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公開番号
2024160202
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-13
出願番号
2024056779
出願日
2024-03-29
発明の名称
清浄度を評価するための方法、装置、電子機器及び媒体
出願人
日本電気株式会社
代理人
個人
主分類
A61B
1/045 20060101AFI20241106BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】内視鏡映像を分析することによって検査対象の清浄度を評価するための技術的解決手段を提供する。
【解決手段】方法は、内視鏡映像のフレーム間位置合せに基づいて、内視鏡映像内の複数のフレームを選択することを含む。方法はさらに、複数のフレームにおける各フレームの汚染度を決定し、各フレームの汚染度に基づいて、内視鏡映像内の対象の清浄度を評価することを含む。本開示の実施形態によれば、汚染物質を含む可能性がある内視鏡映像から、検査対象の異なる部分に均等に分布するキーフレームを抽出し、映像内の対象の清浄度をより正確かつ全面的に評価することができ、内視鏡検査の精度と信頼性の向上に役立ち、操作者の作業負担を軽減することができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
清浄度を評価するための方法であって、
内視鏡映像のフレーム間位置合せに基づいて、前記内視鏡映像内の複数のフレームを選択することと、
前記複数のフレームにおける各フレームの汚染度を決定することと、
前記各フレームの前記汚染度に基づいて、前記内視鏡映像内の対象の清浄度を評価することと、
を含む、
方法。
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【請求項2】
前記内視鏡映像内の複数のフレームを選択することは、
前記フレーム間位置合せに基づいて、前記内視鏡映像内の第1フレームと、前記第1フレーム後の後続フレームのセットとの間の空間オフセットを決定することと、
前記第1フレームと前記後続フレームのセットとの間の前記空間オフセットに基づいて、前記後続フレームのセットから第2フレームを選択することと、
を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記内視鏡映像内の第1フレームと、前記第1フレームの後続フレームのセットとの間の空間オフセットを決定することは、
前記内視鏡映像の隣接フレーム間の空間オフセットを決定することと、
前記隣接フレーム間の前記空間オフセットの累加に基づいて、前記第1フレームと、前記後続フレームのセットにおける1つの後続フレームとの間の空間オフセットを決定することと、
を含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記内視鏡映像の隣接フレーム間の空間オフセットを決定することは、
前記内視鏡映像の2つの隣接フレームについて、前記フレーム間位置合せに基づいて、前記2つの隣接フレームのうちの前のフレームの複数の画素から、後のフレームの対応する画素までの複数のオフセット量を決定することと、
前記複数のオフセット量の平均値に基づいて、前記前のフレームと前記後のフレームとの間の前記空間オフセットを決定することと、
を含む、
請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記内視鏡映像内の各フレームの品質レベルを決定することと、
前記品質レベルが品質閾値を超える1つのフレームを前記第1フレームとして決定することと、
をさらに含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記後続フレームのセットから第2フレームを選択することは、
前記後続フレームのセットの中から、前記第1フレームとの前記空間オフセットが所定の範囲内にある少なくとも1つの候補フレームを決定することと、
前記少なくとも1つの候補フレームの中に、品質レベルが前記品質閾値よりも高い候補フレームが存在するかどうかを判定することと、
前記少なくとも1つの候補フレームの中に、品質レベルが前記品質閾値よりも高い候補フレームが存在すると判定したことに応じて、前記少なくとも1つの候補フレームの中で最も高い品質レベルを有する候補フレームを前記第2フレームとして選択することと、
を含む、
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記後続フレームのセットから第2フレームを選択することは、
前記少なくとも1つの候補フレームの中に、品質レベルが前記品質閾値よりも高い後続フレームが存在しないと判定したことに応じて、前記第1フレームとの前記空間オフセットが前記所定の範囲よりも大きいフレームの中から、前記品質レベルが前記品質閾値を超えるフレームを前記第2フレームとして選択することを含む、
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記フレーム間位置合せに基づいて、前記第2フレームと、前記第2フレーム後の別の後続フレームのセットとの間の空間オフセットを決定することと、
前記第2フレームと、前記別の後続フレームのセットとの間の前記空間オフセットに基づいて、前記別の後続フレームのセットから第3フレームを選択することと、
をさらに含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項9】
前記複数のフレームにおける各フレームの汚染度を決定することは、
画像セグメンテーションに基づいて前記各フレーム内の目標領域の透明度を取得することと、
前記各フレーム内の目標領域の前記透明度に基づいて、前記各フレームの汚染度を決定することと、
を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記内視鏡映像内の対象の前記清浄度を評価することは、
前記汚染度のための1つ又は複数の閾値に基づいて前記複数のフレームを分類することと、
前記複数のフレームの分類に基づいて前記対象の前記清浄度を決定することと、
を含む、
請求項1に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示の実施形態は、画像処理技術の分野に関し、より具体的には、清浄度を評価するための方法、装置、電子機器、コンピュータ可読記憶媒体、及びコンピュータプログラム製品に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
内視鏡検査とは、体外から人体の自然な体腔を介して体内に送り込み、体内の病気を検査する光学機器による検査である。内視鏡は、湾曲部分、光源、レンズセットにより構成することができる。操作者は、使用時に内視鏡を検査対象の器官に導入し、内視鏡の動きを操作して器官の関連部分を直接覗き見て、画像や映像を記録する。
【0003】
実際の使用時には、検査対象の器官に様々な汚染物質が含まれ、検査の妨げとなる可能性がある。したがって、内視鏡検査において清浄度を全面的且つ正確に評価しスコアリングすることは、検査の効率的且つ正確な品質制御に寄与する。評価は通常、検査実施後に内視鏡操作者によって行われる。しかし、記憶のみに頼って清浄度を定量的又は定性的にスコアリングすることは、疲労を増大させ、また主観的で正確性に欠ける。内視鏡システムに正確な清浄度評価機構を導入し、内視鏡検査の質を向上させ、操作者の作業負担を軽減する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これに鑑みて、本開示の実施形態は、内視鏡映像を分析することによって検査対象の清浄度を評価するための技術的解決手段を提出する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の第1の態様では、清浄度を評価するための方法が提供される。方法は、内視鏡映像のフレーム間位置合せに基づいて、内視鏡映像内の複数のフレームを選択することと、複数のフレームにおける各フレームの汚染度を決定することと、各フレームの汚染度に基づいて、内視鏡映像内の対象の清浄度を評価することと、を含む。
【0006】
本開示の第2の態様では、清浄度を評価するための装置が提供される。装置は、内視鏡映像のフレーム間位置合せに基づいて、内視鏡映像内の複数のフレームを選択するように設定されたフレーム選択ユニットと、複数のフレームにおける各フレームの汚染度を決定するように設定された汚染度決定ユニットと、各フレームの汚染度に基づいて、内視鏡映像内の対象の清浄度を決定するように設定された清浄度評価ユニットと、を備える。
【0007】
本開示の第3の態様では、電子機器が提供される。電子機器は、少なくとも1つのプロセッサユニットと、前記少なくとも1つのプロセッサユニットに結合され、前記少なくとも1つのプロセッサユニットによって実行されるための命令を格納する少なくとも1つのメモリと、を備える。前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサユニットによって実行された場合、電子機器に、本開示の第1の態様を実行させる。
【0008】
本開示の第4の態様では、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は機械可読命令を含み、前記機械可読命令は、装置により実行された場合に、前記装置に、本開示の第1の態様にかかる方法を実行させる。
【0009】
本開示の第5の態様では、コンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品は機械可読命令を含み、前記機械可読命令は、装置により実行された場合に、前記装置に、本開示の第1の態様にかかる方法を実行させる。
【0010】
発明の概要部分は、概念に対する選択を簡略化して紹介するためのものである。これらについては、以下の実施形態においてさらに説明を行う。発明の概要部分の記述は、本開示の重要な特徴又は必要な特徴を標記することを意図したものではなく、本開示の範囲を限定することも意図していない。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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