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公開番号
2024165009
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023080810
出願日
2023-05-16
発明の名称
液晶装置及び電子機器
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02F
1/1337 20060101AFI20241121BHJP(光学)
要約
【課題】液晶装置における液晶の劣化を抑制する。
【解決手段】本発明の液晶装置は、第1基板と液晶層と、液晶層を介して第1基板と対向して配置される第2基板と、第1基板と第2基板との少なくとも一方の基板に配置される配向膜と、を備え、配向膜は、一方の基板に配置されて第1柱状構造体を有し、第1柱状構造体の延伸方向が、一方の基板に対して略垂直である第1蒸着膜と、第1蒸着膜と液晶層との間に配置され、第1柱状構造体の延伸方向に対して第1傾斜角となるように傾斜して形成される第2柱状構造体を有する第2蒸着膜と、第2蒸着膜と液晶層との間に配置され、第1柱状構造体の延伸方向に対して第2傾斜角となるように傾斜して形成される第3柱状構造体を有する第3蒸着膜と、を有する。第1傾斜角は、第2傾斜角よりも大きい。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
第1基板と、
液晶層と、
前記液晶層を介して前記第1基板と対向して配置される第2基板と、
前記第1基板と前記第2基板との少なくとも一方の基板に配置される配向膜と、
を備え、
前記配向膜は、前記一方の基板に配置され、前記一方の基板の厚み方向と平行な第1方向に延びる第1柱状構造体を有する第1蒸着膜と、前記第1蒸着膜と前記液晶層との間に配置され、前記第1方向に対して第1傾斜角となるように傾斜して形成される第2柱状構造体を有する第2蒸着膜と、前記第2蒸着膜と前記液晶層との間に配置され、前記第1方向に対して第2傾斜角となるように傾斜して形成される第3柱状構造体を有する第3蒸着膜と、を有し、
前記第1傾斜角は、前記第2傾斜角よりも大きい、
液晶装置。
続きを表示(約 270 文字)
【請求項2】
前記第1方向における前記第3柱状構造体の長さは、前記第2柱状構造体の長さよりも短い、
請求項1に記載の液晶装置。
【請求項3】
前記第2柱状構造体と前記第
3
柱状構造体とは、前記第1方向に対して互いに同方向に傾いている、
請求項1又は2に記載の液晶装置。
【請求項4】
前記配向膜は、前記第1基板及び前記第2基板に設けられている、
請求項1又は2に記載の液晶装置。
【請求項5】
請求項1に記載の液晶装置を備える、
電子機器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液晶装置及び電子機器に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、フラットパネルディスプレイ(FPD)を含む液晶装置では、配向膜として斜方蒸着膜が用いられている。例えば、特許文献1には、配向膜として斜方蒸着膜より厚く形成された垂直蒸着膜を備える液晶装置が開示されている。特許文献1の液晶装置では、液晶分子に対する配向規制力が小さい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-033039号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の特許文献1に開示されている液晶装置では、蒸着膜と液晶層との界面での反応を抑制するために、蒸着膜の液晶層側の最表面に空隙が少ない垂直層が形成されている。配向規制力を確保するためには、最表面の垂直層の厚みを薄くする必要があるが、その場合、下層すなわち基板側の斜方膜の柱状体同士の隙間は完全に埋まらず、柱状体同士の隙間に液晶が侵入することがあった。柱状体同士の隙間に液晶が侵入すると、液晶の劣化が生じ、配向規制力が従来よりも低下することがあった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一つの態様の液晶装置は、第1基板と、液晶層と、液晶層を介して第1基板と対向して配置される第2基板と、第1基板と第2基板との少なくとも一方の基板に配置される配向膜と、を備える。配向膜は、一方の基板に配置され、一方の基板の厚み方向と平行な第1方向に延びる第1柱状構造体を有する第1蒸着膜と、第1蒸着膜と液晶層との間に配置され、第1方向に対して第1傾斜角となるように傾斜して形成される第2柱状構造体を有する第2蒸着膜と、第2蒸着膜と液晶層との間に配置され、第1方向に対して第2傾斜角となるように傾斜して形成される第3柱状構造体を有する第3蒸着膜と、を有する。第1傾斜角は、第2傾斜角よりも大きい。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本発明の一実施形態の液晶装置の概略図である。
図1の液晶装置のC1-C1線に沿った断面図である。
図1の液晶装置の要部の断面図である。
従来の液晶装置の断面図である。
本発明の一実施形態のプロジェクターの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。各図面では、各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺が変更されている場合がある。
【0008】
[液晶装置]
図1は、本発明の実施形態に係る液晶装置100の平面図である。図2は、液晶装置100の断面図であり、図1に示すC1-C1線で矢視した場合の図である。図1及び図2に示すように、液晶装置100は、第1基板10と、第2基板20と、液晶層50と、を備える。第2基板20は、厚み方向でシール材17によって第1基板10に貼り合わされている。シール材17は、平面視したときに第2基板20の外縁に沿って枠状に設けられている。液晶層50は、第1基板10と第2基板20との間でシール材17によって囲まれた領域に封入されている。液晶装置100は、例えば、透過型液晶装置である。
【0009】
第1基板10及び第2基板20の平面視形状は、矩形である。液晶装置100の平面視で矩形状の中央の領域に、表示領域12が設けられている。以下では、第1基板10の表面に平行な一軸をX軸とし、第1基板10の表面に平行且つX軸に直交する一軸をY軸とする。X軸及びY軸に直交する軸をZ軸年、Z軸に沿って見る場合を平面視と記載する場合がある。平面視において、シール材17の内周縁と表示領域12の外周縁との間には、矩形枠状の周辺領域13が設けられている。
【0010】
第1基板10は、石英やガラス等からなる透光性の素子基板19と、素子基板19の表面から第1配向膜16までの積層構造と、を有する。第1基板10の第2基板20に対向する側の表面において、表示領域12の外側には、第1基板10の一辺に沿ってデータ線駆動回路101及び複数の端子102が形成されている。複数の端子102に沿う一辺に隣接する他の辺に沿って走査線駆動回路104が形成されている。端子102には、フレキシブル配線基板105が接続されている。第1基板10には、フレキシブル配線基板105を介して各種の電位や電気信号が入力される。
(【0011】以降は省略されています)
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