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公開番号2024161613
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-19
出願番号2024147478,2022567533
出願日2024-08-29,2021-05-04
発明の名称落石防止柵
出願人トゥルマー・シュツボーテン・ゲーエーエスエムベーハー
代理人弁理士法人サンネクスト国際特許事務所
主分類E01F 7/04 20060101AFI20241112BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】ネットにおいて高エネルギーを吸収するのに適しているのと同時に、制動要素における維持管理および修繕作業を容易にするプリアンブルに示したタイプの落石防止柵を提供することである。
【解決手段】上縁部および下縁部5を備えるネット3のための少なくとも2つの案内手段2Aと、案内手段2A上で上縁部を案内する上部耐荷重ロープ6とを含み、山地斜面Bの山側BSと谷側TSとの間に設置するための落石防止柵1であって、上部耐荷重ロープ6に固定される上端点から山地斜面Bにおいて固定可能な下端点9Aまで延在する、少なくとも1本の中間ロープ7Aが設けられていることを特徴とする、落石防止柵1に関する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
上縁部(4)および下縁部(5)を備えるネット(3)のための少なくとも2つの案内手段(2A、2B)と、前記案内手段(2A、2B)において前記上縁部(4)を案内する上部耐荷重ロープ(6)とを含む、山地斜面(B)の山側(BS)と谷側(TS)との間に設置するための落石防止柵(1)であって、
当該落石防止柵(1)には、前記上部耐荷重ロープ(6)において固定された上端点(8A)から山地斜面(B)に対して固定可能である下端点(9A)まで延在する、少なくとも1本の中間ロープ(7A)が設けられており、
前記少なくとも1本の中間ロープ(7A)は、前記山地斜面(B)に固定可能であり、かつ、前記ネット(3)の前記下縁部(5)に隣接して配置される、制動要素(10A)を備える
ことを特徴とする、落石防止柵(1)。
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
前記ネット(3)の前記下縁部(5)は、下部ネット縁部ロープ(28)を介して案内され、
下部耐荷重ロープ(23)が、前記ネット縁部ロープ(28)からある距離(A)のところに延在し、前記1つまたは複数の中間ロープ(7A、7B)は、ロープ案内要素(33、34)を介して、前記下部耐荷重ロープ(23)において案内されることを特徴とする、請求項1に記載の落石防止柵。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1のプリアンブルに記載の落石防止柵に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
然様な落石防止柵の公知例として、特許文献1に開示のものが挙げられる。この落石防止柵の利点は、一方では、ネットにおいて高エネルギーを吸収することが可能であり、他方では、集まった物質を支持領域から、支持体の下方に位置するより容易にアクセス可能な領域へ移送することも可能である、という事実に見られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
欧州特許第2489785号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的な落石防止柵では、高エネルギーを吸収するために必要とされる制動要素は、大抵は支持体の領域内に配置される。これは、アクセスし難い地形に一般的な落石防止柵が設置される場合には、特に、維持管理および修繕作業をより複雑にする。
【0005】
したがって、本発明の目的は、やはり、ネットにおいて高エネルギーを吸収するのに適しているのと同時に、特に、制動要素における維持管理および修繕作業を容易にする、請求項1のプリアンブルに示したタイプの落石防止柵を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的は、請求項1に記載の特徴によって達成される。
【0007】
山地斜面の山側(高所側)と谷側(低所側)との間に設置するための本発明による落石防止柵は、少なくとも2つの案内手段と、上縁部および下縁部を有するネットと、案内手段においてネットの上縁部を案内する上部耐荷重ロープと、少なくとも1本の中間ロープとを備える。この中間ロープは、上部耐荷重ロープに固定された上端点から、山地斜面において固定可能である下端点まで延在する。
【0008】
有利なことには、本発明による落石防止柵は、1本の上部耐荷重ロープのみを備え得る。しかしながら、その代わりに、予期される荷重に起因して、それが必要とされるのであれば、数本の然様な上部耐荷重ロープを、特にそれらを束ねるために設けることも可能である。さらに、本発明による落石防止柵は、いかなる水平中間ロープも備えていない。然様な水平中間ロープは、やはり、制動要素が設けられる必要があるため、上部領域内に捕らえられることになる障害物を保持する可能性があるか、またはここでも同様に維持管理および修繕の労力を増大させるであろう。
【0009】
対照的に、本発明による落石防止柵の中間ロープの配置は、集まった石、または巨礫を下方へ案内することができる、という利点を有する。
【0010】
可能な代替形態として、少なくとも1本の中間ロープはまた、ネットの領域内の衝突場(hit field)を、対角線状に、または斜めに通って案内されることが提供され得る。この目的のために、中間ロープは、上部耐荷重ロープに固定された上端点から、山地斜面に固定された下端点まで配置され得る。また、この実施形態では、少なくとも1本の中間ロープは、山地斜面に固定可能であり、かつ、ネットの下縁部に隣接して配置される、制動要素を備え得る。
(【0011】以降は省略されています)

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