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公開番号2025099544
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216265
出願日2023-12-21
発明の名称情報処理プログラムおよび情報処理方法
出願人富士通株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G08G 1/00 20060101AFI20250626BHJP(信号)
要約【課題】道路構造物の予防保全において、再現性の高いシミュレーションデータを用いた支援情報を提供することを課題とする。
【解決手段】実施例に係る情報処理装置は、実世界に存在する道路上に構築をされた交通に関する構造物または交通に関する設備であって、構造物または設備において、デジタルツインを用いたシミュレーションを実施し、実施されたシミュレーションに基づいて、前記構造物または設備の劣化を予測する処理を実行させる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
コンピュータに、
実世界に存在する道路上に構築をされた交通に関する構造物または交通に関する設備であって、前記構造物または設備において、デジタルツインを用いたシミュレーションを実施し、
実施された前記シミュレーションに基づいて、前記構造物または設備の劣化を予測する
処理を実行させる情報処理プログラム。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
前記シミュレーションを実施する処理は、
前記構造物または設備において、前記構造物または設備についての経年劣化に関する情報を用いて、前記シミュレーションを実施する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。
【請求項3】
前記シミュレーションを実施する処理は、
前記構造物または設備について経年劣化に関する情報を用いて前記構造物または設備の劣化予測をする、デジタルツインを用いた第一のシミュレーションと、前記構造物または設備の利用履歴を含む監視情報を用いて前記構造物または設備の劣化予測をする、デジタルツインを用いた第二のシミュレーションとを実施し、
前記予測する処理は、
前記第一のシミュレーションの結果と、前記第二のシミュレーションの結果とに基づいて、前記構造物または設備の劣化を予測する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。
【請求項4】
前記コンピュータに、
前記第一のシミュレーションでの時系列での劣化の度合いと、前記第二のシミュレーションでの時系列での劣化の度合いとを比較し、比較をした結果が所定の条件を満たす場合に、前記構造物または設備の劣化の発生を示す画像を、作業者の有する端末の画面に表示させる
処理を実行させることを特徴とする請求項3に記載の情報処理プログラム。
【請求項5】
前記コンピュータに、
前記構造物または設備を仮想空間上に再現したデジタルツインを構築し、構築したデジタルツインにおいて、前記構造物または設備について設定された経年劣化に関する情報と、前記構造物または設備の利用履歴を含む監視情報と、前記構造物または設備の位置する地域の天候の情報とを用いて、実世界を再現した仮想空間上において、前記構造物または設備の劣化を予測するシミュレーションを実施し、
実施した前記シミュレーションの結果に基づいて、前記構造物または設備の劣化が予測される部位を強調表示した画像を、作業者の有する端末の画面に表示させる
処理を実行させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。
【請求項6】
コンピュータが、
実世界に存在する道路上に構築をされた交通に関する構造物または交通に関する設備であって、前記構造物または設備において、デジタルツインを用いたシミュレーションを実施し、
実施された前記シミュレーションに基づいて、前記構造物または設備の劣化を予測する
処理を実行する情報処理方法。
【請求項7】
コンピュータに、
実世界に存在する道路上に構築をされた交通に関する構造物または交通に関する設備であって、前記構造物または設備において、デジタルツインを用いたシミュレーションを実施し、
実施された前記シミュレーションの結果に基づいて、前記構造物または設備の保全または補修に関する計画を作成する
処理を実行させる情報処理プログラム。
【請求項8】
前記シミュレーションを実施する処理は、
前記構造物または設備の劣化を予測するデジタルツインを用いたシミュレーションを実施し、
前記作成する処理は、
前記シミュレーションの結果と、外部要因とを用いて、前記構造物または設備に対するメンテナンスの時期を特定し、特定されたメンテナンスの時期を含む、前記構造物または設備の保全または補修の計画を作成する
ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理プログラム。
【請求項9】
前記コンピュータに、
デジタルツイン上にデータを読み込むことにより、第一のシミュレーションを実行し、
前記第一のシミュレーションの結果に基づいて、前記構造物または設備の不具合および/または原因に関する情報を生成し、
生成された不具合および/または原因に関する情報を第一の記憶部に記憶し、
前記第一の記憶部に記憶された不具合および/または原因に関する情報を入力として、第二の記憶部に登録された条件により、デジタルツインを用いた第二のシミュレーションを実行して、前記構造物または設備の保全または補修の計画を作成する
処理を実行させることを特徴とする請求項7に記載の情報処理プログラム。
【請求項10】
前記コンピュータに、
前記構造物または設備を仮想空間上に再現したデジタルツインを構築し、
構築した前記デジタルツインにおいて、前記構造物または設備の利用状況を監視した監視情報と、前記構造物または設備が位置する地域の天候に関する情報とを用いて、実世界を再現した仮想空間上において、前記構造物または設備の劣化を予測するシミュレーションを実施し、
実施された前記シミュレーションの結果に基づいて、前記構造物または設備に対して発生が予測される不具合および/または原因を特定し、
特定された前記不具合および/または原因に対する作業内容を用いて、前記構造物または設備の保全または補修の計画を作成する
処理を実行させることを特徴とする請求項7に記載の情報処理プログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理プログラムおよび情報処理方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年のSDGsの取り組みとして、高速道路等の道路構造物の計画的な予防保全やライフサイクルコストの最小化の実現が目標とされており、目標達成に繋がる様々なシステムの提案が期待されている。
【0003】
例えば、高速道路で働く保全計画者や作業者は、高速道路の走行と道路構造物の良好な状態の維持をミッションとし、危険な作業を伴いながらも業務を遂行している。保全業務は、法令に定められた定期点検や予防保全のための点検などが定期的に実施され、亀裂の状態判別や打音検査の結果により、道路補修の保全計画が策定される。そして、この保全計画は、大きな手間やコストがかかることから、様々な要因が考慮された、より効果的で効率的な計画が求められる。
【0004】
目標達成の提案手法として、様々な設備の補修作業についてシミュレーションを行い、シミュレーションの結果に基づき、補修計画を立案する技術が知られている。このシミュレーションでは、設備の故障率等のデータを用いて設備故障の時期が予測されたり、過去の作業実績等のデータを用いて、補修作業の完了時期が予測されたりする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-133412号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来技術では、道路構造物の予防保全において再現性の高いシミュレーションデータを用いた支援情報を提供することができない。
【0007】
例えば、従来技術は、予め設定した計算式などを用いたシミュレーションを実施するために、特定の条件下でのシミュレーション結果しか得ることができず、再現性の高いシミュレーションデータを用いた支援情報を提供できるとは言い難い。
【0008】
一つの側面では、道路構造物の予防保全において再現性の高いシミュレーションデータを用いた支援情報を提供することができる情報処理プログラムおよび情報処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
第1の案では、情報処理プログラムは、コンピュータに、実世界に存在する道路上に構築をされた交通に関する構造物または交通に関する設備であって、前記構造物または設備において、デジタルツインシミュレーションを実施し、実施されたデジタルツインを用いたシミュレーションに基づいて、前記構造物または設備の劣化を予測する、処理を実行させる。
【発明の効果】
【0010】
一実施形態によれば、道路構造物の予防保全において、再現性の高いシミュレーションデータを用いた支援情報を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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