TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024130286
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023039927
出願日
2023-03-14
発明の名称
成膜装置及び成膜方法
出願人
キヤノントッキ株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
C23C
14/50 20060101AFI20240920BHJP(金属質材料への被覆;金属質材料による材料への被覆;化学的表面処理;金属質材料の拡散処理;真空蒸着,スパッタリング,イオン注入法,または化学蒸着による被覆一般;金属質材料の防食または鉱皮の抑制一般)
要約
【課題】基板に悪影響を与えることなく、吸着部材に対して、基板を安定した状態で吸着させることのできる成膜装置及び成膜方法を提供する。
【解決手段】静電チャック31と、静電チャック31に対する基板の吸着の前及び後の少なくともいずれかに、基板の成膜側の面の周縁を支持する複数の支持部材41と、基板の成膜側の面に交差する方向に移動可能に構成され、基板の周縁を複数の支持部材41と挟み込むように基板の成膜側の面とは反対側から基板の周縁を押圧する複数の押圧部材71と、を備え、複数の押圧部材71は、基板が複数の支持部材41に支持されている際に基板の自重に伴う基板の変形量が第1領域よりも小さい第2領域を前記第1領域よりも強く押圧することを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基板の成膜側の面とは反対側の面を吸着する吸着部材と、
前記吸着部材に対する前記基板の吸着の前及び後の少なくともいずれかに、前記基板の成膜側の面の周縁を支持する複数の支持部材と、
前記基板の成膜側の面に交差する方向に移動可能に構成され、前記基板の周縁を前記複数の支持部材と挟み込むように前記基板の成膜側の面とは反対側から前記基板の周縁を押圧する複数の押圧部材と、
を備え、
前記複数の押圧部材は、前記基板が前記複数の支持部材に支持されている際に前記基板の自重に伴う前記基板の変形量が第1領域よりも小さい第2領域を前記第1領域よりも強く押圧することを特徴とする成膜装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
基板の成膜側の面とは反対側の面を吸着する吸着部材と、
前記吸着部材に対する前記基板の吸着の前及び後の少なくともいずれかに、前記基板の成膜側の面の周縁を支持する複数の支持部材と、
前記基板の成膜側の面に交差する方向に移動可能に構成され、前記基板のうち前記複数の支持部材による各々の支持領域の真裏の位置をそれぞれ押圧する複数の押圧部材と、
を備え、
前記各々の支持領域には、前記基板が前記複数の支持部材に支持されている際に、前記基板の自重に伴う前記基板の変形量が大きな第1領域と、前記変形量が前記第1領域よりも小さな第2領域と、を有しており、
前記複数の押圧部材は、前記第2領域を前記第1領域よりも強く押圧することを特徴とする成膜装置。
【請求項3】
前記複数の押圧部材は、前記第1領域を押圧しないことを特徴とする請求項1または2に記載の成膜装置。
【請求項4】
前記複数の押圧部材は、前記基板の成膜側の面に交差する方向において前記第1領域と重なる位置には配置されないことを特徴とする請求項1または2に記載の成膜装置。
【請求項5】
前記複数の押圧部材は、前記基板から離間した状態では、前記基板の成膜側の面に交差する方向に見た場合に前記基板と重なり、かつ前記吸着部材の吸着面より前記基板から遠い位置にあることを特徴とする1または2に記載の成膜装置。
【請求項6】
前記押圧部材を前記基板の成膜側の面に交差する方向に移動させる軸部材を備えており、前記軸部材は前記基板の成膜側の面に交差する方向に見た場合に前記基板の外側で前記吸着部材の側方に配されていることを特徴とする請求項5に記載の成膜装置。
【請求項7】
前記吸着部材には、前記押圧部材を前記基板から遠ざけるために前記押圧部材が退避する凹部が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の成膜装置。
【請求項8】
前記吸着部材により吸着された前記基板に対して、薄膜を形成する成膜源を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の成膜装置。
【請求項9】
請求項1または2に記載の成膜装置を用いた成膜方法であって、
前記複数の支持部材が前記基板の周縁を支持する支持工程と、
前記支持工程の後に、前記複数の押圧部材により前記基板の周縁を押圧する押圧工程と、
前記押圧工程の後に、前記基板を前記吸着部材による吸着位置に相対的に移動する移動
工程と、
前記移動工程の後に、前記複数の押圧部材による押圧を解除する押圧解除工程と、
前記押圧解除工程の後に前記吸着部材により前記基板を吸着する吸着工程と、
前記吸着工程の後に成膜を行う成膜工程と、を有する
ことを特徴とする成膜方法。
【請求項10】
請求項1または2に記載の成膜装置を用いた成膜方法であって、
前記複数の支持部材が前記基板の周縁を支持する支持工程と、
前記支持工程の後に、前記複数の押圧部材により前記基板の周縁を押圧する押圧工程と、
前記押圧工程の後に、前記基板を前記吸着部材による吸着位置に相対的に移動する移動工程と、
前記移動工程の後に前記吸着部材により前記基板を吸着する吸着工程と、
前記吸着工程の後に、前記押圧部材による押圧を解除する押圧解除工程と、
前記押圧解除工程の後に成膜を行う成膜工程と、を有する
ことを特徴とする成膜方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、成膜装置及び成膜方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、成膜装置において、基板の成膜側の面とは反対側の面を吸着する吸着部材を備える技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-99910号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、基板の大判化が進んでおり、吸着部材に基板を吸着する前の状態において、基板が大きく撓んでいると、吸着部材に対して基板を適切に吸着するのが難しいことがある。そこで、本出願人は、基板の周縁が支持されている状態で、基板の周縁を支持された側とは反対側から押圧することによって、基板の撓みを抑制する技術について検討している。しかしながら、押圧時に基板に対する応力が部分的に高くなり、基板に悪影響を与えることが懸念される。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の成膜装置は、
基板の成膜側の面とは反対側の面を吸着する吸着部材と、
前記吸着部材に対する前記基板の吸着の前及び後の少なくともいずれかに、前記基板の成膜側の面の周縁を支持する複数の支持部材と、
前記基板の成膜側の面に交差する方向に移動可能に構成され、前記基板の周縁を前記複数の支持部材と挟み込むように前記基板の成膜側の面とは反対側から前記基板の周縁を押圧する複数の押圧部材と、
を備え、
前記複数の押圧部材は、前記基板が前記複数の支持部材に支持されている際に前記基板の自重に伴う前記基板の変形量が第1領域よりも小さい第2領域を前記第1領域よりも強く押圧することを特徴とする。
【0006】
また、他の発明の成膜装置は、
基板の成膜側の面とは反対側の面を吸着する吸着部材と、
前記吸着部材に対する前記基板の吸着の前及び後の少なくともいずれかに、前記基板の成膜側の面の周縁を支持する複数の支持部材と、
前記基板の成膜側の面に交差する方向に移動可能に構成され、前記基板のうち前記複数の支持部材による各々の支持領域の真裏の位置をそれぞれ押圧する複数の押圧部材と、
を備え、
前記各々の支持領域には、前記基板が前記複数の支持部材に支持されている際に、前記基板の自重に伴う前記基板の変形量が大きな第1領域と、前記変形量が前記第1領域よりも小さな第2領域と、を有しており、
前記複数の押圧部材は、前記第2領域を前記第1領域よりも強く押圧することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
以上説明したように、本発明によれば、基板に悪影響を与えることなく、吸着部材に対して、基板を安定した状態で吸着させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
成膜装置の概略構成図。
成膜装置の要部の動作説明図。
成膜装置の要部の動作説明図。
成膜装置の要部の動作説明図。
成膜装置の要部の動作説明図。
成膜装置の要部の動作説明図。
成膜装置の要部の動作説明図。
成膜装置の要部の動作説明図。
成膜装置の要部の動作説明図。
成膜装置の要部の動作説明図。
成膜装置の要部の動作説明図。
成膜装置の要部の動作説明図。
有機EL表示装置の説明図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0010】
(実施例)
図1~図12を参照して、本発明の実施例に係る成膜装置及び成膜方法について説明する。なお、図1~3、及び5~12においては、各部材の動作を分かり易くするために、一体的に動作する部材について同種のハッチングを付している。これらの図においては、各部材を断面的に示しているが、各部材については、紙面の手前側と奥側の異なった位置に配され得るため、ハッチングが付されているからと言って、必ずしも断面を示したものではない。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
大同特殊鋼株式会社
熱処理方法
1か月前
芝浦メカトロニクス株式会社
成膜装置
1か月前
日鉄防食株式会社
防食施工方法
3日前
神東塗料株式会社
鋼構造物の防食方法
1か月前
大阪瓦斯株式会社
成膜装置
1か月前
株式会社JCU
無電解めっき方法
2か月前
株式会社アルバック
成膜方法
10日前
株式会社神戸製鋼所
被膜および軸受
4日前
株式会社アルバック
真空蒸着方法
2か月前
東京エレクトロン株式会社
基板処理方法
2か月前
信越化学工業株式会社
ガス発生装置
25日前
株式会社鈴木商店
皮膜および皮膜形成方法
1か月前
日本製鉄株式会社
表面処理鋼板
1か月前
日揚科技股分有限公司
防着オブジェクト
1か月前
学校法人関東学院
無電解ニッケルめっき浴の再生方法
2か月前
サンデン株式会社
摺動部材
2か月前
マシン・テクノロジー株式会社
蒸着フィルム製造装置
2か月前
キヤノントッキ株式会社
成膜装置
1か月前
東京エレクトロン株式会社
成膜装置及び成膜方法
1か月前
松田産業株式会社
貴金属蒸着材料
2か月前
大陽日酸株式会社
半導体材料ガス生成装置
2か月前
JFEスチール株式会社
耐遅れ破壊性に優れた高強度鋼板
1か月前
大同特殊鋼株式会社
ターゲットおよび黒化膜
2か月前
株式会社カネカ
基板トレイ及び膜付き基板製造方法
2か月前
信越化学工業株式会社
炭化金属被覆炭素材料
1か月前
株式会社高純度化学研究所
金属薄膜の原子層堆積方法
1か月前
キヤノントッキ株式会社
成膜装置
1か月前
JFEスチール株式会社
絶縁被膜付き電磁鋼板
1か月前
大阪瓦斯株式会社
原料粉、成膜方法及び成膜体
1か月前
出光興産株式会社
水溶性防錆剤組成物
1か月前
三菱重工業株式会社
風車翼の前縁保護層施工方法
1か月前
テス カンパニー、リミテッド
非晶質炭素膜及びその蒸着方法
1か月前
株式会社フジミインコーポレーテッド
溶射用粉末
1か月前
株式会社カネカ
放熱シートおよび放熱シートの製造方法
1か月前
東京エレクトロン株式会社
成膜方法及び成膜装置
1か月前
東京エレクトロン株式会社
成膜装置
1か月前
続きを見る
他の特許を見る