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公開番号2024158023
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023072810
出願日2023-04-26
発明の名称草刈機用安全カバーおよび草刈機
出願人個人
代理人個人,個人
主分類A01D 34/90 20060101AFI20241031BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】小石など危険な飛散物を発生しにくく、また、周囲の人や建造物などとの接触が防止でき、しかも効果的に草刈りができる草刈機用安全カバーを提供する。
【解決手段】
草刈機用安全カバーは、草刈機に取り付ける取付部材と、草刈機の回転刃の先端部を覆う回転刃カバー部と、回転刃カバー部に隣接し回転刃の外周よりも外に突出する草ガイド部とを有し、回転刃カバー部と草ガイド部は所定の間隔で設けられた上側板材と下側板材を有し、上側板材と下側板材の先端側は外に凸な曲線による先端縁部を有し、後部側は内に凸な曲線による縁部を有し、先端縁部に沿って上側板材と下側板材を繋ぐ先端保護部材が設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
草刈機に取り付ける取付部材と、
草刈機の回転刃の先端部を覆う回転刃カバー部と、
回転刃カバー部に隣接し回転刃の外周よりも外に突出する草ガイド部とを有し、
回転刃カバー部と草ガイド部は所定の間隔で平行に設けられた上側板材と下側板材を有し、
上側板材と下側板材の先端側は外に凸な曲線による先端縁辺を有し、
後部側は内に凸な曲線による縁辺を有し、
先端縁辺に沿って上側板材と下側板材を繋ぐ先端保護部材が設けられている草刈機用安全カバー。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
取付部材は草刈機のメインパイプに接するメインパイプ接続部材と、メインパイプ接続部材をメインパイプに着脱自在に接続する固定部材を有し、
取付部材はメインパイプ接続部材側と回転刃カバー部側に分離しており、メインパイプ接続部材側と回転刃カバー部側はねじにより着脱自在に接続されており、
上側板材と下側板材の先端縁辺は草刈機の後端から回転刃の先端までの距離と概ね同じ長さの半径の円弧を有し、
上側板材と下側板材の後端縁辺は回転刃の半径と概ね同じ半径の円弧を2つ有し、
後端縁辺と回転刃の外周の間に外向きに広くなる草導入空間が形成される請求項1に記載の草刈機用安全カバー。
【請求項3】
メインパイプと、メインパイプの先端部に設けられた回転刃と、メインパイプの後端部に設けられ回転刃を駆動する駆動源と、メインパイプに取り付けられる草刈機用安全カバーを有し、
草刈機用安全カバーは メインパイプに取り付けられる取付部材と、回転刃の先端部を覆う回転刃カバー部と、回転刃カバー部に隣接し回転刃の外周よりも外に突出する草ガイド部とを有し、
回転刃カバー部と草ガイド部は所定の間隔で平行に設けられた上側板材と下側板材を有し、
上側板材と下側板材は外に凸であり草刈機の後端から回転刃の先端までの距離と概ね同じ長さの半径の円弧である先端縁辺と、内に凸であり回転刃の半径と概ね同じ半径の2つの円弧を有する後端縁辺を有し、
後端縁辺と回転刃の外周の間に外向きに広くなる草導入空間が形成される草刈機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、草刈機の回転刃の先端部を覆う草刈機用安全カバーに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
回転刃を有する草刈機は、作業中に小石などに接触しやすく、回転刃によって弾かれた飛散物が作業者や周囲の人に当たると危険である。また、回転刃が人に接触して怪我させたり、壁や樹木に接触して傷つける事故も多く発生している。
【0003】
引用文献1や引用文献2には、回転刃の後方に飛散防止用のカバーを設けて、飛散物が使用者に向けて飛散しないようにすることが記載されている。また、引用文献3には、刈刃ユニットを全て覆うような草刈機用後付け保護カバーユニットが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-43107号公報
特開2023-16652号公報
登録実用新案公報3241211号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1や引用文献2に記載の飛散防止カバーであれば、飛散物が使用者に向けて飛散するのを防止できる。しかし、これらは飛散物の発生を防ぐものではなく、飛散物を受け止めるものである。草の切断片などであればさほど危険はないが、小石などが跳ねると使用者以外の人に当たっても危険であり、また、小石に接触すると線状カッターや回転刃を損傷する。また、線状カッターの前方は完全に開放状態であり、作業中に周囲の人や建造物などに接触する可能性がある。
【0006】
引用文献3に記載の保護カバーユニットであれば上面および側面が全て覆われているので、飛散物の拡散はより効果的に防止できると思われる。しかし、やはり、刈刃と小石や砂利との接触を防止できない。カバーによって下が見えないため、むしろ小石に気付かずに刈刃を当ててしまう恐れがある。また、周囲を全て覆うと刈刃が草に接触しにくくなり、草刈り作業ができなくなる。
【0007】
この発明は、小石など危険な飛散物を発生しにくく、また、周囲の人や建造物などとの接触が防止でき、しかも効果的に草刈りができる草刈機用安全カバーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述の課題を解決するため、この発明の草刈機用安全カバーは、草刈機に取り付ける取付部材と、
草刈機の回転刃の先端部を覆う回転刃カバー部と、
回転刃カバー部に隣接し回転刃の外周よりも外に突出する草ガイド部とを有し、
回転刃カバー部と草ガイド部は所定の間隔で平行に設けられた上側板材と下側板材を有し、
上側板材と下側板材の先端側は外に凸な曲線による先端縁辺を有し、
後部側は内に凸な曲線による縁辺を有し、
先端縁辺に沿って上側板材と下側板材を繋ぐ先端保護部材が設けられているを有する。
【0009】
また、取付部材は草刈機のメインパイプに接するメインパイプ接続部材と、メインパイプ接続部材をメインパイプに着脱自在に接続する固定部材を有し、
取付部材はメインパイプ接続部材側と回転刃カバー部側に分離しており、メインパイプ接続部材側と回転刃カバー部側はねじにより着脱自在に接続されており、
上側板材と下側板材の先端縁辺は草刈機の後端から回転刃の先端までの距離と概ね同じ長さの半径の円弧を有し、
上側板材と下側板材の後端縁辺は回転刃の半径と概ね同じ半径の円弧を2つ有し、
後端縁辺と回転刃の外周の間に外向きに広くなる草導入空間が形成することができる。
【0010】
この発明の草刈機は、メインパイプと、メインパイプの先端部に設けられた回転刃と、メインパイプの後端部に設けられ回転刃を駆動する駆動源と、メインパイプに取り付けられる草刈機用安全カバーを有し、
草刈機用安全カバーは メインパイプに取り付けられる取付部材と、回転刃の先端部を覆う回転刃カバー部と、回転刃カバー部に隣接し回転刃の外周よりも外に突出する草ガイド部とを有し、
回転刃カバー部と草ガイド部は所定の間隔で平行に設けられた上側板材と下側板材を有し、
上側板材と下側板材は外に凸であり草刈機の後端から回転刃の先端までの距離と概ね同じ長さの半径の円弧である先端縁辺と、内に凸であり回転刃の半径と概ね同じ半径の2つの円弧を有する後端縁辺有し、
後端縁辺と回転刃の外周の間に外向きに広くなる草導入空間が形成される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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