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公開番号2025119281
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-14
出願番号2024014079
出願日2024-02-01
発明の名称データ転送制御装置および情報処理装置
出願人富士通株式会社,NTT株式会社
代理人個人,個人
主分類G06F 13/28 20060101AFI20250806BHJP(計算;計数)
要約【課題】第1装置から第2装置に転送する時間当たりのデータの転送量が多い場合にも、第1装置とスイッチとの間の帯域幅を超えることなく、複数の第2装置の各々に正常なデータを転送可能にする。
【解決手段】データ転送制御装置は、複数のデータを受信する第1装置と、第1装置から並列に送信される複数のデータを受信して処理する複数の第2装置と、データを保持可能な1以上の第1メモリと、スイッチとを有する情報処理装置に搭載され、第1装置から複数の第2装置への複数のデータの転送を制御する。データ転送制御装置は、第1装置からスイッチへの複数のデータの時間当たりの転送量が第1装置とスイッチとの間の帯域幅を超える場合、第1装置から複数の第2装置に転送されるデータを第1メモリに転送させ、第1メモリに保持されたデータを複数の第2装置に取得させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数のデータを受信する第1装置と、前記第1装置から並列に送信される前記複数のデータを受信して処理する複数の第2装置と、前記データを保持可能な1以上の第1メモリと、前記第1装置、前記第2装置および前記第1メモリを相互に接続するスイッチとを有する情報処理装置に搭載され、前記第1装置から前記複数の第2装置への前記複数のデータの転送を制御するデータ転送制御装置であって、
前記第1装置から前記スイッチへの前記複数のデータの時間当たりの転送量が前記第1装置と前記スイッチとの間の帯域幅を超える場合、前記第1装置から複数の前記第2装置に転送される前記データを前記第1メモリに転送させ、前記第1メモリに保持された前記データを複数の前記第2装置に取得させる
データ転送制御装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記第1装置から複数の前記第2装置に複数の前記データがそれぞれ転送され、かつ、前記時間当たりの転送量が前記帯域幅を超える場合、前記第1装置からの時間当たりの転送量が大きい前記データから順に、複数の前記第1メモリのうち前記データを転送する前記第1メモリを決定する処理を、前記時間当たりの転送量が前記帯域幅以下になるまで繰り返す
請求項1に記載のデータ転送制御装置。
【請求項3】
複数の前記第1メモリの各々の空き容量を示す情報を保持するメモリ管理テーブルを有し、
前記第1装置から複数の前記第2装置に複数の前記データがそれぞれ転送され、かつ、前記時間当たりの転送量が前記帯域幅を超える場合、前記メモリ管理テーブルを参照して、空き容量の大きい前記第1メモリから順に前記第1装置から前記データを転送する前記第1メモリを決定する
請求項2に記載のデータ転送制御装置。
【請求項4】
前記第1装置で受信する前記複数のデータの時間当たりのデータ量を示す情報を保持するデータ量管理テーブルと、
前記複数のデータの各々が転送される前記第2装置を示す情報を保持する転送先管理テーブルと、を有し、
前記データ量管理テーブルと前記転送先管理テーブルとを参照して、前記時間当たりの転送量が前記帯域幅を超えるか否かを判定し、かつ、前記第1装置からの時間当たりの転送量が他より大きい前記データを決定する
請求項2に記載のデータ転送制御装置。
【請求項5】
前記第1メモリを経由することで、前記第1装置から前記第2装置に前記データが転送されるまでの第1レイテンシが予め設定された第2レイテンシを超える超過データがある場合、
前記超過データを、前記第1メモリを経由させず、前記超過データが転送される複数の前記第2装置のいずれかに搭載される第2メモリに転送する
請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のデータ転送制御装置。
【請求項6】
前記複数の第2装置の各々に転送される前記データ毎に、前記第2レイテンシを保持するレイテンシ管理テーブルを有し、
前記レイテンシ管理テーブルを参照し、前記超過データの有無を判定する
請求項5に記載のデータ転送制御装置。
【請求項7】
複数のデータを受信する第1装置と、
前記第1装置から並列に送信される前記複数のデータを受信して処理する複数の第2装置と、
前記データを保持可能な1以上の第1メモリと、
前記第1装置、前記第2装置および前記第1メモリを相互に接続するスイッチと、
前記第1装置から前記複数の第2装置への前記複数のデータの転送を制御し、前記第1装置から前記スイッチへの前記複数のデータの時間当たりの転送量が前記第1装置と前記スイッチとの間の帯域幅を超える場合、前記第1装置から複数の前記第2装置に転送される前記データを前記第1メモリに転送させ、前記第1メモリに保持された前記データを複数の前記第2装置に取得させるデータ転送制御装置と、有する
情報処理装置。
【請求項8】
前記複数のデータの各々が前記第1装置から転送されるメモリと転送先アドレスとを示す情報を保持する領域管理テーブルを有し、
前記複数の第2装置の各々は、前記領域管理テーブルを参照して処理する前記データを読み出すメモリを判定する
請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記データ転送制御装置は、前記第1装置に含まれる
請求項7または請求項8に記載の情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、データ転送制御装置および情報処理装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
CPU(Central Processing Unit)およびメモリが接続されたホストバスとI/O(Input/Output)デバイスが接続されたI/Oバスとをバスブリッジを介して相互に接続するコンピュータシステムでは、CPUとI/Oデバイスとによるメモリアクセスの競合によりバスの性能が低下する場合がある。そこで、ホストバスとI/Oバスとにセグメント化されたメモリをそれぞれ接続し、I/Oデバイス間のデータ転送をI/Oバスに接続されたメモリ経由で行う手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
ライブ配信機能を実現可能な画像伝送装置において、符号化部で符号化されたデータをライブ配信用のメモリと蓄積用の蓄積媒体とに書き込む場合、データの書き込みがバス上で競合してバスの性能が低下すると、リアルタイム性を確保できないおそれがある。そこで、蓄積媒体に接続される専用バスを設け、メモリに接続されたバスを介さずにデータを蓄積媒体に書き込む手法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
共通バスに接続されたビデオメモリとローカルバスに接続されたメインメモリとを有する画像の表示用の情報処理装置では、共通バスが表示データにより占有されると、共通バスを使用した処理ができなくなる場合がある。そこで、メインメモリからビデオメモリへの表示データの転送を、メインメモリへの表示データの書き込み頻度より少なくする手法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平09-006711号公報
国際公開第2004-093445号
特開2015-176569号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近時、得意な処理が異なる複数のアクセラレータを組み合わせ、複数のデータのうち、1以上のデータを各アクセラレータに転送して処理させることで、複数種のデータ処理を高速に実施するシステムが開発されている。
【0007】
この種のシステムでは、受信装置で受信する複数のデータがスイッチを介して複数のアクセラレータに並列に転送される場合、受信装置からスイッチへのデータの時間当たりの転送量が受信装置とスイッチとの間の帯域幅を超えるおそれがある。時間当たりの転送量が受信装置とスイッチとの間の帯域幅を超える場合、情報が欠落したデータが各アクセラレータに転送されるため、各アクセラレータにより正常なデータ処理を実施することが困難になるおそれがある。
【0008】
1つの側面では、本発明は、第1装置から第2装置に転送する時間当たりのデータの転送量が多い場合にも、第1装置とスイッチとの間の帯域幅を超えることなく、複数の第2装置の各々に正常なデータを転送可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
一つの観点によれば、データ転送制御装置は、複数のデータを受信する第1装置と、前記第1装置から並列に送信される前記複数のデータを受信して処理する複数の第2装置と、前記データを保持可能な1以上の第1メモリと、前記第1装置、前記第2装置および前記第1メモリを相互に接続するスイッチとを有する情報処理装置に搭載され、前記第1装置から前記複数の第2装置への前記複数のデータの転送を制御するデータ転送制御装置であって、前記第1装置から前記スイッチへの前記複数のデータの時間当たりの転送量が前記第1装置と前記スイッチとの間の帯域幅を超える場合、前記第1装置から複数の前記第2装置に転送される前記データを前記第1メモリに転送させ、前記第1メモリに保持された前記データを複数の前記第2装置に取得させる。
【発明の効果】
【0010】
第1装置から第2装置に転送する時間当たりのデータの転送量が多い場合にも、第1装置とスイッチとの間の帯域幅を超えることなく、複数の第2装置の各々に正常なデータを転送可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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