TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024164144
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-26
出願番号
2024140770,2020140953
出願日
2024-08-22,2020-08-24
発明の名称
偏光フィルム積層体、該偏光フィルム積層体が使用される光学表示パネル、透明接着層付きの偏光フィルム積層体、及び偏光フィルム組立体
出願人
日東電工株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
5/30 20060101AFI20241119BHJP(光学)
要約
【課題】太陽光照射による影響を抑制することにより、ポリエン化、色抜け、及び加熱赤変の問題を包括的に解決することができる偏光フィルム積層体等を提供する。
【解決手段】x-軸を偏光膜のヨウ素濃度(wt.%)、y-軸を偏光フィルム積層体の水分量(g/m
2
)とする直交座標系において、x-y座標点が、(6.0、0.7)の第1座標点と、(1.8、4.2)の第2座標点とを結ぶ第1の線分、第2座標点と、(1.8、5.1)の第3座標点とを結ぶ第2の線分、第3座標点と、(5.7、2.6)の第4座標点とを結ぶ第3の線分、第4座標点と、(7.0、0.7)の第5座標点とを結ぶ第4の線分、及び第1座標点と第5座標点とを結ぶ第5の線分により囲まれる領域内に含まれるヨウ素濃度及び水分量を有し、偏光膜保護フィルムは、光吸収能を有する光吸収層であり、波長380nmでの光の透過率が5%以下である。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリビニルアルコール系樹脂から成る偏光膜と、前記偏光膜の少なくとも視認側の面に直接又は他の光学フィルムを介して接合された光学的に透明な偏光膜保護フィルムを備えた偏光フィルム積層体であって、
x-軸に前記偏光膜のヨウ素濃度(wt.%)を、y-軸に前記偏光フィルム積層体の水分量(g/m2)をそれぞれとったx-y直交座標系において、
ヨウ素濃度6.0wt.%及び水分量0.7g/m2の第1座標点と、ヨウ素濃度1.8wt.%及び水分量4.2g/m2の第2座標点とを結ぶ第1の線分、
前記第2座標点と、ヨウ素濃度1.8wt.%及び水分量5.1g/m2の第3座標点とを結ぶ第2の線分、
前記第3座標点と、ヨウ素濃度5.7wt.%及び水分量2.6g/m2の第4座標点とを結ぶ第3の線分、
前記第4座標点と、ヨウ素濃度7.0wt.%及び水分量0.7g/m2の第5座標点とを結ぶ第4の線分、及び
前記第1座標点と前記第5座標点とを結ぶ第5の線分
により囲まれる領域内に含まれるヨウ素濃度及び水分量を有し、
前記偏光膜保護フィルムは、光吸収能を有する光吸収層であり、波長380nmでの光の透過率が5%以下である、ことを特徴とする偏光フィルム積層体。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記偏光膜の膜厚が4~30μmである、請求項1に記載の偏光フィルム積層体。
【請求項3】
ポリビニルアルコール系樹脂から成る偏光膜と、前記偏光膜の少なくとも視認側の面に直接又は他の光学フィルムを介して接合された光学的に透明な偏光膜保護フィルムを備えた偏光フィルム積層体であって、
x-軸に前記偏光膜のヨウ素濃度(wt.%)を、y-軸に前記偏光フィルム積層体の水分量(g/m2)をそれぞれとったx-y直交座標系において、
ヨウ素濃度4.5wt.%及び水分量1.9g/m2の第6座標点と、ヨウ素濃度1.8wt.%及び水分量4.2g/m2の第2座標点とを結ぶ第6の線分、
前記第2座標点と、ヨウ素濃度1.8wt.%及び水分量5.1g/m2の第3座標点とを結ぶ第2の線分、
前記第3座標点と、ヨウ素濃度4.5wt.%及び水分量3.4g/m2の第7座標点とを結ぶ第7の線分、及び
前記第6座標点と前記第7座標点とを結ぶ第8の線分
により囲まれる領域内に含まれるヨウ素濃度及び水分量を有し、
前記偏光膜保護フィルムは、光吸収能を有する光吸収層であり、波長380nmでの光の透過率が5%以下である、ことを特徴とする偏光フィルム積層体。
【請求項4】
前記第6座標点が、ヨウ素濃度4.0wt.%及び水分量2.4g/m2の第8座標点であり、前記第7座標点が、ヨウ素濃度4.0wt.%及び水分量3.7g/m2の第9座標点である、請求項3に記載の偏光フィルム積層体。
【請求項5】
前記第6座標点が、ヨウ素濃度3.7wt.%及び水分量2.6g/m2の第10座標点であり、前記第7座標点が、前記第4座標点である、請求項3に記載の偏光フィルム積層体。
【請求項6】
前記偏光膜の膜厚が11~30μmである、請求項3又は4に記載の偏光フィルム積層体。
【請求項7】
ポリビニルアルコール系樹脂から成る偏光膜と、前記偏光膜の少なくとも視認側の面に直接又は他の光学フィルムを介して接合された光学的に透明な偏光膜保護フィルムを備えた偏光フィルム積層体であって、
x-軸に前記偏光膜のヨウ素濃度(wt.%)を、y-軸に前記偏光フィルム積層体の水分量(g/m2)をそれぞれとったx-y直交座標系において、
ヨウ素濃度6.0wt.%及び水分量0.7g/m2の第1座標点と、ヨウ素濃度3.7wt.%及び水分量2.6g/m2の第10座標点とを結ぶ第9の線分、
前記第10座標点と、ヨウ素濃度5.7wt.%及び水分量2.6g/m2の第4座標点とを結ぶ第10の線分、
前記第4座標点と、ヨウ素濃度7.0wt.%及び水分量0.7g/m2の第5座標点とを結ぶ第11の線分、
及び
前記第1座標点と前記第5座標点とを結ぶ第5の線分
により囲まれる領域内に含まれるヨウ素濃度及び水分量を有し、
前記偏光膜保護フィルムは、光吸収能を有する光吸収層であり、波長380nmでの光の透過率が5%以下である、ことを特徴とする偏光フィルム積層体。
【請求項8】
前記偏光膜の膜厚が4~11μmである、請求項7に記載の偏光フィルム積層体。
【請求項9】
前記偏光膜保護フィルムは、波長390nmでの光の透過率が35%以下である、請求項1乃至8のいずれかに記載の偏光フィルム積層体。
【請求項10】
)
前記偏光膜保護フィルムは、波長400nmでの光の透過率が70%以下である、請求項1乃至9のいずれかに記載の偏光フィルム積層体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、偏光フィルム積層体、該偏光フィルム積層体が使用される光学表示パネル、透明接着層付きの偏光フィルム積層体、及び偏光フィルム組立体に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、液晶パネルや有機ELパネル等の光学的表示パネルは、スマートフォン、パーソナルコンピュータ等の電子機器、IoT家電等の電化製品への使用に加え、自動車、電車、飛行機等の動力走行車両への使用についても、様々な可能性が見出されている。例えば、自動車のフロントガラス、ダッシュボード、外装、その他様々な車体部分に、光学表示パネルを搭載し、ドライバーに種々の情報を提供し、また、外部に種々の情報を発信することが考えられる。
【0003】
このような状況に伴い、例えば、動力走行車両内等の過酷な環境下での耐久性の更なる向上が求められるようになっている。例えば、高温ないし高湿といった使用環境によって、又は、太陽光の照射によって、光学表示パネル、特に、光学表示パネルに使用される偏光フィルム積層体(偏光板)、更には、偏光フィルム積層体に使用される偏光膜(偏光子)の性能が劣化し、最悪の場合、使用不可能となってしまうこともある。
【0004】
特許文献1に、高温ないし高湿環境下での耐久性を高めた偏光子や、この偏光子を用いた偏光板、更に、偏光板を用いた液晶表示装置の一例が開示されている。耐久性として、ここでは、高温条件下に放置した際に発生する直交ニコルでの赤抜け(長波長光の偏光抜け)が問題視されており、この問題を解決するために、亜鉛を含有させ、この亜鉛含有量をヨウ素含有量との関係で所定の範囲に調整することが提案されている。
【0005】
同様に、特許文献2は、高温ないし高湿環境下での耐久性を高めた車載用の画像表示装置に用いられる偏光板に関するものであって、ここでは、偏光板の水分量や保護フィルムの飽和吸水量に着目している。車載用の偏光板には、高温耐久性が求められるところ、高温環境下では、ポリエン化によって偏光板の透過率が著しく低下することがあり、この問題を解決するために、特許文献2では、偏光子と貼り合わせられる透明保護フィルムとして飽和吸水量が所定範囲のものを用い、且つ 、偏光板の水分量を小さくすることが提案されている。
【0006】
特許文献3も、高温ないし高湿下での耐久性を高めた偏光板に関するものであって、ここでは、偏光板の水分率や保護フィルムの透湿度に着目している。高温環境下等では、偏光板の内部が高温高湿状態となり、この結果、光線透過率、偏光度、画像の色相などの変化量が大きくなって、偏光板としての信頼性が低いものとなってしまうことから、偏光子の水分率を極力低下させた状態で、透湿性の低い保護フィルムを貼り合わせることが提案されている。
【0007】
特許文献4も同様に、高温ないし高湿下、又は、低温下での耐久性を高めた偏光板に関するものであって、ここには、紫外線や赤外線によって偏光子が劣化し得ること、また、高温時や高温高湿下での使用によって液晶表示装置(LCD)の視認性が劣化し得ることが記載されており、これらの問題を解決するために、偏光膜の保護フィルムに紫外線吸収剤や赤外線吸収剤を含有させて透過率の変動を防止することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2003-29042号公報
特開2014-102353号公報
特開2002-90546号公報
特開2006-184883号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
光学表示パネル、取り分け、光学表示パネルに使用される偏光フィルム積層体や、偏光フィルム積層体に使用される偏光膜について、高温ないし高湿環境下で生じる問題として、「ポリエン化」、「色抜け」、及び「加熱赤変」が知られている。
【0010】
一般に、「ポリエン化」とは、高温ないし高湿環境下におかれることによって、偏光フィルム積層体の単体透過率が低下する現象、また、「色抜け」及び「加熱赤変」とは、同様に高温ないし高湿環境下におかれることによって、偏光フィルム積層体をクロスニコル配置して波長410nmおよび波長700nmの直交透過率を測定したときに、直交透過率が低下する現象であって、「色抜け」は特に、約700nmの長波長側及び約410nmの短波長側の透過率が上昇して黒色表示での色抜けが起きる現象、一方、「加熱赤変」は特に、約700nmの長波長側の透過率が上昇して偏光膜が赤く変色してしまう現象として知られている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
他の特許を見る