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公開番号2025087530
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023202258
出願日2023-11-29
発明の名称制御プログラム、および制御方法
出願人富士通株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G06Q 50/20 20120101AFI20250603BHJP(計算;計数)
要約【課題】騙されやすい高齢者は認知バイアスが高いため、当該高齢者に、疑似的な特殊詐欺を体験させ、実際に騙される経験をさせることで詐欺への防犯意識が高まる。しかしながら、例えば、疑似的な特殊詐欺を体験させるため、特殊詐欺のシナリオに沿って、AIによる仮想的な詐欺者に発話させ、体験者と会話させる訓練ツールが考えられるが、特殊詐欺には様々なケースがあり、気軽に特殊詐欺の最新シナリオの音声を試せる訓練ツールがない。
【解決手段】制御プログラムは、特殊詐欺の実行者を示す仮想エージェントと、特殊詐欺の被験者との間での対話を支援する対話支援装置によって実行される制御プログラムであって、特殊詐欺の被害情報を用いて、特殊詐欺に関するシナリオを生成し、生成したシナリオを、仮想エージェントの発言情報として、被験者が利用する端末に出力させる処理をコンピュータに実行させる。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
特殊詐欺の実行者を示す仮想エージェントと、前記特殊詐欺に対する訓練者との間での対話を支援する対話支援装置によって実行される制御プログラムであって、
前記特殊詐欺の被害情報を用いて、前記特殊詐欺に関するシナリオを生成し、
生成した前記シナリオを、前記仮想エージェントの発言情報として、前記訓練者が利用する端末に出力させる
処理を前記対話支援装置に実行させることを特徴とする制御プログラム。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記訓練者が利用する電話機の音声データを分析することで、前記訓練者の発言情報を取得し、
前記被害情報から抽出された手口に関する情報が訓練された機械学習モデルを用いて、取得をした前記訓練者の発言情報に対する前記仮想エージェントの発言情報を生成し、
生成した前記仮想エージェントの発言情報の音声データを、前記電話機に出力させる
処理を前記対話支援装置に実行させることを特徴とする請求項1に記載の制御プログラム。
【請求項3】
前記仮想エージェントと前記訓練者との間で実行される対話がされている所定の区間での前記訓練者の生理反応を用いて、前記訓練者の心理状態を分析し、
分析された前記心理状態を用いて、前記訓練者の特殊詐欺に騙されるリスクを評価する
処理を前記対話支援装置に実行させることを特徴とする請求項1に記載の制御プログラム。
【請求項4】
前記シナリオを生成する処理は、
所定の選択条件に基づいて、前記被害情報における前記特殊詐欺を構成する複数の要素から、第1の要素を選択し、
前記第1の要素を用いて前記シナリオを生成する
処理を含むことを特徴とする請求項1に記載の制御プログラム。
【請求項5】
前記第1の要素を選択する処理は、
前記被害情報を分析することで、前記被害情報から、前記特殊詐欺を構成する複数の文字列を、前記複数の要素として抽出し、
前記特殊詐欺を成立させるための前記所定の選択条件に基づいて、前記複数の要素から、前記第1の要素を選択する
処理を含むことを特徴とする請求項4に記載の制御プログラム。
【請求項6】
前記第1の要素を用いて前記シナリオを生成する処理は、
前記特殊詐欺に関する既存のシナリオが訓練された自然言語処理モデルに前記第1の要素を入力することで、前記シナリオを生成する
処理を含むことを特徴とする請求項5に記載の制御プログラム。
【請求項7】
前記被害情報を、所定のデータベースから取得し、
取得した前記被害情報を、クラスタリングアルゴリズムを用いて類似案件ごとに分類する
処理を前記対話支援装置に実行させることを特徴とする請求項5または6に記載の制御プログラム。
【請求項8】
前記第1の要素を選択する処理は、
前記特殊詐欺を成立させるための前記所定の選択条件に基づいて、前記特殊詐欺を構成する複数の文字列である前記複数の要素から、前記特殊詐欺のために電話をかけた人物やその肩書、前記電話がかかってきた人物、前記電話の目的、前記目的を達成するための条件、および前記目的の背景の少なくとも1つに関する文字列を、前記第1の要素として選択する
処理を含むことを特徴とする請求項5または6に記載の制御プログラム。
【請求項9】
前記特殊詐欺に対する実世界の被害状況を用いて、デジタルツイン上に、前記シナリオと対応付けられた、仮想空間上の複数の詐欺師を生成し、
前記複数の詐欺師のそれぞれのプロフィール情報を表示し、
前記仮想空間上の複数の詐欺師の中から、訓練者により選択された1つの第1の詐欺師を特定し、
前記第1の詐欺師と前記シナリオとを少なくとも用いて生成された前記第1の詐欺師の発言情報の音声データを、前記訓練者が利用する端末に出力させる
処理を前記対話支援装置に実行させることを特徴とする請求項1に記載の制御プログラム。
【請求項10】
イベントの実行者を示す仮想エージェントと、前記イベントに対する訓練者との間での対話を支援する対話支援装置によって実行される制御プログラムであって、
前記イベントの発生情報を用いて、前記イベントに関するシナリオを生成し、
生成した前記シナリオを、前記仮想エージェントの発言情報として、前記訓練者が利用する端末に出力させる
処理を前記対話支援装置に実行させることを特徴とする制御プログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、制御プログラム、および制御方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
騙されやすい高齢者は認知バイアス(確証バイアス)が高く、例えば、自分は特殊詐欺にかからないと思い込んでいる。そのため、例えば、このような高齢者に、疑似的な特殊詐欺を体験させ、実際に騙される経験をさせることで詐欺への防犯意識が高まる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2020/234929号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、例えば、疑似的な特殊詐欺を体験させるため、特殊詐欺のシナリオに沿って、AI(Artificial Intelligence)による仮想的な詐欺者に発話させ、体験者と会話させる訓練ツールが考えられるが、特殊詐欺には様々なケースがある。また、例えば、特殊詐欺では、特殊詐欺の手口の対策が講じられると、次から次へと新たな特殊詐欺の手口が生まれている。このため、例えば、訓練ツールでは、効果的な特殊詐欺の手口の訓練をすることができず、訓練者の訓練の効果を高めることが困難であった。
【0005】
1つの側面では、訓練者に効果的な訓練をさせることができる制御プログラム、および制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1つの態様において、制御プログラムは、特殊詐欺の実行者を示す仮想エージェントと、特殊詐欺の被験者との間での対話を支援する対話支援装置によって実行される制御プログラムであって、特殊詐欺の被害情報を用いて、特殊詐欺に関するシナリオを生成し、生成したシナリオを、仮想エージェントの発言情報として、被験者が利用する端末に出力させる処理をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0007】
1つの側面では、訓練者に効果的な訓練をさせることを目的とする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態にかかる情報処理システム1の構成例を示す図である。
図2は、本実施形態にかかる対話支援装置10の構成例を示す図である。
図3は、本実施形態にかかるシナリオ生成の全体の流れの一例を示す図である。
図4は、シナリオ生成のNG例の一例を示す図である。
図5は、シナリオ生成のOK例の一例を示す図である。
図6は、本実施形態にかかる訓練ツールの一例を示す図である。
図7は、本実施形態にかかるシナリオ生成処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図8は、本実施形態にかかるリスク評価処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図9は、本実施形態にかかる仮想エージェント選択処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図10は、対話支援装置10のハードウェア構成例を説明する図である。
【0009】
以下に、本実施形態にかかる制御プログラム、および制御方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例により本実施形態が限定されるものではない。また、各実施例は、矛盾のない範囲内で適宜組み合わせることができる。
【0010】
[情報処理システム1の構成]
まず、本実施形態を実施するための情報処理システムについて説明する。図1は、本実施形態にかかる情報処理システム1の構成例を示す図である。図1に示すように、情報処理システム1は、例えば、対話支援装置10と、訓練者端末100とが、ネットワーク50を介して相互に通信可能に接続されるシステムである。
(【0011】以降は省略されています)

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