TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024164969
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023080725
出願日2023-05-16
発明の名称用紙搬送装置
出願人理想科学工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B65H 29/70 20060101AFI20241121BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】幅方向に位置ずれして搬送された用紙の排紙揃えを良好にする。
【解決手段】搬送方向Xに搬送される用紙Pの幅方向Wの端部を検出する用紙幅検出センサ13と、搬送されてきた用紙Pを幅方向Wの内側に曲げて用紙Pを腰付けするウイング部14と、ウイング部14で腰付けされて排出された用紙Pを幅方向Wにおいて揃えるサイドフェンス25A、25Bを有し、排紙された用紙Pが積載される排紙台22と、用紙幅検出センサ13の検出結果に基づいて、用紙Pの幅方向Wにおける位置ずれを検出する検出部6と、ウイング部14による用紙Pの曲げ角度に対応するウイング部14の傾斜角度を調整する調整部6とを備え、調整部6は、用紙Pが幅方向Wに位置ずれしている場合に、検出部6の検出結果に応じて、幅方向Wに位置ずれした用紙Pがサイドフェンス25A、25Bの幅方向Wにおける間隔W2に収まるように、ウイング部14の傾斜角度を調整する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
搬送方向に搬送される用紙の、前記搬送方向と直交する幅方向の端部を検出する用紙幅検出部と、
搬送されてきた用紙を前記幅方向の内側に曲げて前記用紙を腰付けするウイング部と、
前記ウイング部で腰付けされて排出された用紙を前記幅方向において揃える排紙フェンス部を有し、排紙された用紙が積載される排紙台と、
前記用紙幅検出部の検出結果に基づいて、前記用紙の前記幅方向における位置ずれを検出する検出部と、
前記ウイング部による前記用紙の曲げ角度に対応する前記ウイング部の傾斜角度を調整する調整部とを備え、
前記調整部は、前記用紙が前記幅方向に位置ずれしている場合に、前記検出部の検出結果に応じて、前記幅方向に位置ずれした前記用紙が前記排紙フェンス部の前記幅方向における間隔に収まるように、前記ウイング部の前記傾斜角度を調整する
用紙搬送装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、用紙搬送装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
高速印刷可能な印刷装置において、排紙トレイに排紙する印刷済の用紙に腰付けするために、搬送方向と直交する幅方向の両側の部分を湾曲させるものが知られている。特許文献1には、印刷速度が速い場合に用紙の搬送面に対する腰付け角度を急にする排紙装置が提案されている。この排紙装置では、強く腰付けされた用紙が排紙トレイのサイドフェンスに高速で接触し跳ね上がって排紙揃えが大きく乱れるという課題を解決し、良好な排紙揃え状態を得ることができる、としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-114114号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の排紙装置は、高速で排紙される用紙が排紙トレイのサイドフェンスに接触することへの対策を提供するものである。特許文献1の排紙装置は、幅方向に位置ずれして搬送された用紙がサイドフェンスに接触することへの対策を提供するものではない。
【0005】
本発明は、前記事情に鑑みなされたもので、本発明の目的は、幅方向に位置ずれして搬送された用紙の排紙揃えを良好にすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の一つの態様による用紙搬送装置は、
搬送方向に搬送される用紙の、前記搬送方向と直交する幅方向の端部を検出する用紙幅検出部と、
搬送されてきた用紙を前記幅方向の内側に曲げて前記用紙を腰付けするウイング部と、
前記ウイング部で腰付けされて排出された用紙を前記幅方向において揃える排紙フェンス部を有し、排紙された用紙が積載される排紙台と、
前記用紙幅検出部の検出結果に基づいて、前記用紙の前記幅方向における位置ずれを検出する検出部と、
前記ウイング部による前記用紙の曲げ角度に対応する前記ウイング部の傾斜角度を調整する調整部とを備え、
前記調整部は、前記用紙が前記幅方向に位置ずれしている場合に、前記検出部の検出結果に応じて、前記幅方向に位置ずれした前記用紙が前記排紙フェンスの前記幅方向における間隔に収まるように、前記ウイング部の前記傾斜角度を調整する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、幅方向に位置ずれして搬送された用紙の排紙揃えを良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の一実施形態に係る用紙搬送装置を内蔵する印刷装置の概略構成を示す図である。
図2は、図1の印刷装置の制御系に関する構成の一例を示す図である。
図3は、図1の給紙台における用紙の積載状態の一例を示す図である。
図4は、図1のウイング部の構成を示す図である。
図5は、幅方向に位置ずれしたまま図1の排紙台に用紙が排紙された場合に一例を示す図である。
図6は、図1の用紙幅検出センサが搬送中の用紙の端部を検出する例を示す図である。
図7は、図4のウイング部により端部が曲げられた用紙とサイドフェンスの間隔との関係の一例を示す図である。
図8は、図4のウイング部により端部が曲げられた用紙とサイドフェンスの間隔との関係の別例を示す図である。
図9は、図2の制御部が行う処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図10は、図9の処理によって制御部により制御されるウイングの角度調整量と用紙の排紙速度との関係の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。各図面を通じて同一もしくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なることに留意すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
【0010】
また、以下に示す実施形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許