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公開番号2024158668
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023074034
出願日2023-04-28
発明の名称電動機
出願人日産自動車株式会社,ルノー エス.ア.エス.,RENAULT S.A.S.
代理人個人,個人
主分類H02K 1/17 20060101AFI20241031BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】複数の永久磁石で構成したステータ磁石群をスロット内に配置しても、上記ステータ磁石群の破損を防止できる電動機を提供すること。
【解決手段】本発明の電動機は、ロータとステータとを備える。ステータは、内径側が開口したスロットを有するステータコアと、上記スロット内に配置されたコイル線と、上記スロット内の上記コイル線よりも内径側に、複数の永久磁石が周方向に並んで配置されたステータ磁石群を、含み、上記ステータコアは、上記スロットの両側のティースからスロット内に向かって周方向突出した保持部を、有し、上記保持部が、上記ステータ磁石群の内径側と、上記ステータ磁石群とコイル線との間と、に配置され、上記ステータ磁石群の永久磁石は、その内径側の周方向両端の稜線の少なくとも一方が、上記内径側の保持部に掛かり上記ステータコアに保持される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ロータとステータとを備える電動機であって、
上記ステータは、
内径側が開口したスロットを有するステータコアと、
上記スロット内に配置されたコイル線と、
上記スロット内の上記コイル線よりも内径側に、複数の永久磁石が周方向に並んで配置されたステータ磁石群を、含み、
上記ステータコアは、上記スロットの両側のティースからスロット内に向かって周方向突出した保持部を、有し、
上記保持部が、上記ステータ磁石群の内径側と、上記ステータ磁石群とコイル線との間と、に配置され、
上記ステータ磁石群の永久磁石は、その内径側の周方向両端の稜線の少なくとも一方が、上記内径側の保持部に掛かり上記ステータコアに保持されていることを特徴とする電動機。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
上記ステータコアのティースは、上記ステータ磁石群と接する部分が、内径側に向かうにしたがって拡がる形状であることを特徴とする請求項1に記載の電動機。
【請求項3】
上記ステータ磁石群の永久磁石は、外径側の周方向両端の稜線の少なくとも一方が、上記ステータ磁石群の外径側の上記保持部に掛かり上記ステータコアに保持されていることを特徴とする請求項1に電動機。
【請求項4】
上記ステータ磁石群は、周方向の幅が外径側に向かうにしたがって狭まるテーパ形状の永久磁石を含み、
上記テーパ形状の永久磁石が、上記ステータ磁石群の中央部に配置され、
ステータ磁石群の外径側の保持部間の間隔が、内径側の保持部間の間隔よりも広いことを特徴とする請求項1に記載の電動機。
【請求項5】
上記スロット内に配置されたコイル線と永久磁石との間の隙間に冷却媒体が流れることを特徴とする請求項1に記載の電動機。
【請求項6】
上記ステータ磁石群を構成する複数の永久磁石の配向列が、ハルバッハ配列であることを特徴とする請求項1~5のいずれか1つの項に記載の電動機。
【請求項7】
上記ロータは、上記ステータのティースの数をm、極対数をn、但し、m、nは整数とするとき、極対数がm±nであり、
上記ロータの周方向に並ぶ永久磁石は、すべての永久磁石の着磁方向がエアギャップ方向を向いて配置され、
上記永久磁石間の少なくとも一部に空気よりも透磁率の高い部材を有することを特徴とする請求項1に記載の電動機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動機に係り、更に詳細には、永久磁石を有するステータを備える電動機に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ステータコアのスロット内にコイル線とステータ磁石とを有し、上記ステータ磁石をステータコアの内周側に配列したステータを備える磁気ギアード電動機が知られている。
上記電動機のステータは、トルク向上の観点から、スロットのロータ側が広く開口していることが好ましい。
【0003】
特許文献1には、1つのスロット内に1つのステータ磁石を配置し、ステータコアのティース先端に、スロット内に向かって周方向に突出する保持部を設け、この保持部によって開口部を有するスロット内のステータ磁石を脱落不能に保持したステータが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-118611号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載のステータは、1つのスロット内に1つのステータ磁石を配置するものであって、複数の永久磁石で構成されたステータ磁石群をスロット内に配置するものではないため、上記ステータ磁石群を用いると破損する虞がある。
【0006】
本発明は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数の永久磁石で構成したステータ磁石群をスロット内に配置しても、上記ステータ磁石群の破損を防止できる電動機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、ステータ磁石群を構成するすべての永久磁石が、その少なくとも一部がスロット内に突出する保持部に掛かるように配置することにより、上記目的が達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
即ち、本発明の電動機は、ロータとステータとを備える。
そして、上記ステータは、内径側が開口したスロットを有するステータコアと、上記スロット内に配置されたコイル線と、上記スロット内の上記コイル線よりも内径側に、複数の永久磁石が周方向に並んで配置されたステータ磁石群を、含み、
上記ステータコアは、上記スロットの両側のティースからスロット内に向かって周方向突出した保持部を、有し、
上記保持部が、上記ステータ磁石群の内径側と、上記ステータ磁石群とコイル線との間と、に配置され、
上記ステータ磁石群の永久磁石は、その内径側の周方向両端の稜線の少なくとも一方が、上記内径側の保持部に掛かり上記ステータコアに保持されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ステータ磁石群を構成するすべての永久磁石が、その内径側の周方向両端の稜線の少なくとも一方が上記保持部に掛かり、永久磁石の少なくとも一部がステータコアに保持されていることしたため、ステータ磁石群の破損を防止できる電動機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の電動機の一例を示す軸方向から見た断面図である。
図1中、四角で囲んだ部分の一例を示す要部拡大断面図である。
ステータコアのティース内径側に向かうにしたがって拡がる形状のときのステータ磁石群の配置状態を説明する要部拡大断面図である。
テーパ形状の永久磁石をステータ磁石群の配置状態を説明する要部拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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