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公開番号2025012509
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115387
出願日2023-07-13
発明の名称モジュール搭載装置、及び、情報処理装置
出願人富士通株式会社
代理人個人,個人
主分類H05K 7/18 20060101AFI20250117BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】冷却効率を改善したモジュール搭載装置を提供する。
【解決手段】モジュール搭載装置は、筐体と、第1及び第2電子モジュールを挿通可能な開口部を有し、第1電子モジュールの前端側が固定される第1パネルと、第1及び第2電子モジュールを挿通可能な開口部を有し、第1位置と第2位置との間で移動可能で、第1位置では第1電子モジュールの前端側と第2電子モジュールの前端側とが開口部に挿通され、第2位置では第1電子モジュールの後端側と第2電子モジュールの前端側とが開口部に挿通される第2パネルと、第3位置と第4位置との間で移動可能な第3パネルとを含み、第2パネルが第2位置に位置するとともに第3パネルが第4位置に位置する状態において、第2パネルが上下方向又は左右方向における第1側に変位変位可能である。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
第1電子モジュール及び第2電子モジュールが収容され、前端及び後端を有する筐体と、
前記筐体の前記前端側に設けられ、前記第1電子モジュール及び前記第2電子モジュールを挿通可能な第1開口部を有し、前記第1電子モジュールの前端部が前記第1開口部に挿通された状態で取り付けられる第1パネルと、
前記第1パネルの後側に設けられ、前記第1電子モジュール及び前記第2電子モジュールを挿通可能な第2開口部を有し、前記第1パネルよりも後側の第1位置と、前記第1位置よりも後側の第2位置との間で移動可能な第2パネルであって、前記第1位置では、前記第1電子モジュールの前端部と、前記第2電子モジュールの前端部とが前記第2開口部に挿通されており、前記第2位置では、前記第2電子モジュールの前端部が前記第2開口部に挿通される、第2パネルと、
前記第2パネルの後側に設けられ、前記第1位置よりも後側の第3位置と、前記第3位置よりも後側の第4位置との間で移動可能な第3パネルと
を含み、
前記第2電子モジュールの前記前端部は、前記第2パネルに取り付けられており、又は、前記第2電子モジュールの後端部は、前記第3パネルに取り付けられており、
前記第2パネルが前記第2位置に位置するとともに前記第3パネルが前記第4位置に位置する状態において、前記第2パネルが、上下方向又は左右方向における第1側に変位可能である、モジュール搭載装置。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記第2パネルが前記第2位置に位置するとともに前記第3パネルが前記第4位置に位置する状態で、前記第1電子モジュール及び前記第2電子モジュールは、前記第1パネル、前記第2パネル、及び前記第3パネルを結ぶ方向において、重複区間を有さない、請求項1に記載のモジュール搭載装置。
【請求項3】
前記第2パネルは、
第2前側パネルと、
前記第2前側パネルよりも後側に設けられる第2後側パネルと
を有し、
前記第2開口部は、前記第2前側パネルに設けられる第2前側開口部、及び、前記第2後側パネルに設けられる第2後側開口部であり、
前記第2前側パネル及び前記第2後側パネルが前記第1位置に位置する状態では、前記第1電子モジュールの前端部が前記第2前側開口部に挿通されるとともに、前記第2電子モジュールの前記前端部が前記第2後側開口部に挿通され、
前記第2前側パネル及び前記第2後側パネルが前記第2位置に位置する状態では、前記第1電子モジュールの後端部が前記第2前側開口部に挿通されるとともに、前記第2電子モジュールの前記前端部が前記第2後側開口部に挿通される、請求項1に記載のモジュール搭載装置。
【請求項4】
前記第2電子モジュールの前記前端部は、前記第2後側パネルに取り付けられている、請求項3に記載のモジュール搭載装置。
【請求項5】
前記第2パネルは、回動自在な歯車をさらに有し、
前記第2前側パネルは、前記歯車に係合可能で、前記第1側及び前記第2側を結ぶ方向に沿って形成された第1歯部を有し、
前記第2後側パネルは、前記歯車に係合可能で、前記第1側及び前記第2側を結ぶ方向に沿って形成された第2歯部を有し、
前記第2前側パネルを前記第2側に変位させると、前記第2後側パネルは、前記歯車の回転に伴って前記第1側に変位する、請求項3に記載のモジュール搭載装置。
【請求項6】
前記第1電子モジュールの後端が前記第2側に変位するとともに、前記第2電子モジュールの前端が前記第1側に変位した状態において、前記第1電子モジュールの後端面と、前記第2電子モジュールの前端面とは、前面視で重複部分を有する、請求項1に記載のモジュール搭載装置。
【請求項7】
前記第2パネル及び前記第3パネルを接合する接合部材と、
前記筐体の内部に設けられ、前記接合部材をガイドするガイドレールと
をさらに含み、
前記第2パネル及び前記第3パネルは、前記接合部材が前記ガイドレールに沿ってガイドされることで、前記第1パネル及び前記第3パネルを結ぶ方向に移動可能である、請求項1に記載のモジュール搭載装置。
【請求項8】
前記第3パネルは、前記第1電子モジュール及び前記第2電子モジュールを挿通可能な第3開口部を有する、請求項1に記載のモジュール搭載装置。
【請求項9】
第1電子モジュールと、
第2電子モジュールと、
前記第1電子モジュール及び前記第2電子モジュールを搭載するモジュール搭載装置と
を含み、
前記モジュール搭載装置は、
前記第1電子モジュール及び前記第2電子モジュールが収容され、前端及び後端を有する筐体と、
前記筐体の前記前端側に設けられ、前記第1電子モジュール及び前記第2電子モジュールを挿通可能な第1開口部を有し、前記第1電子モジュールの前端部が前記第1開口部に挿通された状態で取り付けられる第1パネルと、
前記第1パネルの後側に設けられ、前記第1電子モジュール及び前記第2電子モジュールを挿通可能な第2開口部を有し、前記第1パネルよりも後側の第1位置と、前記第1位置よりも後側の第2位置との間で移動可能な第2パネルであって、前記第1位置では、前記第1電子モジュールの前端部と、前記第2電子モジュールの前端部とが前記第2開口部に挿通されており、前記第2位置では、前記第2電子モジュールの前端部が前記第2開口部に挿通される、第2パネルと、
前記第2パネルの後側に設けられ、前記第1位置よりも後側の第3位置と、前記第3位置よりも後側の第4位置との間で移動可能な第3パネルと
を含み、
前記第2電子モジュールの前記前端部は、前記第2パネルに取り付けられており、又は、前記第2電子モジュールの後端部は、前記第3パネルに取り付けられており、
前記第2パネルが前記第2位置に位置するとともに前記第3パネルが前記第4位置に位置する状態において、前記第2パネルが、上下方向又は左右方向における第1側に変位可能である、情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、モジュール搭載装置、及び、情報処理装置に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、吸気面と排気面とを備えたラックと、前記ラック内に設けられた棚板と、前記棚板の上に載置された電子機器と、前記電子機器の上方に設けられ、前記吸気面側から前記排気面側に向かって上昇しながら傾斜した傾斜板とを有し、前記傾斜板が前記電子機器と対向する対向面を有し、前記対向面に、前記吸気面側から前記排気面側に延びる溝が設けられたことを特徴とする情報処理装置がある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-150008号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
情報処理装置の性能向上に伴い、電子機器の実装の高密度化が進むとともに、電子機器の発熱量が増大する傾向にあり、冷却性能が課題になる。しかしながら、高密度化を実現するには、従来のように傾斜板を設けることは困難になるおそれがある。また、冷却性能を確保する一方で、冷却用ファンのような冷却機器については低消費電力化が望まれる。すなわち、冷却効率の改善が課題である。
【0005】
そこで、冷却効率を改善したモジュール搭載装置、及び、情報処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の実施形態のモジュール搭載装置は、第1電子モジュール及び第2電子モジュールが収容され、前端及び後端を有する筐体と、前記筐体の前記前端側に設けられ、前記第1電子モジュール及び前記第2電子モジュールを挿通可能な第1開口部を有し、前記第1電子モジュールの前端部が前記第1開口部に挿通された状態で取り付けられる第1パネルと、前記第1パネルの後側に設けられ、前記第1電子モジュール及び前記第2電子モジュールを挿通可能な第2開口部を有し、前記第1パネルよりも後側の第1位置と、前記第1位置よりも後側の第2位置との間で移動可能な第2パネルであって、前記第1位置では、前記第1電子モジュールの前端部と、前記第2電子モジュールの前端部とが前記第2開口部に挿通されており、前記第2位置では、前記第2電子モジュールの前端部が前記第2開口部に挿通される、第2パネルと、前記第2パネルの後側に設けられ、前記第1位置よりも後側の第3位置と、前記第3位置よりも後側の第4位置との間で移動可能な第3パネルとを含み、前記第2電子モジュールの前記前端部は、前記第2パネルに取り付けられており、又は、前記第2電子モジュールの後端部は、前記第3パネルに取り付けられており、前記第2パネルが前記第2位置に位置するとともに前記第3パネルが前記第4位置に位置する状態において、前記第2パネルが、上下方向又は左右方向における第1側に変位可能である。
【発明の効果】
【0007】
冷却効率を改善したモジュール搭載装置、及び、情報処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態のモジュール搭載装置100の構成の一例を示す図である。
パネル120、パネル130、接合メンバー140、及びガイドレール150の構成の一例を示す図である。
パネル110の構成の一例を示す図である。
前側パネル120Aの構成の一例を示す図である。
後側パネル120Bの構成の一例を示す図である
フレーム120Cの構成の一例を示す図である。
パネル120の構成の一例を示す図である。
パネル120の構成の一例を示す図である。
パネル130の構成の一例を示す図である。
実施形態の情報処理装置1の第1状態における構成の一例を前面視で示す図である。
図3AのA-A矢視断面の構成の一例を示す図である。
第1状態における前面視でのパネル110の状態の一例を示す図である。
第1状態における前面視での前側パネル120Aの状態の一例を示す図である。
第1状態における前面視での後側パネル120Bの状態の一例を示す図である。
第1状態における前面視でのパネル130の状態の一例を示す図である。
情報処理装置1においてパネル120及び130を+Y方向に移動している途中の状態の一例を示す断面図である。
情報処理装置1の第2状態における構成の一例を示す断面図である。
第2状態における前面視でのパネル110の状態の一例を示す図である。
第2状態における前面視での前側パネル120Aの状態の一例を示す図である。
第2状態における前面視での後側パネル120Bの状態の一例を示す図である。
第2状態における前面視でのパネル130の状態の一例を示す図である。
情報処理装置1の第3状態における構成の一例を示す断面図である。
情報処理装置1の第2状態における電子モジュール10の後端面10Bと、電子モジュール20の前端面20Fとの位置関係を前面視で透過的に示す図である。
情報処理装置1の第3状態における電子モジュール10の後端面10Bと、電子モジュール20の前端面20Fとの位置関係を前面視で透過的に示す図である。
情報処理装置1の第3状態における構成の一例を前面視で示す図である。
第3状態において筐体101内で電子モジュール10及び20の周囲に存在する空間の一例を示す図である。
第3状態において筐体101内で得られる空気の流路の一例を示す図である。
実施形態の第1変形例の情報処理装置1Aの第3状態における断面構成の一例を示す図である。
実施形態の第2変形例の情報処理装置1Bの第1状態における構成の一例を前面視で示す図である。
情報処理装置1Bの第1状態における前面視でのパネル110の状態の一例を示す図である。
情報処理装置1Bの第1状態における前面視での前側パネル120Aの状態の一例を示す図である。
情報処理装置1Bの第1状態における前面視での後側パネル120Bの状態の一例を示す図である。
情報処理装置1Bの第1状態における前面視でのパネル130の状態の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示のモジュール搭載装置、及び、情報処理装置を適用した実施形態について説明する。
【0010】
以下では、XYZ座標系を定義して説明する。X軸に平行な方向(X方向)、Y軸に平行な方向(Y方向)、Z軸に平行な方向(Z方向)は、互いに直交する。また、XY面は水平面であり、+Z方向は上方向、-Z方向は下方向である。また、平面視とはXY面視することをいう。また、以下では構成が分かり易くなるように各部の長さ、太さ、厚さ等を誇張して示す場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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