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公開番号2025100087
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023217190
出願日2023-12-22
発明の名称印刷物の製造方法
出願人理想科学工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B41M 5/00 20060101AFI20250626BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】疎水性基材に対しても水性インクを用いて生産性を落とすことなく優れた画像を形成することができる印刷物の製造方法を提供する。
【解決手段】45℃~100℃の基材に前処理液を付与したのち、45℃~100℃の基材に水性インクをインクジェット方式で付与することで画像を形成する工程を含み、前処理液は、水、水溶性有機溶剤、及び界面活性剤を含み、界面活性剤は、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、又はこれらの組み合わせであり、水性インクは、水、色材、水溶性有機溶剤、水分散性樹脂、及び界面活性剤を含み、色材、水分散性樹脂、及び界面活性剤の少なくとも1つは、アニオン性である、印刷物の製造方法である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
45℃~100℃の基材に前処理液を付与したのち、45℃~100℃の基材に水性インクをインクジェット方式で付与することで画像を形成する工程を含み、
前記前処理液は、水、水溶性有機溶剤、及び界面活性剤を含み、前記界面活性剤は、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、又はこれらの組み合わせであり、
前記水性インクは、水、色材、水溶性有機溶剤、水分散性樹脂、及び界面活性剤を含み、前記色材、前記水分散性樹脂、及び前記界面活性剤の少なくとも1つは、アニオン性である、印刷物の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、印刷物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
サイングラフィック市場で多用されているポリ塩化ビニルは疎水性基材であるため、ソルベントインク等の非水性インクが適している。ソルベントインクはポリ塩化ビニルとの親和性が高いため着弾後のドットサイズが大きく、少ないドット数で画像を形成することができ、高速印刷が可能である。一方で、環境への関心の高まりから、近年はサイングラフィック市場の印刷物を作製するインクとしてソルベントインクを使用せず、かわりに水性インクを使用するケースがみられるようになった。
【0003】
水性インクを用いる場合、基材へのインク浸透性、画像の濃度、画像の定着性等の観点から、基材を前処理し、その後に基材表面に水性インクを付与する方法がある。その際に、前処理液に多価金属塩等のカチオン性物質を含ませて、基材表面において水性インクを凝集させて画像濃度を高める技術がある。特許文献1には、基材に前処理液を付与する工程と、前処理液が付与された基材に白色捺染インクジェットインクを付与することで、隠蔽性に優れた白色画像を形成できることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-135225号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
水性インクはポリ塩化ビニルとの親和性が低いため、塩化ビニル等の非浸透性基材へ水性インクを印刷する際には、ドットサイズはソルベントインクよりも小さくなり、画像を形成するためにドット数を増やす必要がある。そのため、印刷速度を落とさざるを得ず、生産性に問題があった。
【0006】
本発明の一実施形態は、ポリ塩化ビニル等の疎水性基材に対しても水性インクを用い、生産性を落とすことなく優れた画像を形成することができる印刷物の製造方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態は、45℃~100℃の基材に前処理液を付与したのち、45℃~100℃の基材に水性インクをインクジェット方式で付与することで画像を形成する工程を含み、前記前処理液は、水、水溶性有機溶剤、及び界面活性剤を含み、前記界面活性剤は、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、又はこれらの組み合わせであり、前記水性インクは、水、色材、水溶性有機溶剤、水分散性樹脂、及び界面活性剤を含み、前記色材、前記水分散性樹脂、及び前記界面活性剤の少なくとも1つは、アニオン性である、印刷物の製造方法に関する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一実施形態によれば、ポリ塩化ビニル等の疎水性基材に対しても水性インクを用い、生産性を落とすことなく優れた画像を形成することができる印刷物の製造方法を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を一実施形態を用いて説明する。以下の実施形態における例示が本発明を限定することはない。
【0010】
本発明の一実施形態は、45℃~100℃の基材に前処理液を付与したのち、45℃~100℃の基材に水性インクをインクジェット方式で付与することで画像を形成する工程を含み、前処理液は、水、水溶性有機溶剤、及び界面活性剤を含み、界面活性剤は、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、又はこれらの組み合わせであり、水性インクは、水、色材、水溶性有機溶剤、水分散性樹脂、及び界面活性剤を含み、色材、水分散性樹脂、及び界面活性剤の少なくとも1つは、アニオン性である、印刷物の製造方法に関する。
(【0011】以降は省略されています)

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