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公開番号
2024163657
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-22
出願番号
2023079464
出願日
2023-05-12
発明の名称
アクチュエータ及びアクチュエータを備えた洗濯機
出願人
パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
D06F
37/40 20060101AFI20241115BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】単一のアクチュエータでクラッチ機構だけでなく排水弁をも動作させることを可能にする技術を提供することを目的とする。
【解決手段】本出願は、洗濯機の水槽に設けられた排水口を開閉する排水弁と、洗濯機の回転槽へ駆動力を伝達するか否かを決定するように動作するクラッチ機構と、を動作させるように構成されたアクチュエータを開示する。アクチュエータは、排水弁とアクチュエータ本体の第1接続部とに連結された第1連結部材が、クラッチ機構に第2連結部材を介して接続される第2接続部の周回軌跡に重ならないように構成されている。また、第2連結部は、第1接続部の周回軌跡に重ならないように延設されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
洗濯機の水槽に設けられた排水口を開閉する排水弁と、前記洗濯機の回転槽へ駆動力を伝達するか否かを決定するように動作するクラッチ機構と、を動作させるアクチュエータであって、
所定の回転軸回りに周回しながら前記排水口に対して離接するように設けられた第1接続部と、
前記回転軸回りに周回しながら前記クラッチ機構に対して離接するように設けられた第2接続部と、
前記第1接続部と前記第2接続部とを支持しながら前記回転軸回りに周回させるアクチュエータ本体と、
前記排水口に対する前記第1接続部の離接により前記排水弁が動作するように前記第1接続部と前記排水弁とに連結されている第1連結部材と、
前記クラッチ機構に対する前記第2接続部の離接により前記クラッチ機構が動作するように前記第2接続部と前記クラッチ機構とに連結されている第2連結部材と、を備え、
前記第1接続部及び前記第2接続部は、前記回転軸の軸方向において、互いに異なる位置で前記アクチュエータ本体によって支持されており、
前記第1連結部材は、前記第2接続部の周回軌跡に重ならないように前記第1接続部から延設され、
前記第2連結部材は、前記第1接続部の周回軌跡に重ならないように前記第2接続部から延設されている、アクチュエータ。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記アクチュエータ本体は、
前記回転軸回りに回転する回転シャフトと、
前記回転シャフトが取り付けられた第1面と、前記第1面とは反対側の第2面と、を有しているベース部材と、を有しており、
前記第1接続部及び前記第2接続部のうち一方の接続部は、前記第2面に接続されており、
前記第1連結部材及び前記第2連結部材のうち一方の連結部材は、前記一方の接続部から前記第2面側で延設されており、
前記回転シャフトは、前記第2面から突出していない、請求項1に記載のアクチュエータ。
【請求項3】
前記アクチュエータ本体は、前記回転軸の軸方向において前記ベース部材とは異なる位置に配置されるように、前記第2面に重ねられたサブ部材を有しており、
前記第1接続部及び前記第2接続部のうち他方の接続部は、前記回転軸の軸方向において前記一方の接続部とは異なる位置で前記サブ部材によって支持されており、
前記一方の連結部材は、前記他方の接続部の周回軌跡と重ならないように延設されている、請求項2に記載のアクチュエータ。
【請求項4】
前記サブ部材は、前記他方の接続部が前記一方の接続部とは異なる位相で前記回転軸回りを周回する位置で前記他方の接続部を支持するように構成されている、請求項3に記載のアクチュエータ。
【請求項5】
前記他方の接続部は、前記サブ部材において、前記ベース部材とは反対側に向いた反対面に設けられており、
前記他方の接続部に連結された他方の連結部材は、前記一方の接続部の周回軌跡と重ならないように前記反対面側で前記他方の接続部から延設されている、請求項3又は4に記載のアクチュエータ。
【請求項6】
前記一方の接続部は、前記ベース部材と前記サブ部材との重畳部分において前記サブ部材を前記ベース部材に固定するように前記ベース部材と前記サブ部材とに接続されており、
前記一方の連結部材は、前記ベース部材と前記サブ部材との間において前記一方の接続部に連結されている、請求項3又は4に記載のアクチュエータ。
【請求項7】
水を貯留可能に形成された水槽と、
前記水槽に形成された排水口を開閉する排水弁と、
衣類を収容可能に形成されているとともに前記水槽内の水が流入可能に前記水槽内に設けられた回転槽と、
前記回転槽を回転駆動するための駆動力を発生する駆動源と、
前記駆動源から前記回転槽へ駆動力を伝達するか否かを決定するように動作するクラッチ機構と、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載のアクチュエータと、を備えている、洗濯機。
【請求項8】
前記排水弁は、前記排水口を閉じる閉位置に向けて付勢されており、前記第1接続部が前記排水口から離れる方向に移動することにより、前記第1連結部材によって引っ張られて前記排水口を開く開位置に移動するように構成されている、請求項7に記載の洗濯機。
【請求項9】
前記回転槽から前記クラッチ機構に延設された駆動シャフトと、前記第2連結部材に連結されたクラッチレバーと、を更に備え、
前記クラッチ機構は、前記駆動源によって回転される回転板と、前記駆動シャフトの軸方向に移動可能に前記駆動シャフトに取り付けられているとともに、前記回転板に向けて付勢されたクラッチ板と、を有しており、
前記クラッチレバーは、前記第2接続部が前記クラッチ機構から離れる方向に移動することにより、前記第2連結部材によって引っ張られることにより、前記クラッチ板が前記回転板に接触して前記回転板の回転が前記クラッチ板に伝達されることを許容する接触姿勢から前記クラッチ板を前記回転板から離間させる離間姿勢へ姿勢変更できるように構成されている、請求項7に記載の洗濯機。
【請求項10】
前記回転板から前記回転槽内に延設された他の駆動シャフトと、
前記他の駆動シャフトに取り付けられて前記回転槽内で回転することにより衣類を攪拌するパルセータと、を更に備えている、請求項9に記載の洗濯機。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、洗濯機の回転槽及び排水弁を動作させるアクチュエータと、アクチュエータを備えた洗濯機と、に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、図10に示すような洗濯機900を開示している。洗濯機900は、水を貯留する水槽910と、水槽910内に配置された回転槽920と、回転槽920内に配置されたパルセータ930と、を有している。回転槽920の周壁には、多数の小孔921が形成されており、水槽910内の水は、これらの小孔921を通じて、回転槽920内に流入することができる。
【0003】
回転槽920には、衣類が投入される。この衣類は、パルセータ930及び回転槽920が回転することにより攪拌される。パルセータ930及び回転槽920を回転するために、水槽910の下側には、駆動源940が配置されている。駆動源940は、水槽910の底部から下方に離間した位置で固定されており、水槽910の底部と駆動源940との間には、クラッチ機構950が配置されている。
【0004】
回転槽920からは、円筒状の第1駆動シャフト941が下方に延設されている。この第1駆動シャフト941は、水槽910の底部を貫通し、クラッチ機構950に接続されている。パルセータ930からは、第2駆動シャフト942が下方に延設されている。この第2駆動シャフト942は、駆動源940に接続されている。
【0005】
クラッチ機構950は、クラッチレバー951を有しており、クラッチレバー951の姿勢に応じて、第1駆動シャフト941に駆動源940の駆動力が伝達される状態から第1駆動シャフト941への駆動源940の駆動力の伝達を許容しない状態への変化が生ずるように構成されている。クラッチレバー951は、水槽910の底部に固定されたアクチュエータ960によって姿勢変更される。
【0006】
駆動源940の駆動力が第1駆動シャフト941及び第2駆動シャフト942を通じて回転槽920及びパルセータ930に伝達されるとき、回転槽920及びパルセータ930は、一体的に回転する。この場合、回転槽920内の衣類は、パルセータ930から大きな負荷を受けることなく水中で攪拌され得る。
【0007】
一方、アクチュエータ960がクラッチレバー951の姿勢を変更し、クラッチ機構950が第1駆動シャフト941への駆動源940の駆動力の伝達を許容しない状態になると、パルセータ930のみが回転する。すなわち、パルセータ930は、回転槽920に対して相対的に回転する。この状態では、回転槽920内の衣類は、比較的強い力で、水中で攪拌され得る。
【0008】
洗濯機900は、水槽910からの排水に利用される排水弁970を更に有している。排水弁970は、水槽910に形成された排水口911を閉じる閉位置と、この排水口911を開放する開位置と、の間で変位可能に構成されている。上述のように、衣類が水中で攪拌されている間は、排水弁970は、排水口911を閉じている。衣類の攪拌が終わると、排水弁970は、開位置に変位され、排水口911が開放される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2003-333997号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
排水弁970は、アクチュエータ960には接続されていない。このため、特許文献1の洗濯機900では、排水弁970を開位置と閉位置との間で変位させるための他のアクチュエータが必要とされる。
(【0011】以降は省略されています)
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