番号2023203974
出願日2023-12-01
発明の名称出力制御プログラム、出力制御方法およびナビゲーション装置
出願人富士通株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G08G 1/005 20060101AFI20250605BHJP(信号)
要約【課題】視覚障碍者に分かりやすい経路案内を行う。
【解決手段】実施形態の出力制御プログラムは、特定する処理と、制御を行う処理とをコンピュータに実行させる。特定する処理は、端末装置の位置を特定する。制御を行う処理は、特定された前記端末装置の位置に基づき、経路情報に示される第1の目的地を含む1以上の通過点のうちの、距離が端末装置と最も近い第1の通過点との間の距離に応じて音が変化し、端末装置に対する第1の通過点の方向に応じた指向性を有する第1の案内音を端末装置のユーザの装着する音声出力装置から出力し、端末装置が第1の通過点に到達した場合、第1の案内音の出力を停止して、1以上の通過点のうちの、第1の通過点以外で距離が端末装置と最も近い第2の通過点との間の距離に応じて音が変化し、端末装置に対する第2の通過点の方向に応じた指向性を有する第2の案内音を音声出力装置から出力する制御を行う。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
端末装置の位置を特定し、
特定された前記端末装置の位置に基づき、経路情報に示される第1の目的地を含む1以上の通過点のうちの、距離が前記端末装置と最も近い第1の通過点との間の距離に応じて音が変化し、前記端末装置に対する前記第1の通過点の方向に応じた指向性を有する第1の案内音を前記端末装置のユーザの装着する音声出力装置から出力する制御を行い、
前記端末装置が前記第1の通過点に到達した場合、前記第1の案内音の出力を停止して、前記1以上の通過点のうちの、前記第1の通過点以外で距離が前記端末装置と最も近い第2の通過点との間の距離に応じて音が変化し、前記端末装置に対する前記第2の通過点の方向に応じた指向性を有する第2の案内音を前記音声出力装置から出力する制御を行う、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする出力制御プログラム。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記1以上の通過点には、前記第1の目的地以外の目的地であって、前記経路情報において前記第1の目的地よりも前に通過する第2の目的地を含み、
前記制御を行う処理は、前記端末装置が前記第1の目的地に到達した場合、前記第1の案内音の出力を停止して前記第1の目的地に応じた音声案内を前記音声出力装置から出力し、前記端末装置が前記第2の目的地に到達した場合、前記第1の案内音の出力を停止して前記第2の目的地に応じた案内音声を出力した後に、前記第2の案内音を前記音声出力装置から出力する、
ことを特徴とする請求項1に記載の出力制御プログラム。
【請求項3】
前記特定する処理は、前記端末装置が撮影した画像に含まれる対象物と、前記経路情報に示される経路を含む区域内にある対象物それぞれの3次元位置情報を含むマップ情報とを照合して前記端末装置の位置を特定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の出力制御プログラム。
【請求項4】
前記制御を行う処理は、前記端末装置が撮影した画像に基づいて、当該画像に含まれる対象物が前記マップ情報において障害物とされる対象物であり、前記端末装置と前記対象物とが所定の距離未満で対面していることを検出した場合、警告音声を前記音声出力装置から出力する、
ことを特徴とする請求項3に記載の出力制御プログラム。
【請求項5】
前記音の変化は、前記距離に応じた音量または発音間隔の変化である、
ことを特徴とする請求項1に記載の出力制御プログラム。
【請求項6】
端末装置の位置を特定し、
特定された前記端末装置の位置に基づき、経路情報に示される第1の目的地を含む1以上の通過点のうちの、距離が前記端末装置と最も近い第1の通過点との間の距離に応じて音が変化し、前記端末装置に対する前記第1の通過点の方向に応じた指向性を有する第1の案内音を前記端末装置のユーザの装着する音声出力装置から出力する制御を行い、
前記端末装置が前記第1の通過点に到達した場合、前記第1の案内音の出力を停止して、前記1以上の通過点のうちの、前記第1の通過点以外で距離が前記端末装置と最も近い第2の通過点との間の距離に応じて音が変化し、前記端末装置に対する前記第2の通過点の方向に応じた指向性を有する第2の案内音を前記音声出力装置から出力する制御を行う、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする出力制御方法。
【請求項7】
端末装置の位置を特定し、
特定された前記端末装置の位置に基づき、経路情報に示される第1の目的地を含む1以上の通過点のうちの、距離が前記端末装置と最も近い第1の通過点との間の距離に応じて音が変化し、前記端末装置に対する前記第1の通過点の方向に応じた指向性を有する第1の案内音を前記端末装置のユーザの装着する音声出力装置から出力する制御を行い、
前記端末装置が前記第1の通過点に到達した場合、前記第1の案内音の出力を停止して、前記1以上の通過点のうちの、前記第1の通過点以外で距離が前記端末装置と最も近い第2の通過点との間の距離に応じて音が変化し、前記端末装置に対する前記第2の通過点の方向に応じた指向性を有する第2の案内音を前記音声出力装置から出力する制御を行う、
処理を実行する制御部を含むことを特徴とするナビゲーション装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、出力制御プログラム、出力制御方法およびナビゲーション装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、視覚障碍者は外出時、点字ブロック、横断歩道では音響式信号機の音を頼りに歩行する必要がある。しかし点字ブロックや音響式信号機などの設備の設置が必要となる。また設置されていても、例えば音響式信号機は横断歩道の幅に対して中央上部にスピーカを設置するなどの制約や、点字ブロックの摩耗に対処するなどの保守が必要となる。
【0003】
このような特別な設備を設置することなく視覚障碍者に対して経路を案内する従来技術としては、メガネ装置などの携帯型端末を介して音声で経路情報を告知するものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-46464号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の従来技術のように音声で経路情報を告知する場合、方向、距離感、何があるかなど言葉による周囲の状況の説明は内容が複雑化してしまい、視覚障碍者に分かりづらいという問題がある。
【0006】
1つの側面では、視覚障碍者に分かりやすい経路案内が可能となる出力制御プログラム、出力制御方法およびナビゲーション装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
1つの案では、出力制御プログラムは、特定する処理と、制御を行う処理とをコンピュータに実行させる。特定する処理は、端末装置の位置を特定する。制御を行う処理は、特定された前記端末装置の位置に基づき、経路情報に示される第1の目的地を含む1以上の通過点のうちの、距離が端末装置と最も近い第1の通過点との間の距離に応じて音が変化し、端末装置に対する第1の通過点の方向に応じた指向性を有する第1の案内音を端末装置のユーザの装着する音声出力装置から出力する制御を行う。また、制御を行う処理は、端末装置が第1の通過点に到達した場合、第1の案内音の出力を停止して、1以上の通過点のうちの、第1の通過点以外で距離が端末装置と最も近い第2の通過点との間の距離に応じて音が変化し、端末装置に対する第2の通過点の方向に応じた指向性を有する第2の案内音を音声出力装置から出力する制御を行う。
【発明の効果】
【0008】
1実施態様によれば、視覚障碍者に分かりやすい経路案内ができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態にかかるナビゲーション装置の機能構成例を示すブロック図である。
図2は、マップ情報の準備を説明する説明図である。
図3は、実施形態にかかるナビゲーション装置のルート設定処理の一例を示すフローチャートである。
図4は、ルート生成の概要を説明する説明図である。
図5Aは、実施形態にかかるナビゲーション装置の案内処理の一例を示すフローチャート(1)である。
図5Bは、実施形態にかかるナビゲーション装置の案内処理の一例を示すフローチャート(2)である。
図6は、案内音の音量変化を説明する説明図である。
図7は、実施形態にかかるナビゲーション装置の警告処理の一例を示すフローチャートである。
図8は、実施形態にかかるナビゲーション装置によるルート案内の概要を説明する説明図である。
図9は、実施形態にかかるナビゲーション装置によるルート案内の概要を説明する説明図である。
図10は、実施形態にかかるナビゲーション装置によるルート案内の概要を説明する説明図である。
図11は、実施形態にかかるナビゲーション装置のコンピュータ構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、実施形態にかかる出力制御プログラム、出力制御方法およびナビゲーション装置を説明する。実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。なお、以下の実施形態で説明する出力制御プログラム、出力制御方法およびナビゲーション装置は、一例を示すに過ぎず、実施形態を限定するものではない。また、以下の各実施形態は、矛盾しない範囲内で適宜組みあわせてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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