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公開番号2024164988
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023080773
出願日2023-05-16
発明の名称燃料供給装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類F02M 21/02 20060101AFI20241121BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】燃料タンクに貯蔵された燃料を燃料噴射弁に供給する燃料配管に破損が生じた場合にその破損の状態に応じた適切な状態に移行する。
【解決手段】燃料タンクに貯蔵された燃料を燃料噴射弁に供給する燃料配管が、燃料タンクに貯蔵された燃料を燃料噴射弁に供給する内側配管と、燃料よりも低い圧力で気体が充填された外側配管とを有し、外側配管の圧力の値が第1の所定値を超える場合は、内側配管を介した燃料の燃料噴射弁への供給を継続しながら外部に警告を出力し、外側配管の圧力の値が前記第1の所定値以下の第2の所定値未満の場合は、内側配管を介した燃料の燃料噴射弁への供給を停止する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
燃料を貯蔵する燃料タンクと、前記燃料タンクに貯蔵された燃料を内燃機関に噴射する燃料噴射弁と、前記燃料タンクに貯蔵された燃料を前記燃料噴射弁に供給する燃料配管とを有する燃料供給装置において、
前記燃料配管は、
前記燃料タンクに貯蔵された燃料を前記燃料噴射弁に供給する内側配管と、
前記内側配管を内包し、前記燃料よりも低い圧力で気体が充填された外側配管とを有し、
さらに、
前記外側配管内の圧力を測定する測定手段と、
前記測定手段にて測定された圧力の値が第1の所定値を超える場合は、前記内側配管を介した前記燃料の前記燃料噴射弁への供給を継続しながら外部に警告を出力し、前記測定手段にて測定された圧力の値が前記第1の所定値以下の第2の所定値未満の場合は、前記内側配管を介した前記燃料の前記燃料噴射弁への供給を停止させる制御手段とを有することを特徴とする、燃料供給装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料供給装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、環境問題の観点等から、水素等の気体燃料を動力源とするエンジンの開発が進められている。特に水素を動力源とするエンジンは、燃焼後に水しか発生させないため、二酸化炭素の量を削減可能なエネルギーの活用方法として注目されている。
【0003】
このような気体燃料を燃料タンクからエンジンに供給する燃料供給装置においては、燃料タンクからエンジンに気体燃料を供給する燃料配管に破損が生じていると、そのエンジンが搭載された車両等の走行に支障が生じる場合がある。
【0004】
特許文献1には、ガス配管を二重構造としたガス漏れ検知システムが開示されている。特許文献1に開示されたガス漏れ検知システムは、ガス配管を二重構造とし、内側管に燃料ガスを流し、外側管に燃料ガスよりも高い圧力で不活性ガスを封入している。そして、外側管内に設けられた圧力スイッチによって検出された圧力が所定値以下に下がった場合に、内側管に穴が空いたと判断して警告を発生させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2002-54800号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に開示された構成を燃料供給装置に適用した場合、内側配管に破損が生じると、内側配管内を流れる気体燃料が、外側配管に封入された気体で希釈されてしまい、そのエンジンが搭載された車両等の走行に支障が生じる場合がある。また、圧力が所定値以下に下がった場合に作動する圧力スイッチを用いていることで、外側配管に気体燃料よりも低い圧力で気体を封入した場合、内側配管に破損が生じてもそれを検知することができない。
【0007】
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、燃料タンクに貯蔵された燃料を燃料噴射弁に供給する燃料配管に破損が生じた場合にその破損の状態に応じた適切な状態に移行できる燃料供給装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために本発明は、
燃料を貯蔵する燃料タンクと、前記燃料タンクに貯蔵された燃料を内燃機関に噴射する燃料噴射弁と、前記燃料タンクに貯蔵された燃料を前記燃料噴射弁に供給する燃料配管とを有する燃料供給装置において、
前記燃料配管は、
前記燃料タンクに貯蔵された燃料を前記燃料噴射弁に供給する内側配管と、
前記内側配管を内包し、前記燃料よりも低い圧力で気体が充填された外側配管とを有し、
さらに、
前記外側配管内の圧力を測定する測定手段と、
前記測定手段にて測定された圧力の値が第1の所定値を超える場合は、前記内側配管を介した前記燃料の前記燃料噴射弁への供給を継続しながら外部に警告を出力し、前記測定手段にて測定された圧力の値が前記第1の所定値以下の第2の所定値未満の場合は、前記内側配管を介した前記燃料の前記燃料噴射弁への供給を停止させる制御手段とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、燃料タンクに貯蔵された燃料を燃料噴射弁に供給する燃料配管に破損が生じた場合にその破損の状態に応じた適切な状態に移行できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の燃料供給装置の一実施形態を示す図である。
図1に示した燃料配管30の構造を示す図であり、(a)は燃料の供給方向に直交する方向の断面を示す図、(b)は(a)は燃料の供給方向の断面を示す図である。
図1に示した燃料供給装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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