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公開番号2024165194
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023081127
出願日2023-05-16
発明の名称操作パネル
出願人マレリ株式会社
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類B60R 13/02 20060101AFI20241121BHJP(車両一般)
要約【課題】パネル部材の振動及び押込み操作を許容しつつパネル部材を本体部材に保持可能とする。
【解決手段】車両に設けられる操作パネル10は、本体部材32と、車両の車室内に露出するパネル部材14と、パネル部材14に振動を付与する振動装置18と、パネル部材14を本体部材32に保持するクリップ50と、を備え、クリップ50は、本体部材32に取り付けられる本体取付部52と、パネル部材14に取り付けられるパネル取付部54と、本体取付部52に対してパネル取付部54の変位を許容する変位許容部56と、を備え、変位許容部56は、本体取付部52に対して変位してパネル取付部54に取り付けられたパネル部材14の押込みを許容する押込み許容部90と、振動装置18から付与された振動によって本体取付部52に対してパネル取付部54が振動することを許容する振動許容部92と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両に設けられる操作パネルであって、
本体部材と、
前記車両の車室内に露出するパネル部材と、
前記パネル部材に振動を付与する振動装置と、
前記パネル部材を前記本体部材に保持するクリップと、
を備え、
前記クリップは、
前記本体部材に取り付けられる本体取付部と、
前記パネル部材に取り付けられるパネル取付部と、
前記本体取付部に対して前記パネル取付部の変位を許容する変位許容部と、
を備え、
前記変位許容部は、
前記本体取付部に対して変位して前記パネル取付部に取り付けられた前記パネル部材の押込みを許容する押込み許容部と、
前記振動装置から付与された振動によって前記本体取付部に対して前記パネル取付部が振動することを許容する振動許容部と、
を備える操作パネル。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載された操作パネルであって、
前記押込み許容部は、前記パネル部材の押込み方向へ変位可能な第1板バネ部を有し、
前記振動許容部は、前記パネル部材の振動方向へ変位可能な第2板バネ部を有する、
操作パネル。
【請求項3】
請求項2に記載された操作パネルであって、
前記本体取付部は、前記本体部材に設けられた第1被嵌合部と嵌合する第1嵌合部を有し、
前記パネル取付部は、前記パネル部材に設けられた第2被嵌合部と嵌合する第2嵌合部を有する、
操作パネル。
【請求項4】
請求項3に記載された操作パネルであって、
前記第2嵌合部は、前記第2板バネ部の端部に設けられるとともに、前記第2板バネ部の幅方向へ突出するように前記第2板バネ部に対してオフセットして設けられている、
操作パネル。
【請求項5】
請求項4に記載された操作パネルであって、
前記第2板バネ部は一対設けられ、前記第2嵌合部は、各第2板バネ部のそれぞれに設けられた挟持部で構成され、
対をなす前記挟持部は、前記第2板バネ部の幅方向において同方向に突出するように当該挟持部が設けられた前記第2板バネ部に対してオフセットして設けられている、
操作パネル。
【請求項6】
請求項5に記載された操作パネルであって、
前記パネル部材は、前記第2板バネ部の長さ方向に対して傾斜して配置され、
前記第2嵌合部は、前記パネル部材の押込み方向と反対側にオフセットして設けられている、
操作パネル。
【請求項7】
請求項6に記載された操作パネルであって、
前記振動許容部の前記第2板バネ部の長さ方向のバネ定数k1及び前記振動許容部の前記第2板バネ部の長さ方向と直交する方向のバネ定数k2は、前記パネル部材に加えられる押込み方向の力によって前記クリップに加えられる力をF、前記力Fによって前記第2板バネ部の長さ方向に生ずる力をF1、前記力Fによって前記第2板バネ部の長さ方向と直交する方向に生ずる力をF2、前記力Fによって生ずる前記第2嵌合部の押込み方向の変位量をX、前記力Fによって前記第2嵌合部に生ずる前記第2板バネ部の長さ方向の変位量をX1、前記力Fによって前記第2嵌合部に生ずる前記第2板バネ部の長さ方向と直交する方向の変位量をX2としたときに、以下の(1)から(4)の式に基づいて設定される、
操作パネル。
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発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、操作パネルに関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、パネル部材をクリップで車体パネルに固定する構造が開示されている。パネル部材を固定するクリップは、パネル部材をガタツキなく固定するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-315467号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、例えばパネルに設けられたスイッチが操作された際に利用者にパネル部材を介して振動を与えるハプティクス技術を用いる場合、パネル部材がガタツキなく固定されていると、利用者に振動が十分に伝わらないという問題があった。
【0005】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、パネル部材の振動及び押込み操作を許容しつつパネル部材を本体部材に保持可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のある態様によれば、車両に設けられる操作パネルは、本体部材と、前記車両の車室内に露出するパネル部材と、前記パネル部材に振動を付与する振動装置と、前記パネル部材を前記本体部材に保持するクリップと、を備え、前記クリップは、前記本体部材に取り付けられる本体取付部と、前記パネル部材に取り付けられるパネル取付部と、前記本体取付部に対して前記パネル取付部の変位を許容する変位許容部と、を備え、前記変位許容部は、前記本体取付部に対して変位して前記パネル取付部に取り付けられた前記パネル部材の押込みを許容する押込み許容部と、前記振動装置から付与された振動によって前記本体取付部に対して前記パネル取付部が振動することを許容する振動許容部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
上記態様において、パネル部材を本体部材に保持するクリップは、本体部材に取り付けられる本体取付部に対してパネル部材に取り付けられるパネル取付部の変位を許容する変位許容部を備える。パネル部材は、振動装置で振動が付与されると、クリップの変位許容部が備える振動許容部によって振動が許容されるとともに、車室内に露出するパネル部材は、クリップの変位許容部が備える押込み許容部によって押込みが許容される。したがって、パネル部材の振動及び押込み操作を許容しつつパネル部材を本体部材に保持するとこが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の第1実施形態に係る操作パネルが適用される車両用内装部品であるインストルメントパネルの構成を示す斜視図である。
図2は、操作パネルの分解斜視図である。
図3は、クリップを正面側から見た斜視図である。
図4は、クリップを背面側から見た斜視図である。
図5は、クリップの使用状態を示す要部の断面図である。
図6は、クリップの変位許容部の変位状態を示す説明図である。
図7は、本発明の第2実施形態に係るクリップを示す斜視図である。
図8は、第2実施形態に係るクリップがパネル部材の取付部に取り付けられる様子を示す説明図である。
図9は、第2実施形態に係るクリップが本体部材に取り付けられる様子を示す要部の断面図である。
図10は、本発明の第3実施形態に係るクリップを正面側から見た斜視図である。
図11は、第3実施形態に係るクリップを背面側から見た斜視図である。
図12は、第3実施形態に係るクリップの一部を一点鎖線で示した斜視図である。
図13は、第3実施形態に係るクリップでパネル部材を本体部材に保持した状態を示す要部の断面図である。
図14は、振動許容部のバネ定数を求めるための各パラメータを示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<第1実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態に係る操作パネル10、及び操作パネル10が適用される車両用内装部品としてのインストルメントパネル12について説明する。
【0010】
まず、図1を参照して、インストルメントパネル12について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る操作パネル10が適用される車両用内装部品であるインストルメントパネル12の構成を示す斜視図である。
(【0011】以降は省略されています)

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