発明の詳細な説明【技術分野】 【0001】 本発明の実施形態は、推定プログラム、推定方法および情報処理装置に関する。 続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】 【0002】 従来、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network, RAN)の設計では、シミュレータにより、基地局(Base Station, BS)、端末(User Equipment, UE)の位置および各UEのトラフィック需要を入力し、各UEとBSの接続を模擬(シミュレーション)して通信品質や消費電力などの指標を算出している。このシミュレーションでは、対象区域における空間的なトラフィック分布が必要となる。 【0003】 この空間的なトラフィック分布については、格子状のgridを設定し、BSの運用時に得られるPerformance Managementデータ(PMデータ)をもとに、BSのカバレッジエリアとgridの重なりに応じて各gridのトラフィックを決定する従来技術がある。 【先行技術文献】 【特許文献】 【0004】 国際公開第2010/110187号 特表2022-502902号公報 米国特許出願公開第2018/0254979号明細書 米国特許出願公開第2002/0013152号明細書 【非特許文献】 【0005】 G. Barlacchi, M. D. Nadai, R. Larcher, A. Casella, C. Chitic, G. Torrisi, F. Antonelli, A. Vespignani, A. Pentland, and B. Lepri, “A multi-source dataset of urban life in the city of Milan and the province of Trentino”, Scientific Data, vol. 2, 150055, Oct. 2015. 【発明の概要】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 しかしながら、上記の従来技術では、1BSのカバレッジエリア内に均等にトラフィックが発生するなどと仮定していることから、トラフィック分布の再現精度が低いという問題がある。 【0007】 1つの側面では、トラフィック分布を精度よく推定できる推定プログラム、推定方法および情報処理装置を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0008】 1つの案では、推定プログラムは、設定する処理と、推定する処理とを、コンピュータに実行させる。設定する処理は、対象区域において、複数の所定の位置と、基地局の位置と、所定の時間ごとの基地局の通信量とを設定する。推定する処理は、設定に基づき、所定の位置ごとに基地局と通信する端末を仮定して所定の時間における所定の位置それぞれの通信量を推定する際に、所定の位置と他の所定の位置とに基づく通信量の第1の相関、および、所定の位置の通信量の時間に基づく第2の相関の少なくとも一方に基づいて所定の位置それぞれの通信量を推定する。 【発明の効果】 【0009】 1実施態様によれば、トラフィック分布を精度よく推定できる。 【図面の簡単な説明】 【0010】 図1は、各格子点におけるUEの仮定を説明する説明図である。 図2は、BSのトラフィックの概要を説明する説明図である。 図3は、要素間の関係を説明する説明図である。 図4は、要素間の関係を考慮したBSのトラフィックの概要を説明する説明図である。 図5は、実施形態にかかる情報処理装置の機能構成例を示すブロック図である。 図6は、実施形態にかかる情報処理装置の動作例を示すフローチャートである。 図7は、トラフィック分布生成処理の一例を示すフローチャートである。 図8は、計算例を説明する説明図である。 図9は、計算例を説明する説明図である。 図10は、変形例にかかるBSのトラフィックの概要を説明する説明図である。 図11は、変形例にかかる情報処理装置の動作例を示すフローチャートである。 図12は、トラフィック分布生成処理の一例を示すフローチャートである。 図13は、コンピュータ構成の一例を説明する説明図である。 【発明を実施するための形態】 (【0011】以降は省略されています) この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する