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公開番号
2025021165
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2023124925
出願日
2023-07-31
発明の名称
情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置
出願人
富士通株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G06Q
10/08 20240101AFI20250205BHJP(計算;計数)
要約
【課題】効率的な配送を実現する情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置を提供する。
【解決手段】第1配送計画における第1移動体が第1拠点から第2拠点まで配送する荷物を特定し、第1拠点及び第2拠点以外の第3拠点であって、第1拠点から第3拠点までの荷物の配送が第1配送計画に含まれる第2移動体に割り当て可能であり、且つ、第3拠点から第2拠点までの前記荷物の配送が第1配送計画に含まれる第3移動体に割り当て可能である第3拠点を特定し、減便対象の移動体による第1拠点から第2拠点まで荷物の配送を、第2移動体による第1拠点から第3拠点までの荷物の配送及び第3移動体による第3拠点から第2拠点までの荷物の配送に置き替えて第2配送計画を作成する処理をコンピュータに実行させる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
第1配送計画における第1移動体が第1拠点から第2拠点まで配送する荷物を特定し、
前記第1拠点及び前記第2拠点以外の第3拠点であって、前記第1拠点から前記第3拠点までの前記荷物の配送が前記第1配送計画に含まれる第2移動体に割り当て可能であり、且つ、前記第3拠点から前記第2拠点までの前記荷物の配送が前記第1配送計画に含まれる第3移動体に割り当て可能である前記第3拠点を特定し、
前記第1移動体による前記第1拠点から前記第2拠点まで前記荷物の配送を、前記第2移動体による前記第1拠点から前記第3拠点までの前記荷物の配送及び前記第3移動体による前記第3拠点から前記第2拠点までの前記荷物の配送に置き替えて第2配送計画を作成する
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第3拠点の候補を示すリストを生成する処理を前記コンピュータにさらに実行させ、
前記第3拠点を特定する処理は、前記リストに登録された前記候補の中から、前記第1拠点から前記第3拠点までの前記荷物の配送を前記第2移動体に割り当て可能であり、且つ、前記第3拠点から前記第2拠点までの前記荷物の配送を前記第3移動体に割り当て可能である前記第3拠点を特定する処理を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。
【請求項3】
前記第1移動体が配送する前記荷物が複数存在する場合、
前記第3拠点を特定する処理は、前記荷物毎に前記第3拠点の特定を行う処理を含み、
前記第2配送計画を作成する処理は、前記荷物毎に配送の置き換えを行う
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。
【請求項4】
前記第3拠点の特定処理は、
前記第1配送計画において少なくとも前記第1拠点又は前記第3拠点を配送経路に含む前記第2移動体と、前記第1配送計画において少なくとも前記第3拠点又は前記第2拠点を配送経路に含む前記第3移動体とを用いる
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。
【請求項5】
情報処理装置が、
第1配送計画における第1移動体が第1拠点から第2拠点まで配送する荷物を特定し、
前記第1拠点及び前記第2拠点以外の第3拠点であって、前記第1拠点から前記第3拠点までの前記荷物の配送が前記第1配送計画に含まれる第2移動体に割り当て可能であり、且つ、前記第3拠点から前記第2拠点までの前記荷物の配送が前記第1配送計画に含まれる第3移動体に割り当て可能である前記第3拠点を特定し、
前記第1移動体による前記第1拠点から前記第2拠点まで前記荷物の配送を、前記第2移動体による前記第1拠点から前記第3拠点までの前記荷物の配送及び前記第3移動体による前記第3拠点から前記第2拠点までの前記荷物の配送に置き替えて第2配送計画を作成する
処理を実行することを特徴とする情報処理方法。
【請求項6】
第1配送計画における第1移動体が第1拠点から第2拠点まで配送する荷物を特定し、前記第1拠点及び前記第2拠点以外の第3拠点であって、前記第1拠点から前記第3拠点までの前記荷物の配送が前記第1配送計画に含まれる第2移動体に割り当て可能であり、且つ、前記第3拠点から前記第2拠点までの前記荷物の配送が前記第1配送計画に含まれる第3移動体に割り当て可能である前記第3拠点を特定し、前記第1移動体による前記第1拠点から前記第2拠点まで前記荷物の配送を、前記第2移動体による前記第1拠点から前記第3拠点までの前記荷物の配送及び前記第3移動体による前記第3拠点から前記第2拠点までの前記荷物の配送に置き替えて第2配送計画を作成する減便処理部と、
前記減便処理部により作成された前記第2配送計画を出力する出力部と
を備えたことを特徴とする情報処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
配送には、1つの荷物を1台のトラック等の移動体が扱う単一輸送と、中継地点を境界として1つの荷物を複数台の移動体が扱う中継輸送とが存在する。例えば、A地点からB地点を中継地点として経由してC地点まで荷物を運ぶ場合に、単一輸送ではA地点とB地点との間及びB地点とC地点との間で同じ移動体が荷物を運ぶ。これに対して、中継輸送では、A地点とB地点との間で荷物を運ぶ移動体と、B地点とC地点との間で荷物を運ぶ移動体とが異なる。中継輸送は、労働時間の短縮の要請等から導入が活発化している。
【0003】
このような、中継輸送において、移動体を用いて中継地点を含む2つの拠点間で荷物を運ぶ際、どの移動体にどの荷物を割り当てればすべての荷物を所定時間内に運ぶことができるかという中継輸送の配送計画問題が存在する。一般的に、配送計画問題の解空間は、荷物と移動体との割り当ての組み合わせで完全に表現されるが、中継輸送を考慮した場合この解空間が指数関数的に広くなる。そのため、一般的な配送計画問題の解法は中継輸送の配送計画問題に用いることが困難である。そこで、中継輸送の配送計画問題では、現実的な求解手法として、配送経路の一部を変更して評価する処理を、変更する一部を変化させて繰りかえす発見的手法が用いられることが多い。
【0004】
また、現実社会では、労働時間の短縮の要請やコスト削減等の理由から、荷物の運搬管理等において全体的な移動体の便数を減らしたいという要望が存在する。減便の技術として、減便対象の移動体に割り当てられた荷物を他の移動体に割り当てた場合に、そのような割り当てでも移動体の最大積載量や配送期限等の制約条件を満たすことが可能か否かに基づいて、減便が可能か否かの判定を行う減便判定技術が存在する。
【0005】
中継輸送に関する技術として、以下の様な技術が存在する。例えば、中継拠点を結ぶ輸送経路の候補の中で乗継回数や乗継方法等の物流に関する制約条件を満たすものを輸送経路パターンとして記憶して、輸送経路の探索時に記憶した輸送経路パターンを参照して経路探索を行なう技術が提案されている。また、複数の中継ステーション候補を設定して、中継ステーション候補で荷物を積み替えるまでの作業に含まれる条件の程度を表す指標を用いて中継ステーションを決定する技術が提案されている。また、中継輸送の移動コスト計算において、ソースノードからの前方探索とターゲットノードからの後方探索のうち重要なノードにつながるエッジの条件を緩和して探索を行なう技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平08-235263号公報
特開2022-138271号公報
米国特許出願公開第2011/0251789号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、従来の減便判定技術では、減便対象の単一輸送を他の単一輸送に置き替えることが行われており、中継輸送を用いた減便については考慮されていない。減便を実現する際に中継地点を用いることが考えられるが、従来の減便判定技術をそのまま適用しても、中継輸送による減便を適切に決定することは難しく、効率的な配送を実現することは困難である。
【0008】
また、制約条件を満たす輸送経路パターンを記憶して経路探索を行う技術、指標を用いて中継ステーションを決定する技術、重要なノードにつながるエッジの条件を緩和して探索を行なう技術のいずれも、中継輸送を用いた減便の可否の判定は行っていない。そのため、いずれの技術を用いても、中継輸送による減便を適切に決定することは難しく、効率的な配送を実現することは困難である。
【0009】
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、効率的な配送を実現する情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本願の開示する情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置の一つの態様において、第1配送計画における減便対象の移動体が第1拠点から第2拠点まで配送する荷物を特定し、前記第1拠点及び前記第2拠点以外の第3拠点であって、前記第1拠点から前記第3拠点までの前記荷物の配送が前記第1配送計画に含まれる第1移動体に割り当て可能であり、且つ、前記第3拠点から前記第2拠点までの前記荷物の配送が前記第1配送計画に含まれる第2移動体に割り当て可能である前記第3拠点を特定し、前記減便対象の移動体による前記第1拠点から前記第2拠点まで前記荷物の配送を、前記第1移動体による前記第1拠点から前記第3拠点までの前記荷物の配送及び前記第2移動体による前記第3拠点から前記第2拠点までの前記荷物の配送に置き替えて第2配送計画を作成する処理をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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