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公開番号
2025086550
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-09
出願番号
2023200600
出願日
2023-11-28
発明の名称
通信管理装置および無線リソース予測方法
出願人
富士通株式会社
代理人
弁理士法人フィールズ国際特許事務所
主分類
H04W
16/04 20090101AFI20250602BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】複数のセルが互いに重畳し得る無線通信システムにおいて、無線リソースの使用量を精度よく予測する。
【解決手段】複数のセルを形成する無線通信システムにおいて無線通信を管理する通信管理装置は、指定されたエリアを分割することにより得られる複数の部分エリアそれぞれをカバーするセルの数および各セルの無線リソース使用量に基づいて、各セルについて、当該セル内の各部分エリアに対して提供すべき無線リソースの量を算出する。そして、通信管理装置は、この算出結果に基づいて、各部分エリアに対して提供すべき無線リソースの量を算出する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のセルを形成する無線通信システムにおいて使用される通信管理装置であって、
指定されたエリアを分割することにより得られる複数の部分エリアそれぞれについて、当該部分エリア内に位置する端末装置の数を算出する第1の算出部と、
前記複数の部分エリアそれぞれについて、当該部分エリアをカバーするセルの数を算出する第2の算出部と、
前記複数の部分エリアそれぞれについて、前記第1の算出部の算出結果および前記第2の算出部の算出結果に基づいて、1つのセルに割り当てられる端末装置の数を算出する第3の算出部と、
前記複数のセルそれぞれについて、当該セルにおける無線リソースの使用量および前記第3の算出部の算出結果に基づいて、当該セル内の各部分エリアに対して提供すべき無線リソースの量を算出する第4の算出部と、
前記複数の部分エリアそれぞれについて、前記第4の算出部によりセル毎に算出される無線リソースの量に基づいて、当該部分エリアに対して提供すべき無線リソースの量を算出する第5の算出部と、
を備える通信管理装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記第3の算出部は、各部分エリアについて、前記第1の算出部の算出結果を前記第2の算出部の算出結果で除算することで、1つのセルに割り当てられる端末装置の数を算出する
ことを特徴とする請求項1に記載の通信管理装置。
【請求項3】
前記第4の算出部は、
各セルについて、前記第3の算出部の算出結果に基づいて、当該セル内の各部分エリアに割り当てる無線リソースの割合を決定し、
決定した割合に従って、当該セルにおける無線リソースの使用量を対応する部分エリアに分配することで、当該セル内の各部分エリアに対して提供すべき無線リソースの量を算出する
ことを特徴とする請求項1に記載の通信管理装置。
【請求項4】
前記第5の算出部は、各部分エリアについて、当該部分エリアをカバーするセルにより提供される無線リソースの量を足し合わせることで、当該部分エリアに対して提供すべき無線リソースの量を算出する
ことを特徴とする請求項1に記載の通信管理装置。
【請求項5】
前記無線通信システムにおいて使用される端末装置の位置を表す位置データを収集するデータ収集部をさらに備え、
前記第1の算出部は、前記位置データに基づいて、各部分エリア内に位置する端末装置の数を算出する
ことを特徴とする請求項1に記載の通信管理装置。
【請求項6】
前記無線通信システムの基地局システムの構成を表す構成管理データを収集するデータ収集部をさらに備え、
前記第2の算出部は、前記構成管理データに基づいて、各部分エリアをカバーするセルの数を算出する
ことを特徴とする請求項1に記載の通信管理装置。
【請求項7】
前記無線通信システムの基地局システムのパフォーマンスを表すパフォーマンス管理データを収集するデータ収集部をさらに備え、
前記第4の算出部は、前記パフォーマンス管理データに基づいて、各セルにおける無線リソースの使用量を検出する
ことを特徴とする請求項1に記載の通信管理装置。
【請求項8】
複数のセルを形成する無線通信システムにおいて使用される無線リソースを予測する方法であって、
指定されたエリアを分割することにより得られる複数の部分エリアそれぞれについて、当該部分エリア内に位置する端末装置の数を算出する第1の手順と、
前記複数の部分エリアそれぞれについて、当該部分エリアをカバーするセルの数を算出する第2の手順と、
前記複数の部分エリアそれぞれについて、前記第1の手順の算出結果および前記第2の手順の算出結果に基づいて、1つのセルに割り当てられる端末装置の数を算出する第3の手順と、
前記複数のセルそれぞれについて、当該セルにおける無線リソースの使用量および前記第3の手順の算出結果に基づいて、当該セル内の各部分エリアに対して提供すべき無線リソースの量を算出する第4の手順と、
前記複数の部分エリアそれぞれについて、前記第4の手順により算出される無線リソースの量に基づいて、当該部分エリアに対して提供すべき無線リソースの量を算出する第5の手順と、
を含む無線リソース予測方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信を管理する装置および無線リソースの使用量を予測する方法に係わる。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
無線通信のためのセル設計は、サービスを効率よく提供するための重要な技術の1つである。セル設計は、各セルのトラヒック量に基づいて、基地局の配置を決定すると共に、各基地局の運用状況を決定する。例えば、つながりにくいエリアにおいては、基地局を追加することが要求される。また、複数のセルが重複しているエリアにおいて、トラフィック量が少ない時間帯は、消費電力を削減するために、1または複数の基地局を停止することが好ましい。なお、無線通信のエリア設計を補助する方法が提案されている(例えば、特許文献1~2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2023/275922号
国際公開第2023/275928号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年では、複数の異なる周波数帯のセルが互いに重なることがあり、セル設計が複雑になってきている。また、ポスト5G通信等において、高い周波数帯が使用されるケースでは、各セルのカバレッジが狭い。このため、局所的に大きなトラヒックが発生する場所を検出することが要求される。
【0005】
本発明の1つの側面に係わる目的は、複数のセルのカバレッジが互いに重畳し得る無線通信システムにおいて、無線リソースの使用量を細かいエリア毎に精度よく予測することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の1つの態様に係わる通信管理装置は、複数のセルを形成する無線通信システムにおいて使用される。この通信管理装置は、指定されたエリアを分割することにより得られる複数の部分エリアそれぞれについて、当該部分エリア内に位置する端末装置の数を算出する第1の算出部と、前記複数の部分エリアそれぞれについて、当該部分エリアをカバーするセルの数を算出する第2の算出部と、前記複数の部分エリアそれぞれについて、前記第1の算出部の算出結果および前記第2の算出部の算出結果に基づいて、1つのセルに割り当てられる端末装置の数を算出する第3の算出部と、前記複数のセルそれぞれについて、当該セルにおける無線リソースの使用量および前記第3の算出部の算出結果に基づいて、当該セル内の各部分エリアに対して提供すべき無線リソースの量を算出する第4の算出部と、前記複数の部分エリアそれぞれについて、前記第4の算出部によりセル毎に算出される無線リソースの量に基づいて、当該部分エリアに対して提供すべき無線リソースの量を算出する第5の算出部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
上述の態様によれば、複数のセルのカバレッジが互いに重畳し得る無線通信システムにおいて、無線リソースの使用量を細かいエリア毎に精度よく予測できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係わる無線通信システムの一例を示す図である。
本発明の実施形態に係わる通信管理装置の機能構成の一例を示す図である。
予測対象エリアおよび部分エリアについて説明する図である。
メッシュ単位_UE数算出部による算出結果の一例を示す図である。
メッシュ単位_セル数算出部による算出結果の一例を示す図である。
部分エリアごとに1つのセルに割り当てられる端末装置の数の一例を示す図である。
各セルに割り当てられる端末装置の数の一例を示す図である。
各セル内での部分エリア毎の無線リソースの使用量の例を示す図(その1)である。
各セル内での部分エリア毎の無線リソースの使用量の例を示す図(その2)である。
各部分エリアにおける無線リソース使用量の予測の一例を示す図である。
本発明の実施形態に係わる無線リソース予測方法の一例を示すフローチャートである。
通信管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は、本発明の実施形態に係わる無線通信システムの一例を示す。本発明の実施形態に係わる無線通信システム1は、この実施例では、図1に示すように、基地局システム10、RIC(RAN (Radio Access Network) Intelligence Controller)20、およびコア装置30を備える。なお、無線通信システム1は、特に限定されるものではないが、例えば、5Gサービスを提供する。
【0010】
基地局システム10は、この実施例では、仮想化された基地局であり、複数のコンピュータにより構成される。複数のコンピュータは、クラウド上に設けられてもよい。即ち、基地局システム10は、クラウドコンピューティングにより実現されてもよい。また、基地局システム10は、基地局の動作を記述したソフトウェア(vCUおよびvDU)を備える。vCU(virtual Central Unit)は、CUの機能を提供し、vDU(virtual Distributed Unit)は、DUの機能を提供する。
(【0011】以降は省略されています)
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