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公開番号2024155384
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023070053
出願日2023-04-21
発明の名称レンズ組立品、及びアイウェア
出願人有限会社金栄堂
代理人藤央弁理士法人
主分類G02C 9/00 20060101AFI20241024BHJP(光学)
要約【課題】様々なフレームに装着でき、外れにくいレンズ組立品を提供する。
【解決手段】内面に雌ネジが形成された非貫通穴が設けられる第1レンズと、ネジが貫通可能な貫通穴が設けられる第2レンズとを備えるレンズ組立品であって、前記第2レンズの前記貫通穴に挿入される前記ネジが前記非貫通穴と螺合することによって、前記第1レンズが外側に、前記第2レンズが内側に固定される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内面に雌ネジが形成された非貫通穴が設けられる第1レンズと、
ネジが貫通可能な貫通穴が設けられる第2レンズとを備えるレンズ組立品であって、
前記第2レンズの前記貫通穴に挿入される前記ネジが前記非貫通穴と螺合することによって、前記第1レンズが外側に、前記第2レンズが内側に固定されることを特徴とするレンズ組立品。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記第2レンズの前記貫通穴には雌ネジが形成されることを特徴とする請求項1に記載のレンズ組立品。
【請求項3】
前記第1レンズの前記貫通穴には、内側面に雌ネジが形成されたインサートが取り付けられ、
前記インサートの内側面の雌ネジが前記ネジと螺合することを特徴とする請求項1に記載のレンズ組立品。
【請求項4】
前記インサートは、側壁の一部が欠落したC形の横断面であることを特徴とする請求項3に記載のレンズ組立品。
【請求項5】
前記インサートは、前記第1レンズの内側表面から前記第2レンズ側に突出することを特徴とする請求項3に記載のレンズ組立品。
【請求項6】
前記第1レンズと前記第2レンズの間にスペーサが設けられることを特徴とする請求項1に記載のレンズ組立品。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか一つに記載のレンズ組立品を有するアイウェアであって、
前記第1レンズはサングラスレンズで、前記第2レンズは度付きレンズで構成されることを特徴とするアイウェア。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、副レンズを着脱可能なレンズ組立品、及び、サングラスなどのアイウェアに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
フレームに取り付けられた主レンズに副レンズを着脱可能に取り付け可能な前掛け式のメガネがある。例えば、特許文献1(特開2005-134555号公報)には、主レンズを保持する主メガネフレームと、主メガネフレームの前面側に着脱自在に設けられる副レンズとを備えたメガネであって、主メガネフレームのレンズ固定用のネジ締結体に吸着体を用い、吸着体に対応する各副レンズの部分に被吸着体を設け、吸着体と被吸着体とにより着脱機構を構成する。吸着体は、磁性体又は非磁性体からなるネジとネジに着脱自在な磁石とから構成される。被吸着体は磁性体からなる円板から構成される。吸着体のネジと被吸着体の円板とを吸着、離間させることにより、主メガネフレームと副レンズとが着脱されるメガネが記載されている。
【0003】
前述した主レンズをサングラスレンズに、副レンズを度付きレンズにすると、磁石で副レンズを着脱可能な度付きサングラスを提供できる。また、度付きのサングラスを提供する方法として、度付きサングラスレンズを用いる方法や、サングラスレンズと度付きレンズを一体に構成する方法や、インナークリップで度付きの副レンズを内側に取り付ける方法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-134555号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述した磁石で取り付けられる副レンズは、衝撃によって外れやすい。また、主レンズと副レンズの間隔は磁石の大きさで定まり狭いことから、主レンズと副レンズの曲面を合わせる必要があり、副レンズの度数に制約がある。
【0006】
また、度付きサングラスレンズを用いる場合、レンズの周縁部を薄く加工してフレームに取り付けるので、周縁部を加工した段が外側から見えて美観を損ねる。加えて形状や度数等によって度付きサングラスレンズを度無しサングラスレンズと同じ形状にできない場合がある。また、周縁部までレンズがないため装着者の視野が狭くなる。また、周縁部の段の加工の難度が高い。さらに、段加工が可能なレンズの種類が限定され、ユーザが望む色やデザインのサングラスを提供できない。また、対応できるPDの範囲が狭く、ユーザのPD値によっては、度付きサングラスレンズの作成自体が不可能な場合がある。
【0007】
また、主レンズと副レンズを融着によって一体に構成する場合、主レンズと副レンズの曲面を合わせる必要があり、副レンズの度数に制約がある。また、対応できるPDの範囲が狭く、レンズの大きさを最大限活用しても、左右の側部まで副レンズを配置できないことがある。
【0008】
また、インナークリップで度付きの副レンズを取り付ける場合、専用のレンズアセンブリが必要となり、使用可能なレンズやフレームが限定される。また、主レンズと副レンズの曲面を合わせる必要があり、副レンズの度数に制約がある。
【0009】
そこで、本発明は、様々なフレームに装着でき、外れにくいレンズ組立品の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本願において開示される発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、内面に雌ネジが形成された非貫通穴が設けられる第1レンズと、ネジが貫通可能な貫通穴が設けられる第2レンズとを備えるレンズ組立品であって、前記第2レンズの前記貫通穴に挿入される前記ネジが前記非貫通穴と螺合することによって、前記第1レンズが外側に、前記第2レンズが内側に固定されることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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