TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024158287
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023073369
出願日
2023-04-27
発明の名称
プラズマCVD装置及びカーボン系ナノ材料の製造方法
出願人
国立大学法人東海国立大学機構
,
NU-Rei株式会社
代理人
弁理士法人あいち国際特許事務所
主分類
C23C
16/509 20060101AFI20241031BHJP(金属質材料への被覆;金属質材料による材料への被覆;化学的表面処理;金属質材料の拡散処理;真空蒸着,スパッタリング,イオン注入法,または化学蒸着による被覆一般;金属質材料の防食または鉱皮の抑制一般)
要約
【課題】カーボン系ナノ材料の高い生産性を実現することができる、プラズマCVD装置及びカーボン系ナノ材料の製造方法を提供すること。
【解決手段】カーボン系ナノ材料を製造するためのプラズマCVD装置1。プラズマCVD装置1は、カーボン系ナノ材料を成膜する基板4を配置するチャンバ2と、チャンバ2内に誘導結合型のプラズマを生じさせるプラズマ生成装置3と、を有する。プラズマ生成装置3は、基板4の被成膜面41に対向する平坦面311を備えた高周波アンテナ31と、高周波アンテナ31の平坦面311を覆う絶縁性のアンテナカバー32と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
カーボン系ナノ材料を製造するためのプラズマCVD装置であって、
上記カーボン系ナノ材料を成膜する基板を配置するチャンバと、
該チャンバ内に誘導結合型のプラズマを生じさせるプラズマ生成装置と、を有し、
上記プラズマ生成装置は、上記基板の被成膜面に対向する平坦面を備えた高周波アンテナと、該高周波アンテナの上記平坦面を覆う絶縁性のアンテナカバーと、を有する、プラズマCVD装置。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
上記高周波アンテナは、シート状である、請求項1に記載のプラズマCVD装置。
【請求項3】
上記高周波アンテナの上記平坦面と上記基板の上記被成膜面との間の距離は、6cm以下である、請求項1又は2に記載のプラズマCVD装置。
【請求項4】
上記高周波アンテナの上記平坦面と上記基板の上記被成膜面との間の距離は、3cm以下である、請求項1又は2に記載のプラズマCVD装置。
【請求項5】
チャンバと、該チャンバ内に誘導結合型のプラズマを生じさせるプラズマ生成装置と、を有するプラズマCVD装置を用いて、基板の被成膜面にカーボン系ナノ材料を成膜する、カーボン系ナノ材料の製造方法であって、
上記プラズマ生成装置は、平坦面を備えた高周波アンテナと、該高周波アンテナの上記平坦面を覆う絶縁性のアンテナカバーと、を有し、
上記被成膜面を上記平坦面に対向させて、上記基板を上記チャンバ内に配置した状態で、上記基板の上記被成膜面に上記カーボン系ナノ材料を成膜する、カーボン系ナノ材料の製造方法。
【請求項6】
上記高周波アンテナは、シート状である、請求項5に記載のカーボン系ナノ材料の製造方法。
【請求項7】
上記高周波アンテナの上記平坦面と上記基板の上記被成膜面との間の距離は、6cm以下である、請求項5又は6に記載のカーボン系ナノ材料の製造方法。
【請求項8】
上記高周波アンテナの上記平坦面と上記基板の上記被成膜面との間の距離は、3cm以下である、請求項5又は6に記載のカーボン系ナノ材料の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、カーボン系ナノ材料を製造するためのプラズマCVD装置及びカーボン系ナノ材料の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
プラズマCVD法により、基板上にカーボンナノ構造体を形成する方法及び装置が、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示された方法においては、真空容器内に炭素含有ガスを導入すると共に、真空容器内に配置された高周波アンテナに高周波電力を印加することで、誘導結合型プラズマ(以下、適宜「ICP」という。)を発生させる。このICPのもとで、基板上にカーボンナノ構造体を形成する。
【0003】
特許文献1に記載の方法は、カーボンナノ構造体を、大面積の基板上へ安価に形成できるカーボンナノ構造体の形成方法を提供することを目的としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-312577号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、カーボン系ナノ材料(例えば、カーボンナノウォール、カーボンナノフレーク、カーボンナノフラワーカーボンナノチューブ、フラーレン、ダイアモンドなど)を、より高い生産性にて製造することが望まれている。本願発明者らは、例えば、カーボン系ナノ材料をリチウムイオン二次電池の負極に用いる技術について研究開発中である。この技術を工業的に実用化する際には、高い生産性が要求されることとなる。
【0006】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、カーボン系ナノ材料の高い生産性を実現することができる、プラズマCVD装置及びカーボン系ナノ材料の製造方法を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、カーボン系ナノ材料を製造するためのプラズマCVD装置であって、
上記カーボン系ナノ材料を成膜する基板を配置するチャンバと、
該チャンバ内に誘導結合型のプラズマを生じさせるプラズマ生成装置と、を有し、
上記プラズマ生成装置は、上記基板の被成膜面に対向する平坦面を備えた高周波アンテナと、該高周波アンテナの上記平坦面を覆う絶縁性のアンテナカバーと、を有する、プラズマCVD装置にある。
【0008】
本発明の他の態様は、チャンバと、該チャンバ内に誘導結合型のプラズマを生じさせるプラズマ生成装置と、を有するプラズマCVD装置を用いて、基板の被成膜面にカーボン系ナノ材料を成膜する、カーボン系ナノ材料の製造方法であって、
上記プラズマ生成装置は、平坦面を備えた高周波アンテナと、該高周波アンテナの上記平坦面を覆う絶縁性のアンテナカバーと、を有し、
上記被成膜面を上記平坦面に対向させて、上記基板を上記チャンバ内に配置した状態で、上記基板の上記被成膜面に上記カーボン系ナノ材料を成膜する、カーボン系ナノ材料の製造方法にある。
【発明の効果】
【0009】
上記プラズマCVD装置において、上記プラズマ生成装置は、上記平坦面を備えた高周波アンテナを有する。これにより、上記高周波放電アンテナにおける上記平坦面を構成する部位のインダクタンスを低くすることができる。それゆえ、高周波放電アンテナのインピーダンスを低減することができ、効率的にチャンバ内に誘導結合型のプラズマを生じさせることができる。その結果、基板上にカーボン系ナノ材料を高い生産性にて形成することができる。
【0010】
上記カーボン系ナノ材料の製造方法は、平坦面を備えた高周波アンテナを有するプラズマ生成装置を用いる。これにより、基板上にカーボン系ナノ材料を高い生産性にて形成することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
大同特殊鋼株式会社
熱処理方法
1か月前
芝浦メカトロニクス株式会社
成膜装置
1か月前
神東塗料株式会社
鋼構造物の防食方法
1か月前
日鉄防食株式会社
防食施工方法
今日
大阪瓦斯株式会社
成膜装置
1か月前
株式会社JCU
無電解めっき方法
1か月前
株式会社アルバック
成膜方法
7日前
株式会社神戸製鋼所
被膜および軸受
1日前
株式会社鈴木商店
皮膜および皮膜形成方法
1か月前
信越化学工業株式会社
ガス発生装置
22日前
日本製鉄株式会社
表面処理鋼板
1か月前
日揚科技股分有限公司
防着オブジェクト
1か月前
マシン・テクノロジー株式会社
蒸着フィルム製造装置
1か月前
サンデン株式会社
摺動部材
1か月前
キヤノントッキ株式会社
成膜装置
1か月前
東京エレクトロン株式会社
成膜装置及び成膜方法
1か月前
大陽日酸株式会社
半導体材料ガス生成装置
1か月前
信越化学工業株式会社
炭化金属被覆炭素材料
1か月前
JFEスチール株式会社
耐遅れ破壊性に優れた高強度鋼板
1か月前
JFEスチール株式会社
絶縁被膜付き電磁鋼板
1か月前
大阪瓦斯株式会社
原料粉、成膜方法及び成膜体
1か月前
キヤノントッキ株式会社
成膜装置
1か月前
出光興産株式会社
水溶性防錆剤組成物
1か月前
株式会社高純度化学研究所
金属薄膜の原子層堆積方法
1か月前
東京エレクトロン株式会社
成膜方法及び成膜装置
1か月前
株式会社カネカ
放熱シートおよび放熱シートの製造方法
1か月前
東京エレクトロン株式会社
成膜装置
1か月前
テス カンパニー、リミテッド
非晶質炭素膜及びその蒸着方法
1か月前
三菱重工業株式会社
風車翼の前縁保護層施工方法
1か月前
株式会社フジミインコーポレーテッド
溶射用粉末
1か月前
デンカ株式会社
電解質溶液及び電気化学的防食工法
1か月前
上村工業株式会社
めっき皮膜の製造方法
28日前
新東工業株式会社
投射材の製造方法及び表面処理方法
1か月前
株式会社神戸製鋼所
表面処理金属材、及び接合体
1日前
キヤノントッキ株式会社
成膜装置及び成膜方法
1か月前
キヤノントッキ株式会社
成膜装置及び成膜方法
1か月前
続きを見る
他の特許を見る