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公開番号
2024164805
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-27
出願番号
2024039415
出願日
2024-03-13
発明の名称
液晶配向剤、液晶配向膜及び液晶素子
出願人
JSR株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02F
1/1337 20060101AFI20241120BHJP(光学)
要約
【課題】良好なプレチルト角特性及び電圧保持特性を示しながら、高温高湿耐性に優れ、かつ基板に対する密着性に優れた液晶配向膜を形成できる液晶配向剤を提供すること。
【解決手段】光配向性構造を含む側鎖と、光開始剤構造を含む側鎖とを有するか、又は光配向性構造と光開始剤構造とを含む側鎖を有する重合体(P)と、重合体(P)とは異なる重合体(Q)と、を含有する液晶配向剤とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
光配向性構造を含む側鎖と、光開始剤構造を含む側鎖とを有するか、又は光配向性構造と光開始剤構造とを含む側鎖を有する重合体(P)と、
前記重合体(P)とは異なる重合体(Q)と、
を含有する、液晶配向剤。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記重合体(P)は、光配向性構造を含む側鎖を有する構造単位と、光開始剤構造を含む側鎖を有する構造単位とを含む、請求項1に記載の液晶配向剤。
【請求項3】
前記重合体(Q)は、光開始剤構造を有しない重合体である、請求項1に記載の液晶配向剤。
【請求項4】
前記重合体(P)は、付加重合体、ポリアミック酸、ポリアミック酸エステル、ポリイミド及びポリオルガノシロキサンよりなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1に記載の液晶配向剤。
【請求項5】
前記重合体(Q)は、ポリアミック酸、ポリアミック酸エステル、ポリイミド、ポリアミド、付加重合体及びポリオルガノシロキサンよりなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1に記載の液晶配向剤。
【請求項6】
前記重合体(P)は、付加重合体であり、
前記重合体(Q)は、ポリアミック酸、ポリアミック酸エステル、ポリイミド、ポリアミド、付加重合体及びポリオルガノシロキサンよりなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1に記載の液晶配向剤。
【請求項7】
前記重合体(P)及び前記重合体(Q)の主鎖が異なる、請求項1に記載の液晶配向剤。
【請求項8】
架橋剤を更に含有する、請求項1に記載の液晶配向剤。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか一項に記載の液晶配向剤を用いて形成された液晶配向膜。
【請求項10】
請求項9に記載の液晶配向膜を備える液晶素子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液晶配向剤、液晶配向膜及び液晶素子に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
液晶配向剤によって形成された高分子膜に液晶配向能を付与する方法としては、ラビング法や光配向法が知られている。光配向法は、基板上に形成した感放射線性の有機薄膜に対し、偏光又は非偏光の放射線を照射することによって膜に異方性を与え、これにより液晶の配向を制御する方法である。この方法によれば、従来のラビング法に比べて、工程内での埃や静電気の発生を抑制することができ、表示不良の発生や歩留まりの低下を抑制することが可能である。また、基板上に形成された有機薄膜に対して、液晶配向能を均一に付与できるといったメリットもある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
スマートフォンやタブレットPC等に代表されるモバイル用途の表示装置では、タッチパネルの稼働面積をより広く、かつ表示装置の小型化を両立させるために狭額縁化を図ることが行われている。狭額縁化を図る方法の1つとしては、基板面全体に液晶配向膜を形成した後、シール材形成用材料を液晶配向膜上に塗布して基板同士を貼り合わせる方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2018/074546号
特開2013-109154号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
液晶素子は、多用途化に伴い従来よりも過酷な環境下で使用されることが想定される。そこで液晶配向膜としては、過酷な条件で使用される場合にも性能を高度に維持できることが求められる。具体的には、放射線照射によって所望のプレチルト角を付与可能であり(すなわち、プレチルト角特性が良好であり)、かつ液晶素子の電圧保持率を高く維持することが可能でありながら、高温高湿環境下での使用にも耐え得る信頼性を備えていることが求められる。
【0006】
液晶素子の狭額縁化を図ること等を目的として液晶配向膜上にシール材形成用材料を配置した場合、シール材部分において液晶配向膜の基板からの剥がれが生じやすい傾向がある。特に近年では、更なる狭額縁化を図るべくシール材の幅(以下、「シール幅」ともいう)を狭くすることが検討されている。幅狭のシール材を液晶配向膜上に配置して基板同士を貼り合わせた場合にも、液晶配向膜の基板からの剥がれが生じにくいことが求められる。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、良好なプレチルト角特性及び電圧保持特性を示しながら、高温高湿耐性に優れ、かつ基板に対する密着性に優れた液晶配向膜を形成できる液晶配向剤を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によれば、以下の液晶配向剤、液晶配向膜及び液晶素子が提供される。
[1] 光配向性構造を含む側鎖と、光開始剤構造を含む側鎖とを有するか、又は光配向性構造と光開始剤構造とを含む側鎖を有する重合体(P)と、前記重合体(P)とは異なる重合体(Q)と、を含有する、液晶配向剤。
[2] 上記[1]の液晶配向剤を用いて形成された液晶配向膜。
[3] 上記[2]の液晶配向膜を備える液晶素子。
【発明の効果】
【0009】
本発明の液晶配向剤によれば、上記の重合体(P)及び重合体(Q)を含有することにより、良好なプレチルト角特性及び電圧保持特性を示しながら、高温高湿耐性に優れ、かつ基板に対する密着性に優れた液晶配向膜を形成することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
≪液晶配向剤≫
本開示の液晶配向剤は、光配向性構造を含む側鎖と、光開始剤構造を含む側鎖とを有するか、又は光配向性構造と光開始剤構造とを含む側鎖を有する重合体(P)と、重合体(P)とは異なる重合体(Q)と、を含有する。以下に、液晶配向剤に含まれる各成分、及び必要に応じて任意に配合される成分(以下、「その他の成分」ともいう)について説明する。なお、各成分については特に言及しない限り、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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