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公開番号
2024156870
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-06
出願番号
2024127730,2023000317
出願日
2024-08-02,2016-08-19
発明の名称
有機発光素子
出願人
三星ディスプレイ株式會社
,
Samsung Display Co.,Ltd.
代理人
弁理士法人PORT
主分類
H10K
50/15 20230101AFI20241029BHJP()
要約
【課題】有機発光素子を提供する。
【解決手段】第1電極と、第1電極に対向した第2電極と、第1電極110と第2電極190との間に介在され、第1化合物を含む第1層130と、第2化合物を含む第2層150と、第3化合物を含む第3層170と、を含み、第1乃至第3化合物は、互いに独立して、下記化学式A~Cで表される基からなる群より選択された少なくとも1つの基を含み、第1化合物は、*=N-*’を有する窒素含有ヘテロ環基を含まない有機発光素子:
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化学式A~C中、環A
1
、環A
11
、環A
12
、R
1
、R
2
、R
11
、R
12
、*および*’は、隣接する原子との結合サイトである。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1電極と、
前記第1電極に対向した第2電極と、
前記第1電極と前記第2電極との間に介在され、第1化合物を含む第1層と、
前記第1層と前記第2電極との間に介在され、第2化合物を含む第2層と、
前記第2層と前記第2電極との間に介在され、第3化合物を含む第3層と、を含み、
前記第1化合物は、*=N-*’を有する窒素含有ヘテロ環基を環形成部分構造として含まず、
前記第1化合物は、化学式1-1によって表される化合物から選択され、前記第2化合物は、化学式1-2、1-3、化学式2H-1、2D-1、化学式3-1および3-2によって表される化合物から選択され、前記第3化合物は、化学式2H-1、2D-1、2D-2によって表される化合物から選択され、
JPEG
2024156870000043.jpg
198
144
JPEG
2024156870000044.jpg
92
144
前記化学式1-1、1-2、1-3、2H-1、2D-1、2D-2、3-1及び3-2中、
X
1
はC(R
41
)またはNであり、
X
2
はC(R
42
)またはNであり、
X
3
はC(R
43
)またはNであり、
L
21
~L
24
、L
31
~L
34
、およびL
41
~L
43
は、それぞれ独立して、置換もしくは非置換のC
3
-C
10
シクロアルキレン基、置換もしくは非置換のC
1
-C
10
ヘテロシクロアルキレン基、置換もしくは非置換のC
3
-C
10
シクロアルケニレン基、置換もしくは非置換のC
1
-C
10
ヘテロシクロアルケニレン基、置換もしくは無置換のC
6
-C
60
アリーレン基、置換もしくは無置換のC
1
-C
60
ヘテロアリーレン基、置換もしくは無置換の2価の非芳香族縮合多環基、および置換もしくは無置換の2価の非芳香族縮合ヘテロ多環基から選択され、
L
25
は、置換もしくは非置換のC
3
-C
10
シクロアルキレン基、置換もしくは非置換のC
1
-C
10
ヘテロシクロアルキレン基、置換もしくは非置換のC
3
-C
10
シクロアルケニレン基、置換もしくは非置換のC
1
-C
10
ヘテロシクロアルケニレン基、置換もしくは非置換のC
6
-C
60
非縮合アリーレン基、および置換もしくは非置換のC
1
続きを表示(約 3,900 文字)
【請求項2】
前記第1化合物~第3化合物のうち少なくとも2つの最低三重項エネルギーは、2.4eV以上である、請求項1に記載の有機発光素子。
【請求項3】
前記第1化合物、前記第2化合物および第3化合物は、非線対称構造を有する、請求項1または2に記載の有機発光素子。
【請求項4】
環A
1
、環A
11
および環A
12
は、互いに独立して、ベンゼン、ナフタレン、フルオレン、ベンゾフルオレン、ピリジン、ピリミジン、カルバゾール、ベンゾカルバゾールおよびジベンゾチオフェンからなる群より選択される、請求項1~3のいずれか1項に記載の有機発光素子。
【請求項5】
前記化学式A~C中、R
1
、R
2
、R
11
およびR
12
は、互いに独立して、
水素原子、重水素原子、-F、-Cl、-Br、-I、ヒドロキシル基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、アミジノ基、ヒドラジン基、ヒドラゾン基、カルボン酸基またはその塩、スルホン酸基またはその塩、リン酸基またはその塩、置換もしくは非置換のC
1
-C
20
アルキル基、および置換もしくは非置換のC
1
-C
20
アルコキシ基;
重水素原子、-F、-Cl、-Br、-I、ヒドロキシル基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、アミジノ基、ヒドラジン基、ヒドラゾン基、カルボン酸基またはその塩、スルホン酸基またはその塩、リン酸基またはその塩、から選択された少なくとも一つで置換されたC
1
-C
20
アルキル基、およびC
1
-C
20
アルコキシ基;
フェニル基、ビフェニリル基、ターフェニリル基、フルオレニル基、ナフチル基、ピリジニル基、ピリミジニル基、トリアジニル基、キノリニル基、イソキノリニル基、キナゾリニル基およびキノキサリニル基;
重水素原子、-F、-Cl、-Br、-I、ヒドロキシル基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、アミジノ基、ヒドラジン基、ヒドラゾン基、カルボン酸基またはその塩、スルホン酸基またはその塩、リン酸基またはその塩、C
1
-C
10
アルキル基、C
1
-C
10
アルコキシ基およびC
6
-C
16
アリール基から選択された少なくとも一つでそれぞれ置換されたフェニル基、ビフェニリル基、ターフェニリル基、フルオレニル基、ナフチル基、ピリジニル基、ピリミジニル基、トリアジニル基、キノリニル基、イソキノリニル基、キナゾリニル基およびキノキサリニル基;ならびに
-N(Q
1
)(Q
2
)、-Si(Q
3
)(Q
4
)(Q
5
)およびB(Q
6
)(Q
7
);
からなる群より選択され、
前記Q
1
~Q
7
は、互いに独立して、C
1
-C
10
アルキル基、C
1
-C
10
アルコキシ基、フェニル基、ビフェニリル基、ターフェニリル基、フルオレニル基およびナフチル基からなる群より選択される、請求項1~4のいずれか1項に記載の有機発光素子。
【請求項6】
前記第1化合物、前記第2化合物および前記第3化合物は、互いに独立して、下記化学式A(1)、A(2)、B(1)~B(4)、および化学式C(1)~C(16)のいずれかで表される基を少なくとも1つ含む、請求項1~5のいずれか1項に記載の有機発光素子。
JPEG
2024156870000046.jpg
159
157
JPEG
2024156870000047.jpg
175
158
(前記化学式A(1)、A(2)、B(1)~B(4)および化学式C(1)~C(16)中、
R
1a
~R
1d
は、前記R
1
と同様であり、
R
2a
およびR
2b
は、前記R
2
と同様であり、
R
11a
~R
11h
は、前記R
11
と同様であり、
R
12a
~R
12d
は、前記R
12
と同様であり、
*は、隣接する原子との結合サイトである。)
【請求項7】
前記第2化合物は、前記化学式2H-1および2D-1のいずれかで表される化合物である、請求項1に記載の有機発光素子。
【請求項8】
前記第1化合物は、下記化学式1-1(1)~1-1(4)のいずれかで表される化合物であり、
前記第2化合物は、下記化学式1-2(1)、1-3(1)、下記化学式2H-1(1)~2H-1(4)、2D-1(1)~2D-1(4)、下記化学式3-1(1)、3-1(2)、3-2(1)のいずれかで表される化合物であり、
前記第3化合物は、下記化学式2H-1(1)~2H-1(4)、2D-1(1)~2D-1(4)、2D-2(1)および2D―2(2)のいずれかで表される化合物である、請求項1~6のいずれか1項に記載の有機発光素子。
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2024156870000048.jpg
205
152
JPEG
2024156870000049.jpg
98
152
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2024156870000050.jpg
171
152
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2024156870000051.jpg
230
153
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2024156870000052.jpg
192
152
JPEG
2024156870000053.jpg
61
152
(前記化学式1-1(1)~1-1(4)、1-2(1)、1-3(1)、2H-1(1)~2H-1(4)、2D-1(1)~2D-1(4)、2D-2(1)、2D-2(2)、3-1(1)、3-1(2)および3-2(1)において、
Z
1
~Z
5
は、互いに独立して、
重水素原子、-F、-Cl、-Br、-I、ヒドロキシル基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、アミジノ基、ヒドラジン基、ヒドラゾン基、カルボン酸基またはその塩、スルホン酸基またはその塩、リン酸基またはその塩、C
1
-C
60
アルキル基、C
2
-C
60
アルケニル基、C
2
-C
60
アルキニル基、およびC
1
-C
60
アルコキシ基;
重水素、-F、-Cl、-Br、-I、ヒドロキシル基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、アミジノ基、ヒドラジン基、ヒドラゾン基、カルボン酸基またはその塩、スルホン酸基またはその塩、リン酸基またはその塩、C
3
-C
10
シクロアルキル基、C
1
-C
10
ヘテロシクロアルキル基、C
3
-C
10
シクロアルケニル基、C
1
-C
10
ヘテロシクロアルケニル基、C
6
-C
60
アリール基、C
6
-C
60
アリールオキシ基、C
6
-C
60
アリールチオ基、C
1
-C
60
ヘテロアリール基、一価の非芳香族縮合多環基、一価の非芳香族ヘテロ縮合多環基および-Si(Q
13
)(Q
14
)(Q
15
)から選択された少なくとも一つで置換されたC
1
-C
60
アルキル基、C
2
-C
60
アルケニル基、C
2
-C
60
アルキニル基、およびC
1
-C
60
アルコキシ基;
【請求項9】
前記第2化合物は、前記化学式2D-1で表される化合物である、請求項1に記載の有機発光素子。
【請求項10】
前記第2層は発光層であり、前記第2層は、ホストをさらに含み、
前記第1層および第3層は、それぞれ前記第2層に直接接触する、請求項9に記載の有機発光素子。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、有機発光素子に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
有機発光素子(organic light emitting device)は、自発光型素子であり、従来の素子に比べ、視野角が広く、コントラストに優れるだけではなく、応答時間が短く、輝度、駆動電圧および応答速度の特性に優れる。
【0003】
特許文献1で開示されている有機発光素子は、基板上部に第1電極が配置されており、前記第1電極上部に、正孔輸送領域(hole transport region)、発光層、電子輸送領域(electron transport region)および第2電極が順次に形成されている構造を有することができる。前記第1電極から注入された正孔は、正孔輸送領域を経由して発光層に移動し、第2電極から注入された電子は、電子輸送領域を経由して発光層に移動する。前記正孔および電子のようなキャリアは、発光層領域で再結合し、励起子(exciton)を生成する。この励起子が励起状態から基底状態に変わりながら光が生成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
大韓民国特許出願公開第2014-0095491号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1で開示されている有機発光素子は、効率および寿命の面で不十分であった。
【0006】
したがって、本発明の目的は、高効率および長寿命を有する有機発光素子を提供することにある。また、本発明の他の目的は、低駆動電圧である有機発光素子を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、前記課題を達成するために鋭意検討した結果、以下の構成を有する有機発光素子により達成できることを見出し、本発明を完成させた。
【0008】
第1電極と、
前記第1電極に対向した第2電極と、
前記第1電極と前記第2電極との間に介在され、第1化合物を含む第1層と、
前記第1層と前記第2電極との間に介在され、第2化合物を含む第2層と、
前記第2層と前記第2電極との間に介在され、第3化合物を含む第3層と、を含み、
前記第1化合物、前記第2化合物および前記第3化合物は、互いに独立して、下記化学式A~Cのいずれかで表される基を少なくとも一つ含み、
前記第1化合物は、*=N-*’を有する窒素含有ヘテロ環基を含まない、有機発光素子:
【0009】
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2024156870000002.jpg
33
145
【0010】
前記化学式A~C中、
環A
1
、環A
11
および環A
12
は、互いに独立して、C
5
-C
30
炭素環又はC
2
-C
30
ヘテロ環であり、
R
1
、R
2
、R
11
およびR
12
は、互いに独立して、
水素原子、重水素原子、-F、-Cl、-Br、-I、ヒドロキシル基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、アミジノ基、ヒドラジン基、ヒドラゾン基、カルボン酸基またはその塩、スルホン酸基またはその塩、リン酸基またはその塩、置換もしくは非置換のC
1
-C
60
アルキル基、置換もしくは非置換のC
2
-C
60
アルケニル基、置換もしくは非置換のC
2
-C
60
アルキニル基、および置換もしくは非置換のC
1
-C
60
アルコキシ基;
置換もしくは非置換のC
3
-C
10
シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC
1
-C
10
ヘテロシクロアルキル基、置換もしくは非置換のC
3
-C
10
シクロアルケニル基、置換もしくは非置換のC
1
-C
10
ヘテロシクロアルケニル基、置換もしくは非置換のC
6
-C
60
アリール基、置換もしくは非置換のC
6
-C
60
アリールオキシ基、置換もしくは非置換のC
6
-C
60
アリールチオ基、置換もしくは非置換のC
1
-C
60
ヘテロアリール基、置換もしくは非置換の一価の非芳香族縮合多環基および置換もしくは非置換の一価の非芳香族ヘテロ縮合多環基;ならびに
-N(Q
1
)(Q
2
)、-Si(Q
3
)(Q
4
)(Q
5
)および-B(Q
6
)(Q
7
);からなる群より選択され、
前記Q
1
~Q
7
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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