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公開番号2024157805
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023072391
出願日2023-04-26
発明の名称食品管理装置、食品管理システム、食品管理方法、およびプログラム
出願人日本電気株式会社
代理人個人,個人
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20241031BHJP(計算;計数)
要約【課題】管理対象冷蔵庫の庫内に収納された食品の期限が明示された情報を生成できる食品管理装置等を提供する。
【解決手段】管理対象冷蔵庫の庫内に収納された食品ごとの期限を含む食品情報を収集する食品情報収集部と、収集された食品情報を用いて、管理対象冷蔵庫の庫内に収納された食品の期限までの日時に応じた期限識別情報を含む食品管理情報を生成する食品管理情報生成部と、生成された食品管理情報を出力する食品管理情報出力部と、を備える食品管理装置とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
管理対象冷蔵庫の庫内に収納された食品ごとの期限を含む食品情報を収集する食品情報収集部と、
収集された前記食品情報を用いて、前記管理対象冷蔵庫の庫内に収納された食品の期限までの日時に応じた期限識別情報を含む食品管理情報を生成する食品管理情報生成部と、
生成された前記食品管理情報を出力する食品管理情報出力部と、を備える食品管理装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記食品管理情報生成部は、
前記期限識別情報に基づく警告がまとめられた警告リストを含む前記食品管理情報を生成し、
前記食品管理情報出力部は、
前記警告リストを含む前記食品管理情報を出力する請求項1に記載の食品管理装置。
【請求項3】
前記食品情報収集部は、
前記管理対象冷蔵庫の庫内の画像を取得し、
前記食品管理情報生成部は、
前記管理対象冷蔵庫の庫内に収納された食品ごとに前記期限識別情報が対応付けられた画像を含む前記食品管理情報を生成し、
前記食品管理情報出力部は、
前記管理対象冷蔵庫の庫内に収納された食品ごとに前記期限識別情報が対応付けられた画像を含む前記食品管理情報を出力する請求項1に記載の食品管理装置。
【請求項4】
前記食品管理情報生成部は、
前記期限識別情報に基づいて、前記管理対象冷蔵庫の庫内に収納された食品のうち期限が迫っている食品を用いたレシピを含む前記食品管理情報を生成し、
前記食品管理情報出力部は、
前記レシピを含む前記食品管理情報を出力する請求項1に記載の食品管理装置。
【請求項5】
前記食品情報収集部は、
複数の前記管理対象冷蔵庫の庫内に収納された食品ごとの期限を含む前記食品情報を収集し、
前記食品管理情報生成部は、
複数の前記管理対象冷蔵庫に関して収集された前記食品情報を用いて、複数の前記管理対象冷蔵庫の庫内に収納された食品ごとの期限に応じた前記食品管理情報を生成し、
食品管理情報出力部は、
生成された前記食品管理情報を出力する請求項1に記載の食品管理装置。
【請求項6】
前記食品管理情報生成部は、
複数の前記管理対象冷蔵庫の庫内に収納された食品の期限までの日時に応じた期限識別情報に基づいて、食品ごとの前記期限識別情報の合計を示す統計情報を生成し、
前記統計情報に基づいて、発注対象の食品ごとに発注数量を計算し、
算出された食品ごとの前記発注数量を含む発注情報を生成し、
前記食品管理情報出力部は、
生成された前記発注情報を食品ごとの発注先に送信する請求項5に記載の食品管理装置。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれか一項に記載の食品管理装置と、
管理対象冷蔵庫の庫内に収納された食品ごとの期限を含む食品情報を生成する食品情報生成装置と、を備える食品管理システム。
【請求項8】
前記食品情報生成装置は、
前記管理対象冷蔵庫の庫内を撮影した画像データを取得する画像データ取得部と、
前記管理対象冷蔵庫の庫内に収納された食品を前記画像データから特定し、特定された食品の画像に基づいて期限を特定し、特定された期限を含む前記食品情報を生成する食品情報生成部と、
生成された前記食品情報を前記食品管理装置に出力する食品情報出力部と、を有する請求項7に記載の食品管理システム。
【請求項9】
コンピュータが、
管理対象冷蔵庫の庫内に収納された食品ごとの期限を含む食品情報を収集し、
収集された前記食品情報を用いて、前記管理対象冷蔵庫の庫内に収納された食品ごとの期限に応じた食品管理情報を生成し、
生成された前記食品管理情報を出力する食品管理方法。
【請求項10】
管理対象冷蔵庫の庫内に収納された食品ごとの期限を含む食品情報を収集する処理と、
収集された前記食品情報を用いて、前記管理対象冷蔵庫の庫内に収納された食品ごとの期限に応じた食品管理情報を生成する処理と、
生成された前記食品管理情報を出力する処理と、をコンピュータに実行させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、食品管理装置、食品管理システム、食品管理方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
冷蔵庫に収納された食品の賞味期限や消費期限などの期限が過ぎていることがある。期限切れの食品の多くは廃棄される。そのため、期限切れの食品の増加は、フードロスにつながる。スーパーマーケットなどの食品の小売店や野菜の生産者が、各家庭に配置された冷蔵庫に収納された食品の情報を収集できれば、フードロスの削減が期待される。
【0003】
特許文献1には、食品の管理から購入までを支援する食品購入管理支援システムについて開示されている。特許文献2のシステムは、冷蔵庫、サーバ、移動体記憶装置、およびカートを備える。サーバは、食品ごとのレシピ情報を管理するデータベースと、店舗で販売される食品に関する食品情報を管理するデータベースとを有する。移動体記憶装置は、入予定の食品に関する情報を記憶する。カートは、店舗において、食品の運搬に用いられる。カートは、移動体記憶装置に記憶されている食品に関する情報を読み取るIC(Integrated Circuit)チップリーダライタを有する。冷蔵庫は、RFID(Radio Frequency Identification)タグリーダライタを用いて、食品に付されているRFIDタグを読込む。冷蔵庫は、冷蔵庫に収納されている食品に基づいてレシピを決定する。冷蔵庫は、ICチップリーダライタを用いて、店舗で購入する食品のデータを移動体記憶装置に書込む。冷蔵庫は、食品の情報に基づいて、レシピ情報をサーバから取得する。冷蔵庫は、レシピ情報に基づいて、店舗で購入する食品を決定する。
【0004】
特許文献2には、冷蔵庫の内部に保管された食品の賞味期限を管理する冷蔵庫について開示されている。特許文献2の冷蔵庫は、内部に保管される食品に付されたバーコードを用いて、その食品の第1種情報を読み取る。冷蔵庫は、現在日時および第1種情報に基づいて、食品の賞味期限までの期間を算出する。冷蔵庫は、当該期間が所定の期間より短くなった食品について、第1種情報により求まる食品名を表示する。
【0005】
特許文献3には、冷蔵庫に収納された食品を最適の条件で冷蔵することを目的とした自動冷蔵システムについて開示されている。特許文献3の手法では、食品に付された非接触ICタグに記録された食品の内容物および保存条件に関する情報を、冷蔵庫が読み取る。冷蔵庫は、消費期限や賞味期限が間近になった場合に、警告を発する。
【0006】
特許文献4には、冷蔵庫の内部を視覚的に確認することを目的とした冷蔵庫について開示されている。特許文献4の冷蔵庫の内部には、貯蔵室を撮影する撮像装置が配置される。特許文献4の冷蔵庫の制御装置は、貯蔵室の内部の画像から、貯蔵室の内部に貯蔵されている食品の食品画像を抽出する。制御装置は、食品画像の時間的な変化から当該食品画像に対応する食品の劣化に関する情報を生成する。制御装置は、食品画像および劣化に関する情報を、通信装置を介して携帯端末に送信する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2008-242911号公報
特開2002-147931号公報
特開2001-317862号公報
特開2017-242911号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1の手法では、食品に付されているRFIDタグを読込むことによって、冷蔵庫に収納されている食品を管理する。特許文献2の手法では、食品に付されたバーコードを用いて、賞味期限までの期間を算出する。特許文献3の手法では、食品のパッケージや容器に付された非接触ICタグを用いて、冷蔵庫に収納された食品の期限を管理する。特許文献1~3の手法によれば、RFIDタグやバーコード、非接触ICタグが付されている食品に関して、消費期限や賞味期限を管理できる。しかしながら、特許文献1~3の手法では、RFIDタグやバーコード、非接触ICタグが付されていない食品に関しては、消費期限や賞味期限を管理できなかった。
【0009】
特許文献4の手法では、貯蔵室を撮影する撮像装置を用いて撮影された食品画像に基づいて、貯蔵室の内部に貯蔵された食品の劣化に関する情報を生成する。特許文献4の手法によれば、RFIDやバーコード、非接触ICタグを用いずに、冷蔵庫に収納された食品の在庫状態や劣化状態を確認できる。特許文献1の手法によれば、各家庭に配置された冷蔵庫に収納された食品を管理できるものの、フードロスの削減につながる食品管理はできなかった。
【0010】
本開示の目的は、管理対象冷蔵庫の庫内に収納された食品の期限が明示された情報を生成できる食品管理装置、食品管理システム、食品管理方法、およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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